走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFAROMEO Sport Collection 16

アルファ・ロメオは熱烈なファンが多いことで有名です。そして誰かが言っていましたが、
ファンとは
「保守的で、変革を嫌い、伝統を愛する」人たち

なのだそうです。
1910年来の歴史を持つアルファ・ロメオはその熱烈なファンによって支えられて来たのですが、そのファンの中には、戦後の量産車メーカーに「成り下がった」アルファ・ロメオを認めない教条派と言われるグループがあります。次にはおそらく最大派閥であろう(笑)、独立資本としてのアルファ・ロメオしか認めない、すなわちアルファ75以前のアルファ・ロメオしか認めないグループが存在します。このグループはFR以外のアルファ・ロメオは認めないという過激分子も配下に置いているグループです。そしてさらに最近は、アルファ・ロメオ独自のエンジンしか認めないという、アルファ159以降のGM製エンジンを搭載したアルファ・ロメオを否定するグループが結成された…ようです。

本日ご紹介するのは、このいずれのグループの構成員も認める、戦前のアルファ・ロメオ8C2300 LeManです。

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以前のブログにも書いたのですが、当時のクルマはエンジン命!でした。従ってネーミングもそれにちなんだものが多く、この8C2300は8気筒エンジンで排気量2300ccという意味です。そしてLeManとは、言わずと知れた現代まで続く最も伝統あるレースであるル・マン24時間レースを指します。

戦前のアルファ・ロメオは高級車メーカーでした。アパレルメーカーに例えるとさしずめ、オートクチュールとプレタポルテの違いでしょうか。オーナーの希望に応じて製作されるこの世に一台のクルマから、量産車と言ってもレーシングカーそのままのエンジンやシャーシーに、異なったボディを被せた少量生産のクルマなどを販売していたのです。もちろん購入したオーナーがそのままレースに出場する例や、そのオーナーがレーシングチームを結成し、有名なレーシングドライバーを雇って乗せるといった例も数多く見受けられました。

この8C2300はアルファ・ロメオの歴史の中で重要な鍵を握る二人の人物に関係しています。まずは設計者であるビットリオ・ヤーノです。彼は1923年にフィアットからアルファ・ロメオに移籍するとすぐにGPカーの設計を開始します。そしてP2と呼ばれるGPカーを完成させ、あっという間に当時のGPレースを席捲してしまいます。その後に6C1500(もうこの記号の意味は分かりますよね)シリーズを設計し、スポーツカーレースに投入するのですが、そのクルマを駆って優勝したのが、その二人目である、かのエンツィオ・フェラーリだったのです。
そして1929年にはアルファ・ロメオのワークス・ドライバーであったエンツィオ・フェラーリがスクーデリア・フェラーリと呼ばれる自らのレーシング・チームを設立し、アルファ・ロメオの準ワークス・チームとしてレースに参戦します。
このスクーデリア・フェラーリの活躍はめざましく、ビットリオ・ヤーノは1931年に新しく8気筒エンジンを搭載した8C2300を開発し、このフェラーリに託すことになったのです。
このエンジンは排気量2336ccで155hpを発揮し、最高速は200km/hであったと言われていますので、現代の目で見ても充分な性能と言えます。そしてスクーデリア・フェラーリはこの8C2300で、タルガ・フローリオ、イタリアGPなどに優勝し、そしてル・マン24時間レースにも優勝するという快挙を成し遂げたのです。何故これが快挙かと言うとすなわち、タルガ・フローリオという公道レース、イタリアGPというサーキットレース、そしてル・マンという耐久レースの全てを制したということなのです。レーシングカーの棲み分けが明確でなかった時代ではありますが、現代では有り得ないオーバーオール・ウィンであると言えるでしょう。


付属するモデルは1931年のル・マン24時間レースの優勝車です。

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戦前のアルファ・ロメオのミニチュアモデルは掟?により収集していませんので比較対象がないため、出来についてはナンとも言えませんが、このモデルを見ていると…
やはり手を出してはいけないなとつくづく思いました。
ハマりそうで怖いです。

クリック↓お願いします!
b_01.gif


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