走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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悪魔のシフトノブ

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走行時間も終わりに近づいた頃、結構うまくS字を抜けることができた私は、このラップで自己ベストが出せるのでは・・・と期待していました。幸い前後に影響されそうなクルマはいません。

V字コーナー手前で外側のラインに寄り、ステアリングを切らずにブレーキング。2速まで落として一気にコーナーに進入し、V字コーナーを立ち上がり、加速して3速にシフトアップしようとしたとき、どういう訳かシフトカバーがノブからはずれてしまったのです。手はシフトカバーを握っているのですが、シフトノブには付いていません。えっ?と思ったのは一瞬で、ギアは2速のままレブリミットまで回ってリミッターが効いた状態です。

今から思えば、そのとき手に持ったシフトカバーなんて捨てて、すぐにシフトノブを握り直し、3速にシフトアップすべきだったんでしょうが、気が動転した私は、シフトアップをしながらシフトカバーをノブに付け直すという荒業に打って出ていました。何とか3速に入ったと思った矢先、目の前にはダウンヒルストレート手前のヘアピンカーブが迫ってきました。ここで本来ならばフルブレーキでグラベルに突っ込むべきでした。あきらかにオーバースピードです。どうせこの状況ではヘアピンを抜けることなどできないハズだったのです。

しかしはずれてしまったシフトカバーをシフトノブにはめ直すことに成功した私の手は、オーバースピードという状況のみに反応し、アタマとは裏腹に勝手にシフトダウンをしてしまったのです。

タコメーターの針は一気にレッドゾーンに突っ込みました。そしてブレーキングとの相乗効果で何とかヘアピンを抜けたクルマは無音状態に・・・。タコメーターを見ると針は左下で止まったままです。私は何が起こったのか分かりませんでしたが、まったく回っていないエンジン以外は警告灯も何も点灯しないクルマは見る見る速度が落ちて行きます。そのとき遅まきながら状況が分かってきました。そうです。オーバーレヴによるエンジンブローというヤツです。

そこからは妙に冷静になった私は、テレビで見たF-1が停まる状況を思い出していました。最後の惰性で左のコース脇にクルマを停め、イグニッションをOFFにし電気系統をすべて切り、クルマから降りました。幸い左ハンドルですからコース内に降りる必要はありません。ヘルメットは被ったまま、ガードレールの外に出て走行時間が終わるのを待っている間、手前のコントロールボックスで振られる黄旗が何故か鮮明に記憶に焼きついていました。自分のせいで振られる黄旗をクルマから降りて見ている自分が不思議な感覚で、目の前をナニゴトもなく走り抜けていく他のクルマを見ていると、寂しくて仕方がありませんでした。

走行会が終わり、コースマーシャルのレッカーがやって来ました。

係員 「どーしました?」
私 「オーバーレヴさせちゃいました」
係員 「オイルとか漏れてないですか?」
私 「大丈夫です」
係員 「パドックまで引っ張りますね」

さすがコースマーシャルの手際は見事です。普段、車高の低いクルマばっかり扱っているのでしょう。フロントのスポイラーを傷つけないようにうまく牽引ロープを調整してパドックまでの「ドナドナ」が始まりました。ロープをセットしながら係員が慰めて?くれました。

係員 「いやぁ~。走行会のドライバーさんにしては停まりなれてますね。コース上での停止手順はバッチリですよ」

私 「初めてですっ(怒)」


と答えたもののとてもフクザツな心境でした。
さて、パドックまで牽引してもらったまでは良かったのですが、意を決してボンネットを開けてみると・・・。

(またまた続く…)

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