走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFAROMEO Sport Collection 12

現代におけるアルファ・ロメオのレース活動はこのDTMでの成功無しには語れないと思います。

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DTMは名前のとおりドイツ・ツーリングカー選手権というドイツの国内レースではありましたが、1日に2戦というスケジュールと、2レース目はリバースポジションと呼ばれる前レースのビリからグリッドを埋めるというスタート方法や、勝つたびにウェイトハンデが増すといった、
「いかに白熱した面白いレースをするか」
を重視したレギュレーションは、当時停滞気味のFIAの国際ツーリングカーレースの運営に影響を与えました。
そして最終的にはこの大人気のDTMレギュレーションを継承する形で、1995年よりDTMと並行する形でITC(国際ツーリングカー選手権)が開催されることになり、その翌年にはITCに統一され、アルファ・ロメオに加えてメルセデス・ベンツ、オペルといったDTM組がワークスとして参戦することになったのです。
しかし、そのFIAクラス1と呼ばれたカテゴリーは、DTM時代と同様で外観こそツーリングカーの形を保ってはいたものの、その中身は全くと言っていいほど別物で、そのDTM以来の開発コストは各エントラントを圧迫して行き、結果として1996年限りでアルファ・ロメオもオペルも撤退することになったため、ITCレースはその1996年11月に鈴鹿で開催されたレースを最後に中止されてしまいます。

FIAのこのツーリングカー選手権はその歴史の中でレギュレーションが二転三転してきました。それはレースとしての面白さと、参戦するメーカーが販売に結びつける広告宣伝としての魅力、そしてマシンの開発コストという様々な要素がその時代によって変わったことに起因します。
グループ7、スポーツプロトタイプ、シルエット・フォーミュラ、そしてグループCと様々なカテゴリーが出ては消えていったのはこのためです。

DTM時代からのこのカテゴリーは、市販車と同じ形をしたクルマがサイドバイサイドで白熱したレース展開をすることが最大の魅力で、だからこそ各メーカーはこぞって参戦したわけです。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、オペルといったドイツ車勢に敢然と立ち向かうアルファ・ロメオはそれだけで格好良く、そのF-1にも匹敵したという開発コストを投入しても余りあるメリットを生み出したと言えます。一方でレースとは参戦するチームが多いから盛り上がるワケで、リバースポジションにしようがウェイトを積もうが一人勝ちするチームが出てくれば他のチームがシラケるのも当然です。

そしてその一人勝ちしているアルファ・ロメオは4WD、ABS、TCRとハイテクデバイスのテンコ盛で、莫大な開発資金とアルファ・コルセという百戦錬磨のレーシングチームで参戦しているわけですから、他のチームも同様に資金を投入してマシン開発を行わなければ勝てるわけはなかったのです。こうなってくるとレースはスプリントでも財務的には耐久レース(苦笑)となってしまい、資金的な問題から脱落するチームが出てくるのも止むを得なかったと言えます。
そういった意味で、このカテゴリーを中止に追いやったのはアルファ・ロメオが勝ちすぎたせい…(笑)と言えなくもないと思うのですが、それは言い過ぎでしょうね。

付属するモデルはそのITCの最後を飾る1996年にナニーニがドライブしたモデルです。この姿を最後にアルファ155はサーキットから姿を消し、新たに発売されたアルファ156にその役割を譲ることになりました。
しかし個人的には、スマート過ぎるアルファ156のレーシングカーよりも、少し無骨なこのアルファ155のほうがサーキットでは格好いいと思っています。

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