走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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アルファ・ロメオのDNA

不思議なものでアルファ・ロメオに宿るイジワル魂はクルマだけでなく物流にも及んでいるようで、ついにマフラーが破れ、無理を言って溶接してもらった2日後にマフラーが入荷したとの連絡を受けました。やれやれ、あんなに苦労して溶接してもらったのに…(苦笑)

916マフラー

そして改めて、新しいマフラーに交換することになりました。
実際にマフラーをオーダーする際には、社外品のステンレスマフラーにとも思ったのは確かです。
恐らくそのほうがはるかに入荷も早く、しかも錆とも無縁でしょうから結果として今回の溶接は必要なかっただろうと思います。
しかし、アルファ・ロメオは決してマフラーのコストをケチってはおらず、純正のマフラーは好みの問題はともかくエンジンの出力特性を考えて最適化されており、しかもその「音」は絶妙の「音楽」となって楽しませてくれるのです。

昔読んだ雑誌の記事で、アルファ・ロメオの開発エンジニアに、

「アルファ・ロメオのエンジンサウンドは共通しているように思うが、開発時にマフラーをチューニングしているのか?」

と尋ねたものを読んだことがあるのですが、その答えは、

「そんなことは一切していない。マフラーは機能部品としてエンジン特性を最も最適化するための部品でしかない。」

という素っ気ないものでした。しかし、そのエンジニアはこうも付け加えていたのです。

「アルファ・ロメオのエクゾーストサウンドに共通性があるとすれば、それは私たち開発エンジニアの中にDNAのようにそれが受け継がれており、結果としてどんなモデルであってもアルファ・ロメオの音が出るのではないか。」

なかなかこんな台詞は言えるものではありません。

ですので、私もそのDNAに敬意を表して純正のマフラーを再び選ぶことにしたために、今回は主治医に迷惑をかけてしまいました。

916マフラー002

新旧のマフラーを並べて見ると、いかに痛んでいたかがよく分かります。仔細に観察してみると、

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恐らく次はここが破れるのでしょう(苦笑)
そして、今回溶接した部分と新しいマフラーを比べて見ると、微妙に形状が異なっています(苦笑)

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純正部品だけあって、ちゃんとガスケットも新品が付属しています。社外品の場合はこうした部品を別途手配しなければなりませんが、忘れたりして折角の新しいマフラーを旧いガスケットを使って取り付けなければならない場合があります。どうせなら全部新品に換えたいものです。

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交換してみて分かったのですが、旧いマフラーはやはり細かな排気漏れがあったようです。
新しいマフラーは格段に静かになったのですが、アクセルを踏み込むとちゃんとアルファ・ロメオの音楽を奏でてくれます。

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そして、それは演出された排気音ではなくエンジンが奏でる音で、マフラーチューニングによる「いかにも」という音とは一線を画す本当の「音楽」なのです。
ちょうど、アンプやエフェクターを使って増幅された音と、アコースティック音の違いといったところでしょうか。

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さて、次にマフラーを交換しなければならないときは来るのでしょうか(笑)

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テーマ:イタ車 - ジャンル:車・バイク

爆音リターンズ

現在、私の916Spiderは走行も110,000kmを超え、ナニゴトもなく走っています。
基本的には丈夫なクルマで、アルファ155以前のモデルに比べればすべての面において品質が良くなり、イタ車だから…とかアルファ・ロメオだから…と無闇に危険視する必要はないと思いますが、やはり製造から13年が経過し、走行距離も嵩んでくると消耗品だけでなくそろそろリフレッシュの必要も出てきました。
特に以前から気になっていたのは足周りで、ダンパーのヘタリとブッシュの痛みはそろそろ交換時期を迎えていると思っているのですが、それでも日常でさほどの不快なくドライブできるのはやはりSpiderというオープンボディであるからで、ハードドライビングなどは仮に新車であったとしてもまずやりませんし、ノイズももともとクローズドボディに比べて大きいクルマですからこうした経年劣化は気になりにくいと言えます。

ところがどうしようもないのがマフラーで、どういうワケかアルファ・ロメオの歴代の純正マフラーはサビに弱く、早い場合ですと3年で穴が開いたという話を聞きます。
私のマフラーももはや満身創痍の状態で、前回の車検の際に主治医が溶接して穴を塞いでくれたのですが、しばらく前からかすかに排気漏れの音がするようになって来ました。
それはおそらく、前回の自損事故の際に後方からマフラーを突いているために、日常ではテンションのかからない方向に力が加わり、それが溶接の継ぎ目などに影響を与えているのではと推測されました。

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前回の事故後にこのマフラーを交換することになり、部品をオーダーしていたのですが、保険事故のために正規ルートで発注したのが仇となり、例のB/O(バックオーダー)となってしまいました。この状態になるとキャンセルすることができず、ただ部品を待つしかないのですが、その部品を待っている間についにマフラーから爆音がするようになってしまいました。しかも突然にその音が大きくなったことから、どこかの穴がイッキに大きくなったか、継ぎ目が外れたかだと思われましたが、その爆音はもはや笑って済ませられるような音ではありませんでした。
おりしも、都内は天皇即位20周年記念行事とオバマ大統領の来日を控え、至るところに警察官が立っており、爆音を奏でながら私のSpiderが通り過ぎると一斉に睨みつけられるのには本当に困ってしまいました。
これは最早いつ届くか分からないマフラーを待っている場合ではなく、何らかの応急処置が必要です。

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仕方なく、主治医のところに入庫させチェックして見ると、ものの見事にマフラーが外れています。これでは爆音になるのも無理はありません。

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早速マフラーを取り外し、溶接することになりました。

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最近はアーク溶接の設備がある整備工場は少なくなったのですが、主治医のところにはちゃんと備えられており、本来なら交換となる部品でも何とか修復してもらえるのは本当に助かります。

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今回のように完全に千切れてしまった鉄パイプを溶接するには、単に周囲の鉄を溶かしてくっつけるのではなく、肉盛りをしてやらなければならないのですが、写真のように種棒(正式な名前は知りませんが)を一緒にバーナーで溶かし、その溶けた鉄を溶接する部分に足してやることにより少しずつパイプが繋がって行きます。

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見ていると恐らくこの加減が勘所なのでしょう。ただ単にパイプを溶接するだけなら素人の私にもできそうな気がしましたが、どの程度鉄を足してやるかによってちゃんと繋がるかが決まるようですから、こうした手作業にはセンスに加えて経験が必要だと思います。

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こうして何とか溶接で応急修理をすることができました。

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しかし、これはあくまで応急修理でしかありません。二度の溶接で今のところは排気漏れはなくなったものの、錆の進行状態を見る限り再びどこが破れてもおかしくない状態です。

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一体いつになったらマフラーが届くのか・・・と呆れていたのですが、アルファ・ロメオのイジワル魂の洗礼を再び受けることになってしまいました。

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テーマ:メンテナンス&ケア - ジャンル:車・バイク

朝箱の楽しみ方

ヤギさんコーナーに集まってくるグループは様々です。平日は観光客も少なく、その替わりに雑誌の撮影スタッフやら試乗取材のグループなどで賑わうのですが、休日の早朝は私たちのようなオーナーの集まりが中心となります。早朝はまだレストハウスも営業前ですので、せいぜい自動販売機で飲み物を買う程度しかできないので、今回は事前に暖かいスープとパンを用意して行くことにしました。
それは昨年の朝箱が寒く、折角のヤギさんコーナーでの歓談も寒さを我慢して…というものであった教訓と、今回のスケジュールではギャラリーアバルト自動車美術館を見学した後に昼食という順番だったためきっとお腹が空くだろうと思ってのことでした。しかし、嬉しいことに当初の予想に反して?参加者が多くなってしまい、結局25人分のスープを用意することになってしまいました。
スープは体が温まるようにとパンプキンスープを作ることにしたのですが、通常作る量とはケタ外れで、大鍋を115spiderに積んで持ち込むこととなりました。
今年の朝箱は意外に暖かかったため、スープの威力はさほどなかったかも知れませんが、皆さん美味しく食べてくれたのが何よりでした。
それにしても、ヤギさんコーナーでそんなことをしているグループなぞ他にはいないため、ただでさえ異様な集団が更に周囲には異様に見えたかも知れません(苦笑)

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今回はスケジュールが押していたため、ヤギさんコーナーではあまりゆっくりすることができませんでしたが、それでも歓談するヒト、試乗に行くヒトなど思い思いに楽しんでいます。
そんなときに公式カメラマン?であるメンバーのCさんが走行写真を撮影したいと言い出しました。それはSpiderをカメラカーにして後方を走るクルマの写真を撮るというもので、雑誌の写真撮影などに良く使われる方法です。早速数台のメンバーが名乗りを上げ、即興の撮影会が始まりました。私も以前にやったことがあるのですが、後ろを向いてカメラを構えるのは結構大変で、これから進入するコーナーを予測できないために体が振られます。しかもCさんは結構な体格ですので、大きな二人が小さなSpiderに乗り込みヨタヨタと走りながら撮影する様は、これまた異様な光景だったかも知れません(爆)

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(撮影:○竹さん)

そんなヤギさんコーナーでの楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよギャラリーアバルト自動車美術館へ向けて出発です。箱根スカイラインは更にクルマも少なく、素晴らしい景色を堪能しながらのドライブです。

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(撮影:青ガエルさん)

しかし20台以上の大移動となるため、グループを3つに分けて美術館へ向かったのですが、空いているルートを選んだつもりが路肩に故障して止まっているトラックのために大渋滞に遭ってしまいました。
美術館のオーナーである小坂さんには事前に訪問する旨をお伝えしていたのですが、午後からは閉めてしまうとのことでしたので、遅れそうなことを連絡したところ待っていてくれるという嬉しいお返事をいただき、何とか美術館もあきらめずに見学することができました。
本来ならば来館者用の駐車場にクルマを停めるのですが、私たちより前に美術館を訪問していた115Spiderのグループがまだ駐車場で歓談されていたために、小坂さんの計らいで美術館の中庭にクルマを駐車することができました。
この建物は小坂さんのコダワリの集大成であり、建物そのものもピニンファリーナがデザインした素晴らしいものですので、その中庭にクルマを置けるのはとても有難いことなのです。

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早速、館内に入ったのですが久しぶりに訪れたギャラリーは随分と様変わりしていました。
何よりもクルマが増えていたことに驚いたのですが、更にそのクルマ達のコンディションに感激しました。館内は撮影禁止でしたので是非、機会があれば皆さんの目で確かめていただきたいのですが、常日頃から書いている剥製と生きた動物の違いが明らかで、小坂さんのコレクションは皆生きていました。目指す、カングーロは特別に置かれている分けではなく、他のクルマ達と一緒に当たり前のように置かれていました。

1964年に当時ベルトーネのチーフデザイナーであった若き日のジゥジアーロがデザインしたこのカングーロはアルファ・ロメオ、ひいてはイタリア車のデザイン史の中でも非常に重要なクルマだと言えるのですが、残念なことに雑誌記者が試乗中に事故を起こしてしまい、その後に長らく行方不明になっていました。それを小坂さんが発見し、レストアしたのですが、もはやそれは個人の趣味ではなく文化財を復元するという公共のための文化事業と言えるものであったと思います。
ジゥジアーロ自身もカングーロが事故の後に行方不明となったことを非常に残念に思っており、小坂さんの偉業に感激していたそうですので、彼自身もこのカングーロに強い思い入れがあったのではないでしょうか。

初めて見るカングーロは写真で見る以上にダイナミックでグラマラスなクルマでした。そのサイズ以上に存在感に溢れ、エレガンスとダイナミズムが融合した見事なデザインだと思います。またショーモデルというだけあって試験的なディテールも見受けられ、リアクォーターに描かれたクワドリフォリオは写真で見ると単なるステッカーだと思っていたのですが、実は葉の部分に穴があけられエアアウトレットになっているところなど、実車を仔細に観察したからこそ分かるディテールはこうした美術館の存在意義の一つだと思います。

しかし、他のクルマ達もお目当てのカングーロが霞むほどのコレクションで、様々なアバルトに加えて同じくショーモデルのフェラーリをベースにしたピニンファリーナのミトスやGiulia TZ1など一日居ても飽きない場所です。しかもその日はオーナーの小坂さんに加えて、イタリアから帰国された内田盾男さんもいらっしゃりお話をすることができたのも楽しく有意義な時間でした。

そうこうしている内にお腹も空いて来たので、後ろ髪を引かれる思いで最後のスケジュールである昼食場所へ移動することにしました。
いつもこうしたイベントで悩むのがこの食事場所で、究極は一人が一台のクルマに乗ってくるワケですから、それだけの駐車スペースがある場所でないと食事をすることもできないのです(苦笑)
さらに、折角ですからクルマを眺めながら…とか自分たちだけでのんびりと食事したい…などと要求を重ねて行くと、食事をする場所探しに奔走しなければなりません。
今回も、あちこち問い合わせてやっと見つけたのが山中湖のペンション ステップハウスさんで、本来ならばお昼はお休みのペンションに無理を言って昼食をお願いすることができました。

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山中湖畔から細い道を入り、行き止まりの斜面にそのペンションは建っていました。最初に連絡し、アルファ・ロメオの集まりであることを告げると、私たちのペンションで大丈夫でしょうか?と謙遜されていたのですが、実際に訪れて見るとそれは素晴らしいロケーションでした。駐車場所が斜面であったことがむしろ幸いして、ダイニングルームの窓からのクルマの眺めもなかなかのものです。

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決して凝った料理ではなかったのですが、オーナーのご家族の心のこもったおもてなしをしてもらいました。しかも他には誰も客はいないのですから、自分たちだけでのんびりと食事を楽しむことができることは何にも増してありがたいことです。
お昼を食べて解散の予定が結局午後3時を過ぎてしまいましたが、これから遠方に帰るメンバーは恐らく帰りが深夜になってしまうでしょう。それでもこうして遠方からでも参加するのですから、これが箱根という場所の魅力なのだと思います。
そして今回も晩秋の箱根を堪能することができました。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

やっぱり箱根

クルマ好きにとって箱根は特別な場所です。
それはクルマの特性と景色に合わせてドライビングを楽しめる様々なコースがあることによるものだと思います。大排気量のスポーツカーがパワーにモノを言わせてヒルクライムにチャレンジできる箱根ターンパイクの登りルート。中高速コーナーが楽しめる芦ノ湖スカイラインと箱根スカイライン。連続する複合コーナーでロングワインディングが楽しめる伊豆スカイライン。そしてラリードライバーになったような気分が味わえるタイトコーナーが連続する長尾峠など、クルマの性能と自分のドライビングテクニックに合わせてルートを選択することができるこのバリエーションこそが箱根の魅力ではないかと思うのですが、箱根のもうひとつの魅力は様々なクルマ達に出会えることで、特に休日の朝には箱根は普段滅多に見ることの適わないクルマが全力で走る姿を楽しむことができる、まさに「動く博物館」となります。
アルファ164オーナーズクラブも伝統的に「朝箱」と呼ばれるミーティングを開催して来ました。
それは朝の早い時間にこの箱根を楽しんで、ランチ後に解散するとというもので、参加者の多い人気イベントとなっています。
別に定例行事となっているワケではないのですが、毎年誰かが「行きたいね」と言い出して、当日は20台以上集まるのですから、これこそが箱根の魅力なのでしょう。

今年も案の定、言い出したメンバーがいたために、その方に企画をお願いすることにしました。私たちのクラブには「言い出しっぺの法則」というルールがあり、やりたいと言い出した方にその企画をお願いするのですが、殆ど餌食になるのはこの法則をまだ知らない新人で(笑)、かく言う私もまだ新人の頃にこの「言い出しっぺ」の法則に引っかかってしまい(苦笑)、気がつけば今のようなお世話をすることになってしまったのですから、決して侮ることのできない法則です。

そうは言っても、その言い出しっぺの方を決して放置するのではなく、企画実行のサポートをするのは当然で、今回も呼びかけや当日の仕切りはお願いし、時間やルートの段取りはお手伝いすることにしました。
最大の問題はスケジュールで、今回の朝箱にはもう一つの目的がありました。それはギャラリーアバルト自動車美術館を見学するというもので、暫く閉館していたこの美術館がようやく週末だけでも見学できるようになったので、是非訪れたいと思っていました。しかも、オーナーの小坂さんが心血を注いでレストアした世界に一台しかないアルファ・ロメオ カングーロを見ることができるのですから、それを見ないワケには行かないと思っていたのですが、そのカングーロはまだイタリアにあり、なかなか日本に戻って来ません。そしてようやく日本に戻ってきたとの情報を得て、朝箱の日程を決めることができました。

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ところが、ここで問題が発生しました。その日程は115Spiderの全国ミーティングであるSpider's Dayと重なってしまい、しかも彼らも箱根で集まりギャラリーアバルト自動車美術館を見学すると言うのです。
今さら日程を変更することもできませんので、何とか時間をずらすことにより対応したのですが、一方の115Spiderのミーティングは私たちとは格段の規模でしょうから、箱根の駐車場も美術館も両方の団体が押しかけたら大変なことになってしまうでしょう。

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こうして迎えた当日、東京組の第一集合場所である海老名SAに私たちも向かうことにしました。休日の朝であるにもかかわらず、東名高速は渋滞もなく、走行するクルマもそこそこのスピードで流れています。順調に海老名に向けて走行していると何やらタダゴトではない雰囲気が後方から伝わって来ました。そしていとも簡単に抜かれてしまったのですが、抜いていったクルマとは何と! Shelby Cobra Daytona Coupeではありませんか!一瞬のことだったので後方から写真を撮るのが精一杯だったのですが、恐らく箱根を目指しているのでしょう。それにしてもレプリカだとは思いますが、日曜日の朝は箱根だけでなく、そこに向かう道中でもトンデモないクルマに出会うものです。

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待ち合わせの海老名SAに到着すると殆どの参加者が集まっていました。いつも集まるのはSA一番奥のGSの近く・・・と決めているのですが、ちゃんと皆はその場所に集まって談笑しています。それにしても異様な集団です(苦笑)

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定刻どおり海老名SAを出発し、目指すのは第二集合場所である小田原厚木道路の平塚PAです。ここでも数台の仲間が合流し、いよいよ箱根に向かって出発です。

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最終の集合場所はあまりに有名な芦ノ湖スカイラインのフジビューレストハウスです。一般的には「ヤギさんコーナー」と呼ばれている場所で、その名前はレストハウスで山羊を飼っていることに由来します。そして芦ノ湖スカイラインへはターンパイク経由で登ることにしました。

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このターンパイクは急な登り坂が延々と続くため、小排気量のクルマには辛いルートですが、アルファ164であれば何の問題もなく、床までアクセルを踏み込んで豪快なヒルクライムが楽しめます。
私はといえばATの115Spiderですので、ターンパイクは青息吐息ですが、そのおかげもあって周囲の紅葉と美しい富士山を堪能しながらのドライブをすることができました。

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到着したヤギさんコーナーは非日常の光景が広がっていました。通常ならば国産車のセダンやワンボックスカーなどが観光のために駐車しているスペースですが、休日の早朝はフェラーリを始めとするエキゾチックカーの集団、ロータスエリーゼやスーパー7などの英国スポーツカーの集団、そして旧車の集団などがこじんまりとあちこちに屯しています。それだけでも充分非日常なのですが、この日ばかりは一列に115Spiderが並び、そして先に到着したメンバーが私たちのためにスペースを確保してくれており、もはや一般車はとても入れるような雰囲気ではなくなっていました(苦笑)

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ありがたくそのスペースにお見合いよろしく、私たちも駐車したのですが、ここは一応アルファ164オーナーズクラブということもあり、まずはアルファ164を順に並べ、それ以外のクルマは別に駐車するという差別的待遇を受けてしまいました。でも、私たちもズラリと並んだアルファ164を見たいのですから何の文句もあるはずがありません(笑)

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先に陣取っていた115Spiderの集団はそろそろ美術館に向けて出発です。そして、私たちも素晴らしい天気の下で、のんびりとした時間を楽しむことにしました。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

Drive & Lunch ~袖ヶ浦~

先日、初めて袖ヶ浦フォレストレースウェイに行ったのですが、残念なことにサーキット内のレストランはオープンしていませんでした。
しからば・・・ということでお昼をどこかに食べに行くことにしたのですが、折角千葉まで行ったのであれば美味しい地魚を食べない手はありません。

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袖ヶ浦駅に近い国道16号線沿いにある魚料理専門店 わかせいはクルマで行くには分かりやすい立地です。現在新店舗を近くに建設中ということで、駐車場が分かりにくく周辺をウロウロしてしまったのですが、新店舗は店の前の駐車場もゆったりととられている(ハズ)ですので、恐らく初めてでも迷うことはないでしょう。

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この店の最大の特徴は魚がとにかく新鮮で美味しいことに加えてそのお値段の安さで、今回いただいた「わかせい御膳」なるメニューは・・・、

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まずはお刺身の3点盛りで、特に軽くあぶった金目鯛が絶品でした。

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そして大きなサザエの壷焼が続きます。

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ようやくご飯となるのですが、天婦羅の盛り合わせに加えてカマスの塩焼きが出てきました。
カマスは私の好きな魚なのですが、この塩焼きは本当に美味しく、都内ではなかなか食べることができません。
これだけの品数でお値段は2000円!ですので、リーズナブルではないでしょうか。
加えて大食漢の方にはご飯が食べ放題というのも嬉しいサービスでしょう(笑)
ちゃんとノンアルコールビールも用意されていますので、ドライバーだけビールが飲めず悶々とすることもありません。

お腹も一杯になったのでちょっとアシを伸ばして富津岬に行って見ることにしました。千葉を良くご存知の方にとっては、「なぁ~んだ」という場所ですが、私自身はどうしてもアクアラインで木更津に渡るとつい足を伸ばして館山や鴨川に行ってしまうので、ある意味では近場の穴場がこの富津岬でした。

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富津岬は地形的にもユニークでその突端は写真のように極端に幅の狭い岬です。調べてみると、侵食で出来た岬ではなく、川から流れ込む土砂が潮流によって堆積して出来た岬のようです。すなわち、一般的な岬のような断崖絶壁などが全くないために、海を見下ろせる高い場所がないことで、実際に海面がやたら高く感じました。

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それでも岬の先端では高いところから見下ろしたいと思うのは人情で、ちゃんと展望台が設置されていました。

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風が強い時はかなりタイヘンだと思いますが、それでもこの展望台からの景色は素晴らしく、
北側には遠く、アクアラインの木更津側の橋を望むことができます。

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そして、浦賀水道を挟んで対岸には神奈川の三浦を間近に見ることができます。

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浦賀水道の幅は約6キロですので、東京湾が天然の良港であることが良く分かります。

これからは袖ヶ浦フォレストレースウェイに行く機会も増えるでしょう。願わくばアクアラインの通行料が現状の800円のまま長く続いて欲しいと思いますが、近くなった千葉は私にとってはまだまだ未知の土地ですので、その目線での探検を続けたいと思っています。

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ヤル気のないGiuliaのホンキ

F-1を開催することのできる国際格式のサーキットとしては、鈴鹿や富士が有名ですが、地方の小さなサーキットはモータースポーツの裾野を広げるためにも必要な施設だと思います。
こうしたショートサーキットは経営的にも苦しく、騒音問題に加えてコースの安全面など様々な課題に直面しています。
訪れる私たちからすると、最大の問題はそのロケーションで、都心から遠いのは仕方ないにせよ、ICを降りてからさらに山の中にあるためとにかく時間がかかるのですが、そんな常識を覆すサーキットが完成しました。それは袖ヶ浦フォレストレースウェイというサーキットで、アクアラインを使えば都心から1時間という好立地にあるサーキットです。

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JAFの公認も取得したコースレイアウトは素直でありながら、タイムを詰めるには相当な練習と頭脳を必要とするコースで、決して大排気量/大馬力車が有利ではないサイズのコースです。
こうした中規模のコースはそのコースレイアウトの問題ではなく、セーフティエリアの問題から限界まで攻めることを躊躇わせるものなのですが、公認を取得しただけのことはあり、そのセーフティエリアも良く考えられており、仮にコースアウトしたとしてもダメージは最小限に抑えられるよう工夫されています。
また名前のとおり森の中にあり周囲の景色が美しいのも特徴で、環境に配慮した厳しい?騒音規制も設けられています。実際にコースの各所に音量計が設置されており、基準を超える音量を発生するクルマが走行した場合は、即オレンジボール(不良車両)ということで、コースから出なくてはならないなど、これからのモータースポーツが周囲の環境を保全しながら周辺の住民とどう共存して行くかを考えたサーキットとなっています。

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グランドオープン前ということで、まだクラブハウスやガソリンスタンドなどレースを行うための全ての設備があるワケではありませんが、一足早くコースを走る機会がありました。以前から気になっていたサーキットでしたので、是非にと思っていたのですが、なんと申し込みのタイミングを逸してしまい、今回は見学・・・ということで、主治医のクイックトレーディングの仲間たちの走行会の応援?に出かけることにしました。
もう一つの理由は友人のR君がATのGiulia Sprintでこのコースを走るとのことでしたので、その冷やかし(見物)のためでもあったのですが、果たして「ヤル気のない」Giuliaとそのオーナーは新しいサーキットでどんなドライビングを見せてくれるのでしょうか(笑)

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サーキットに到着したときには当にコースインの最中で、例のGiuliaもちょうどコースインするところでした。周囲の今どきのクルマ達の中にあって完全に浮き上がっているだけでなく、同じGiuliaでもヤル気満々のレーシング仕様のクルマと異なり、ノーマルのGiulaは最早同じモデルとさえ思えません(笑)

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ところがオーナーのR君はヤル気満々で、走行会ですので特にレーシングスーツ着用の義務はないにも関わらず、正装での参加です。クルマとアンバランスなことこの上ありません(爆)
しかも彼はどこに出かける場合にもビジネス用のカバンを持ってくるという奇行の持ち主で、こうなるとアンバランスを通り越してアブナい人に見えます。

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さて、いよいよ走行会の始まりです。ピットは横の壁のないオープンピットでありながら広々としており、ピットレーンも幅の広いスペースが確保されています。

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富士や茂木ではコース全体を見渡すことはできませんので、実際に撮影するためにはクルマで外周路を走り回って撮らなければならないのですが、このピットの屋上に上がると殆どコース全体を見渡すことができます。

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走行会は一度に結構な台数のクルマが走るのですが、浮き上がったR君のGuiliaは違った意味で目立つためにスグに分かります。
そして、意外なことにそのドライビングはレコードラインに忠実で、コーナーへの切り込みも適切です。

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考えて見ればR君はレーシングカートを始めたそうなので、ノンパワーのステアリングでのスポーツ走行に慣れているのでしょう。パワーアシストのないステアリングでスポーツ走行をする場合は、どうしても切込みが遅れがちになり、しかもその舵角が足りないという「手アンダー」という状態になりがちなのですが、それを早めのステアリングワークによりコントロールすることができれば、結果として最小限の舵角でコーナーを回ることができるのです。そしてそれはクルマの姿勢を安定させ、タイヤグリップに頼らないコーナリングをすることとなり、クルマに優しく、しかも速く走ることができるのですが、彼のGiuliaを見ていると全くその理論どおりのドライビングで、もっと亀のように抜かれまくるのかと思いきや、意外に善戦しているのです。

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最大の見せ場?がこのシーンでした。こともあろうにデルタ・インテグラーレを抜こうとしています(爆)
これは彼のドライビングが正しかったことの証明で、舵角が最小限だったので、コーナーへの進入速度がデルタよりも速く、結果としてアウト側に膨らんでいるように見えるのですが、これはまだ余裕があるために走行ラインをわざと外して次の右コーナーでデルタのIN側につこうというラインです。
走行会ですので、無理をせずに結果として抜きはしませんでしたが、レースであれば確実にオーバーテイクできたシーンでした。

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周囲の人間はおろか、本人もビックリするほどだったATのGiuliaのサーキット走行だったのですが、それには理由があると思います。
まずはドライバーで前記のようにレーシングカートの経験があるためにレコードラインをちゃんと掴んでいたことでしょう。そして最大の要因はこのATにあったのではないかと思います。経験のある方は分かっていただけると思いますが、レーサーでもない一般のドライバーがノンパワーのステアリングを片手で操りながらシフトチェンジをするのは実に大変な作業です。少なくともATであったためにコーナーでは両手でステアリングワークに集中できたことはレコードラインをキープすることに大いに役立ったでしょう。
加えてATのギアセッティングがこのコースにマッチしていたことも挙げられるでしょう。下手な電子制御のない機械式の3速ATはこのコースでGiuliaをちゃんと全開走行させることができ、コーナー出口の加速において不利にならなかったのではないかと思います。

貴重な日本に1台しかない純正のATを搭載したGiulia Sprintをサーキットに持ち込むという行為は無謀ではあるのですが、その「ヤル気のない」フリで居並ぶ周囲のクルマの度肝を抜くのはドライバーだけでなく見ている側も痛快でした。
こうなったら彼には現代のトイネ・ヘイゼマンよろしくATのGiulia使いとして全国のショートサーキットを荒らしまわって欲しいと思います。

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テーマ:サーキットを楽しもう - ジャンル:車・バイク

究極のドライビンググローブ

これからの季節はオープンが気持ち良い季節です。

こう書くと寒いでしょう・・・と言われるのですが、ヒーターを強にして足許を暖めて、冬空の下をオープンで走る爽快感はアルファ・ロメオSpiderに限らず、オープン乗りの方であれば等しく共感していただけるのではないかと思います。
そんな真冬のオープンドライブに欠かせないのがドライビングジャケットとグローブなのですが、ドライビングジャケットはB-3で決まりでしょう。では、グローブはと言うと実は結構悩ましく、今まで決定版には巡り会ってはいませんでした。

ドライビンググローブとして最適なのはレーシンググローブなのでしょうが、日常のドライブに使用するには適していません。ではレザーのドライビンググローブはと言うと、一般的にはスベリ止めのために作られたものが殆どで、指先が出たものや手の甲がメッシュ地になっているものなど、冬のオープンに求められる保温には全く適していないのです。以前に使用していたMOMO製のグローブは指先まで隠れるタイプなのですが、手の感覚を損なわないようにと薄いレザーでできていたためにやはり保温性には優れていませんでした。

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そんな時に見つけたのが、航空機パイロットが使用するグローブでした。それは現在のようにコクピットが与圧暖房なぞされていない第二次世界大戦でアメリカ陸軍航空隊のパイロットのために開発されたA-10というグローブで、考えて見れば、航空機パイロットにとってグローブの操作性と保温性の両立は必要不可欠ですから、その要求事項はオープンドライブの際の要求と全く同じだったのです。
当然のことながら、当時のものなぞ手に入るはずもなく、私が購入したのは忠実に再現された復刻モデルなのですが、こんなマニアックなものを復刻しているのは以前にB-3用のデカールを購入したMASHというお店で、ここのスタッフのこうしたミリタリーギアに対する熱意には凄まじいものを感じます。

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その復刻モデルは表がゴートスキンで耐水コーティングが施されています。

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マークも当時のものがちゃんと復刻されています。

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裏地はキャメルの織物で当時のスペックで織り上げられています。

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手首はニットとなっておりその織り方も当時と同じです。
この皮の三角部分はグローブ装着時につまむ部分でニットが伸びないように工夫された部分です。

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タグまで当時のものが復元されています。

「制作にあたって」と題された付属の説明書の記述を引用してこのB-10グローブについてご説明しましょう。

”今回このA-10グラブを制作するに当たり、WWⅡ時US AAF Q.M.C.がいかにパイロット、ナビゲーター、その他クルーにとっての最良のグラブ開発に、いかに多くのエネルギーを費やしたか、その点に心より敬意と感謝を表します。
●高高度、寒冷時における優れた保温性
●機内における各種作業、操縦時における高い機能性
この優れた保温性と高い機能、これはグラブという物にとっての究極の目的であり、またある意味では非常に矛盾する意味合いを持つ事でもあります。
保温を目的とする場合はシープスキン等を用い、ミトン形式で指の数を少なくすればほぼその目的は達することが可能であり、また機能を優先させるのであれば、極力薄く、ソフトな皮を用いる5本のフィットする形式のもので解決できることであります。
しかしその2点、保温性(それもかなり高い数値のもの)と機能性(細かなスイッチ、計器類を無理なく操作できること、筆記具、計器器具、使用時の高い能度)を同時に追求すること、これはある意味では非常に無理のある、不可能に近いことであります。
その不可能に近いことを可能に近づけるべく、幾多のテスト試作の結果出来上がったものがこのB-10グラブです。
彼らが最終的にこの相反する2点を一つのグラブで実現させる為に取ったスペックの大きな点として、保温性を高める為、キャメルのライニングを使用することと、手首の部分にニットを取り付けることであり、また機能性においては指先重視の各指の長さ決定、細部のカットパターンに指、手全体にフィットし、保温性にも優れ、タフであるゴートスキン/山羊皮を使用し、また各使用者の指にできるだけフィットさせるために他のグラブに比べて細かく分けられたサイズスペック等である。
数あるWWⅡ時のフラインググラブ、またそれ以降の多くの型式の中でいわばこの相反する2つの目的を可能な限り満足させるべく開発されたものは、電熱形式を除きA-10グラブただ1点といっても良いと考えます。
実際のその成果として支給後のパイロット達の感想として保温性を重視したミトンタイプのものより寒く感じ、機能性を重視した薄手のものよりは、そのフィット感で若干の不満を生じ、100%の満足は得られなかったようです。
しかしこのグラブが多くのパイロット、クルーに愛用されたことも事実であり、現在私達がグラブというものに対して当時のパイロット、クルーが望んだ、同じ高い機能性と優れた保温性を求めるならばこのA-10グラブが過去、現在を通じ最高のグラブと言えるのではないでしょうか。”


実際に使って見ると、予想通り暖かく操作性もなかなかのものです。新しいうちは少し動きが硬く感じますが、使っているうちになじんでくると思いますので、今年の冬はガンガン使い倒して見たいと思います。

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女神湖の常連達

女神湖のイベントでは毎年中央に展示されるクルマがあります。どういう基準で選ばれているのかは定かではありませんが、恐らく皆がつぶさに見たいであろうクルマで、今年は有名な?アルファ155V6TIのレプリカモデルでした。

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アルファ155がDTMで活躍した当時は、このアルファ155V6TIをモデルにした様々なドレスアップパーツが販売されましたが、ここまで完全にその姿を再現したクルマはありません。
その外観と車高から公道を走るには相当な勇気と場所を選ぶと思うのですが、こうしたイベントにはよくやってきてくれます。

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ちょっと旧いアルファ・ロメオの代表的なモデルであるアルファ75も多く来ていました。究極のアルファ75はTurbo Evoluzineでしょうが、「吊るし」のモデルであるツイン・スパークのシンプルな外観も好感が持てます。私のかつての愛車でもありますので、ついその程度を見てしまうのですが、やってきたアルファ75は皆素晴らしいコンディションでした。

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冒頭のアルファ155V6TIに比較するとソフトなコスプレ?のアルファ75です。このカラーリングはイタリアのパトカーのものですが、さすがイタリアで日本のそれと比較するとそのセンスの違いは明白です。
特に最近の日本のパトカーのゴテゴテしたステッカーは醜悪で、白と黒のツートーンは伝統だから残すにしても、もう少し何とかならないものかと思います。

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このGTVの輸入に関しては私も微力ながら関わったのですが、アルファGTV/Spderのデザイナーであるエンリコ・フミアさんがイタリアで乗っていた愛車そのものです。日本には輸入されていない1.8Lのツイン・スパークモデルであったために、オーナーは国内登録に必要な排気ガス検査レポートの入手に苦労しました。

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Sr.4の115Spiderも多く来ていました。実はSr.4に関してはあまりイジりようがないと思っていたのですが、ホイールをGiulia GTAレプリカに交換し、サイドミラーをSr.2のものにしているこのSr.4Spiderは、アタマの中でイメージする以上に格好良く、モディファイの参考になるクルマでした。

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一方でオリジナルながら素晴らしいコンディションだったのがこのSr.4Spiderで、珍しいプロテオレッドのボディカラーがとても似合っていました。

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115Spiderのご先祖様であるDuettoですがこうして見比べるとDuettoのボディの方が少し大きく感じます。もちろんそれは気のせいなのですが、その存在感がそう見せるのでしょう。

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SZ(ES30)も数台やって来ていましたが、日常で走らせるのであればその維持はこれからが正念場のモデルです。特に事故は禁物で、外装パーツはFRPであるために修復が困難ですので、なるべく一緒には走りたくない(苦笑)クルマです。

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SZよりも希少なのがこのRZなのですが、希少であることとオープンであることからSZと比較すると程度の良い個体が多いような気がします。SZもその外観から街中で乗るには勇気が要りますが、RZはさらに「観られる」コトに対する心構えが必要なモデルです。

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とてもコンディションの良いGiulia 1300 Superでした。ホイールにも注目して欲しいのですがGiulia Sprintのそれとデザインが微妙に異なっており、Superのマグネシウムホイールはこちらの形状がオリジナルです。こういった部分にゴダワルことの積み重ねが全体の佇まいの良さに繋がるのです。

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これまた美しい初期型のGiulia Sprintです。恐らくレストアされた個体だと思われますが、特にホワイトの微妙なボディカラーの色調が良い雰囲気の個体でした。

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日本に新車で輸入されたシングルナンバーのGiulia Sprint GTAです。シングルナンバーのGiuliaは貴重ですが、加えてそれがGTAともなると天然記念物と言って良いでしょう。

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レーシーなモディファイが施されたGiulia Sprintの軍団です。定番とも言えるモディファイですので、そのセンスが問われます。

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今回の女神湖で一番気になったクルマがこのGiulia 2000GTVでした。Giulia Sprintの最終型である2000GTVはフェイスリフトが繰り返され、個人的にはオーバーデコレーションかなと思うモデルなのですが、この個体はそのボディカラーと車高を含めた全体のバランスが素晴らしいものでした。
Giuliaに関して言えば、そのモディファイの方向は様々であるものの、クルマとのバランスが需要で、ただ車高を下げただけではボディへのダメージが大きく、かと言って完全にレーシング仕様を追求すると街乗りでは使えなくなってしまうので、自分のイメージするGiuliaをどの方向でバランスさせるかがとても重要だと思います。
同じ、2000GTVのオーナーであるR君もこの個体が気になるようで一生懸命見入っていました(笑)

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この2000GTVも同様で、オーナーのバランス感覚が素晴らしい個体でした。

女神湖にやってくる新旧のアルファ・ロメオは一言で言うと、「オトナ」なクルマ達だと思います。それはオーナーも含まれ、こうした放置型イベントで周囲に迷惑をかけず、場所も荒らさずに上手に楽しむことができるオトナであるからこそ、リピーターが形成され、毎年開催することができるのだと思います。
最近は世の中にコドモオトナが増えているように感じますので、こうしたオトナだけのイベントは本当に心地よく、これからも続いていって欲しいと願っています。

今年も素敵な時間を与えてくれた仲間たちに感謝です。

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癒しの空間

TAROC(蓼科アルファロメオ オーナーズクラブ)主催の女神湖ミーティングは毎年楽しみにしているイベントです。
様々なイベントに参加して見たのですが、不思議なもので肌に合うイベントとそうでないイベントがあり、私にとって参加したくなるイベントは、適度に放置してくれる内容であることに加えて、主催者が心からそのイベントを楽しんでいることがポイントであるような気がします。
その点では満点なのがALFA ROMEO DAYとこの女神湖のミーティングで、気がついたら毎年参加させていただくようになってしまいました。

今年は例年に増して多忙で、なかなか準備の時間が取れなかったのですが、それでも仲間を誘って出かけることにしたのは、同じく蓼科で毎年開催しているアルファ164オーナーズクラブのイベントに参加できなかったせいでもあります。やはり年に一度は蓼科に行かなければどうも欲求不満になってしまうようです(苦笑)

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集合場所はいつもの談合坂SAで、今年はアルファ164Q4に乗る笹本氏と、身近にアルファ・ロメオが三台もあり一体何で来るか分からないR君と待ち合わせることにしました。
結局、ジュリアで来ようか・・・と言っていたR君も当日の怪しい空模様から一番安全な(笑)アルファ159SWで登場し、私の916Spiderとの3台で蓼科を目指すこととなりました。

通常のオーナーズクラブでの移動は、皆がアルファ164のためアルファ164にとって最も心地良い巡航速度での走行となるのですが、今回は同じアルファ・ロメオと言えども全く異なる3台です。私の916Spiderは最も軽い車重であるものの一番非力ですし、方やアルファ164Q4は私のかつての愛車でもあり、高速巡航が最も得意なクルマであることは身をもって知っています。そして現役モデルのアルファ159SWは同じくQ4というトップグレードで、官能性はともかくその性能は3車中最強ですから高速巡航には何の問題もないでしょう。
この2台を引っ張るのですから結構なプレッシャーで、気が付けばついついオーバースピードでの巡航となってしまいました(苦笑)
そのおかげもあり予定よりも早く目的地に近づいたため気が緩んでしまい、高速巡航でバタつくクルマの挙動から、そろそろ足回りのリフレッシュをしなければ・・・などと考えながら走行していると、何を思ったか目的地の諏訪ICではなく、その手前の南諏訪ICで降りてしまいました。私のすぐ後ろを走っていたアルファ159は私に続いて一緒に降りてくれたのですが、次の諏訪ICで降りるつもりでいたアルファ164Q4は危うく通り過ぎそうになってしまいました。それでも強引に車線変更をして通り過ぎずに済んだのはドライバーの運転技術でしょうが、本当に申し訳ないことをしてしまいました。

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しかし怪我の巧妙で(苦笑)、南諏訪から蓼科への道は素晴らしいもので、クルマが殆ど走っていない真っ直ぐな道と左右に広がる紅葉の木々に感動しながらドライブを楽しむことができました。
いつもは当たり前のように諏訪ICで降りて蓼科を目指していたのですが、空いていれば時間的には大差ないこの南諏訪ICからのルートもアリだと思いました。
東京を出るときには小雨交じりの空模様だったのですが、天気予報どおり長野地方は曇り後晴れで、だんだんと青空が広がり太陽も顔を出して来ます。こうなると心配なのは蓼科名物の霧と寒さなのですが、女神湖に近づくにつれてその霧が出てきました。

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会場はいつもの音楽堂です。毎年同じ場所で開催するのはマンネリ化するのではと思いますが、それが素晴らしいロケーションであるとマンネリどころかそこを訪ねるのを楽しみにしてしまいます。
そして、今年も同じ思いの仲間たちがやってきました。

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春に行われるALFA ROMEO DAYと異なりこぢんまりした参加車数ですが、このサイズが心地よく感じるのはやはりこのロケーションのおかげでしょう。また、どちらかと言うとちょっと旧いアルファ・ロメオが多いのも特徴で、クルマもオーナーもお互いに一年ぶりの健勝を確かめ合う感があります。

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毎年書いていますが、このイベントの最大の特徴は放置されることで、思い思いに各グループで楽しんでいます。私たちは毎年ピクニックよろしく野外料理を楽しむことにしているのですが、絶対にやらない・・・と決めているのがバーベキューで、なんとか他のグループとは異なるメニューを考えてきました。昨年は蒸し料理だったのですが、今年は準備の時間がなかったために、過去に一度やったオイルフォンデュを再び用意することにしました。
オイルフォンデュと書くと聞こえは良いですが、何のことはない単なる素揚げで、めいめいが串に自分の好きな食材を刺して油で揚げて食べるというもので、こうした揚げ物は室内でやると部屋中が油臭くなってしまうため、なかなか自宅でのパーティではやる機会のない料理です。

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しかも、最大の特徴は準備が簡単なことで、揚げて食べることのできる食材であれば何でもOKで、その季節の食材を用意すれば、特に高級なものでなくても美味しく食べることができます。
過去にはイロイロとソースに凝ったこともあるのですが、結局美味しい塩と黒胡椒で食べるのが一番という結論に達したため、今回は塩と胡椒のみを用意しました。しかし、ちゃんとミルで挽くタイプの岩塩と粒胡椒でその場で香りも楽しんでもらえるようにしたのですが、ポイントは塩で、とにかく美味しい天然塩がこのシンプルな料理を引き立ててくれるのです。
お子様がいるような場合は、マヨネーズやケチャップもアリでしょうし、ちょっと一工夫するのであればオススメはマヨネーズに豆板醤を混ぜたソースです。
箸休めでつまむパンはバゲットを切り、マスカルポーネチーズを塗った上にメープルシロップをかけたものを用意しました。メインの食事が油っ濃いですから、さっぱりとしたマスカルポーネチーズは良く合うのではと思いましたが、皆気に入ってくれたようです。

そして毎年デザートは笹本氏にお願いしているのですが、彼もこうした料理は決して嫌いではなく、毎年何か工夫を凝らし、杏仁豆腐やらプリンア・ラ・モードなどのデザートを用意してくれます。そして今年は・・・、

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何と、チョコレートフォンデュでした。実は私は失言をしてしまい、オイルフォンデュを楽しんでいるときに、チーズフォンデュのハナシになり、
「チョコレートフォンデュは有り得ない・・・」
と言ってしまったのです。
そのときの笹本夫妻の微妙な表情から、何かマズいことを言ったことは分かったのですが、まさかデザートにチョコレートフォンデュを用意しているとは思いませんでした(苦笑)

「お前は食べなくていい」

と叱られながら、それでもしっかりと頂いたのですが(笑)、あまり甘いものが得意ではない私にもパイナップルのチョコレートフォンデュは意外に美味しく、キーウィなどの酸味のある果物のチョコレートフォンデュはイケることを認識しました。
それにしても笹本ご夫妻には失礼しました(汗)

昨年の女神湖は雨こそ降らなかったものの風が強く、とても寒かったのですが、今年も雨上がりの霧のせいか底冷えがし、カラダは冷え切ってしまいました。
これは温泉しかないということで、いつもクラブイベントでお世話になっている蓼科パークホテルでお風呂に入って帰ることにしました。毎年イベントで訪れているものの、いつも快く迎えてくださるホテルの皆さんには本当にお世話になっています。
芯まで冷えたカラダを温泉で暖めると睡魔が襲って来ます。しかも帰りは毎年悪夢のような中央高速の渋滞に悩まされることになるのですが、今年は意外なほどに渋滞が少なく、お風呂に入ったり諏訪で夕食にほうとうを食べたりしている内に、渋滞はどんどん短くなって行きました。
結局、殆ど渋滞にあうことなく来たとき以上の高速クルージングで無事に帰ったのですが、こんなことは始めての経験です。やはり不景気なのでしょうか・・・。

女神湖のイベントではこうして仲間とピクニックパーティをするのが楽しみで参加しているのですが、クルマももちろん鑑賞させていただきました。
次回は気になったクルマをご紹介したいと思います。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

祝!4年目に突入・・・まだ続けるのか?

今日でこのブログを書き始めてちょうど丸3年となりました。

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何度も書いていますが、当初は他のサーバーに書いていた自分の整備記録であったり、気まぐれな雑記の引越しでスタートしたものでしたが、読んでいただく皆さんの声援でここまで来ることができました。
気がつけば日常生活の中での記事だけでなく、記事を書くための取材までするようになってしまったのですから、このブログは私自身の生活の中でかなり重要な位置を占めるようになりました。

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よくもまあこれだけネタがあると我ながら思うのですが、ブログ記事にしたからそう思うのであって、アルファ・ロメオと暮らし、仲間とその苦楽を共にしていると様々な出来事に出会うのは、同じ境遇にある方であれば同様だろうと思います。

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ブログというものは誰かに強制されて書くものではありませんので、今まで書き連ねた675本の記事はその全ては自分が書きたいから書いたのですが、それはだんだんと自分のために書くだけではなく、読んでいただける皆さんのことを考えながら書くようになったのも事実です。
その結果、実際に毎日400人もの方にこのブログを読んでいただけるようになりました。

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ある方は、毎朝会社に出社するとすぐに新聞を見るように私のブログをお読みいただいています。
また、ある方は一日の終わりに自分の部屋で私のブログを楽しみにお読みいただいているそうです。
このブログはお昼のオカズです・・・と言っていただいた方もいらっしゃいます。
そして、ある方はトイレで(笑)ゆっくりとお読みいただいているとのことです。

ささやかではありますが、こうして読んでいただける皆さんの一日の時間をわずかでも頂戴し、ニヤリとしたり、へぇ~と感心されたり、アホやなぁ・・・と呆れられたりと、何らかの癒しの時間を提供させていただけることを本当に光栄に思っています。そしてこれらの皆さんの声援があったからこそ、今度はどんなお話をしようか・・・と考えながらこうして書き続けることができたのだと思います。

さて、「石の上にも三年」と言いますが、いよいよ4年目に突入です。私もクルマもちゃんと年々歳を重ねて行きますし、仮にクルマを乗り換えることがあったとしても、おそらく新車には行かないでしょうから、地獄巡りは続いていくと思います。もし、仮に私に地獄がなくなっても私の周囲からは地獄がなくなることはないと思いますので(笑)、皆さんにアルファ・ロメオと人生を共にすることがどれほど波乱万丈に満ちて、素敵なものであるかをお伝えし続けることができるでしょう。

どうか引き続きご声援をよろしくお願いします。
さて、いつまで続くことやら・・・(苦笑)

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二回目の立ち往生

緑の115Spderは彼女の通勤の足という使用頻度からするとすこぶる優秀で、路上で立ち往生したりすることはありませんでした。
唯一と言って良い立ち往生は、今年の高松のイベントからの帰りに東名高速上でドライブシャフトのサポートベアリングが焼きついたことですが、これとて私が一人で乗っているときに起こったことですので、その場で修理はできないまでも彼女に迷惑をかけることなく何とか対処できました。
最悪なシチュエーションは彼女が一人で乗っているときに立ち往生することで、それだけは起こさないようにと日常から少しでも気になるところがあると、すぐ主治医のところで点検するようにしていました。

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ところが結構頻繁に点検していたせいもあり、車検をすっかり忘れてしまっていました(汗)
日頃から管理している・・・などと書いておきながら車検の時期を忘れるなんて管理者失格です。しかもそれを教えてくれたのがガソリンスタンドの店員なのですから最早何も言い訳することはありません。

と反省していても仕方ありませんのですぐに主治医の工場に入院させることにしたのですが、その際に気になっていたクーラント漏れも併せてチェックしてもらうことにしました。

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それはインテークマニホールドの継ぎ目からで、最初は無視できる程度だったのですが段々とクーラントの減りが多くなってきたために次回の点検項目に・・・と考えていたポイントでした。
車検の点検の際にさらにリアのブレーキキャリパー内のパッドを押さえる板バネが欠損していることが判明し、これらの部品を入手することにしました。通常はアメリカから輸入するのですが今回は時間もないため、まずは国内で探してみることにしました。
当然のことながら正規ルートではあるはずもなく、可能性があるのは大阪東栄商会かキヨラパーツセンターなので、まずはキヨラパーツセンターに問い合わせることにしました。
過去にも何度か部品をお願いしたことがあるため、社長はちゃんと名前を覚えていてくれ、そして今回も問題なく翌日には主治医の手許に部品が届けられました。
国内調達の良いところはこのスピードで、あらかじめ交換が分かっている部品は海外調達でも良いのですが、緊急修理や比較的値段の安い部品の場合はその時間と送料を考えると国内で調達するのが一番だと思います。

まずはインテークマニホールドのガスケット交換です。

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ガスケット交換にはインテーク関連のユニットを全て外さなければなりません。このことが後に思わぬ事態を招くことになるのですが、そのときには誰もそんなことを知る由もなく、外したマニホールドをチェックして見ると・・・、

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このようにガスケットは痩せてすでにその役目を果たさなくなっていました。
新しく届いたガスケットはどうやら純正品のようで、縁が二重になっていました。

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ガスケットに関してはやはり純正品が一番で、どうしても欠品のためアフターパーツを使用する場合は実績のある確かなものを使わなければなりません。
ガスケットそのものは安い部品なのですが、それを交換するための手間を考えると粗悪な部品を使った代償は高くつくことになります。
実際にアルファ164のヘッドガスケットの中にはペラペラのアフターパーツがあり、それを使った仲間はすぐにオイル漏れを起こしてしまい、再度ヘッドを開けるという酷い目にあっています。
さらにブレーキですが、ハードリペアキットと呼ばれる一連の部品の中に板バネは含まれています。

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リペアキットに設定があるくらいですから、消耗品とまではいかずともパッドを交換したりしている間に痛んでくる部品です。
これも交換し車検の整備は完了か・・・と思われたのですが、やはり水の連鎖に見舞われてしまいました。以前にも書きましたが圧力がかかる水やオイルラインのある部分からの漏れを止めると、次に弱い部分から漏れてくるという連鎖が起こるのですが、今回も案の定リザーバータンクから漏れてきました。

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ご覧のようにリザーバータンクは上下の部分が中央で接着されているものですから劣化して当然なのですが、旧いクルマになるとこうした部品も欠品となってしまうのには本当に困りものです。
それでも困ったときのキヨラさんで、引き続き連絡して手持ちのデッドストックを分けてもらい交換することができました。

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今度こそ本当に整備完了でクルマを引き渡し、彼女が一人で乗って帰っていたときのことです。
突然エンジンが吹けなくなった・・・と連絡があったそのすぐ後に、ついに路上で停まってしまいました。しかも停まった場所は赤坂の溜池の交差点とのことです。
東京をご存知の方は分かっていただけるかと思いますが、六本木通りの溜池交差点は交通量も多く、そこで停まったということは渋滞の原因となるだけでなく、下手をすると追突という事故すら招きかねません。とりあえずハザードランプを点灯してクルマから離れているよう指示して駆けつけることにしました。
たまたま一緒にいた赤スパオーナーのR君と一緒に現場に到着すると、時間が遅かったこともあり渋滞の原因にはなっていなかったものの、六本木通りの一番内側の車線にSpiderは停まっており、横断歩道を渡る歩行者の晒し者になっていました(苦笑)。
すぐに乗り込んでチェックしたのですが、確かにセルは回るにも関わらず、エンジンはすぐにストールしてしまいます。
とりあえずその場では修理もできないため、安全な場所にクルマを動かすことにしたのですが、交差点内をクルマを押して移動するのは危険なため、916Spiderで牽引することにしました。こういった事態のために私のクルマにはちゃんと牽引ロープを常備しています。
ところが916Spiderの牽引フックはバンパーのカバーを開けて、工具として搭載されているトーイングアンカーをねじ込むというもので、実際にアンカーを回してもネジがうまく入っていかず、すぐに外れてしまいます。どうしたものか・・・と思案しているとようやく警察官がやってきてくれました。
仕方なく警察官に交通整理をしてもらい、クルマを安全な路肩に押してまずは一安心です。
早速主治医に電話して症状を説明すると、燃料ポンプが突然死したのでは・・・とアドバイスされたため、急遽クルマの下に潜って燃料ポンプを叩いて見たのですがやはりエンジンはかかりません。

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こうなったらローダーを呼ぶしかなく、クルマは今出てきた主治医の許に再び帰って行くこととなりました。
そしてチェックしてもらい分かった原因は・・・エアフローダクトの継ぎ目が緩んだというものでした。

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インテークガスケットを交換するためにこのダクトを外したのですが、ゴムが劣化しクルマが走行するときの振動で少しづつ緩んでしまったようです。確かにここでエアを吸ってしまうと混合気が薄くなりエンジンが停まってしまうのも無理ありません。
気がついていれば現地で修復できるトラブルでしたのでとても悔しい思いでしたが、燃料系ばかり疑っていましたし、外観上はちゃんと繋がっていたので触ってみることまではしなかったのです。
これまた基本に忠実にチェックしていかなければという教訓を思い知らせてくれたトラブルでした。

彼女にしてみれば初めての立ち往生でしたので、さぞかしビックリしたことだろうと思いますし、嫌気がさしたのではないかと心配になったのですが、結構ケロリとしており、周囲の人たちにこれまた結構嬉しそうに立ち往生した話をしているようですので、最早アルファ・ロメオにどっぷり毒されてしまったようです。これなら今後どんなクルマに乗っても安心でしょう(笑)

サルベージに付き合ってくれ、代車として赤スパを貸してくれたR君、夜中まで待っていてくれた主治医の新人メカニックであるF君など多くの皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
ちょっと旧いクルマから立派な旧車の仲間入りをした感のある115Spiderですが、こうしてトラブルの際に助けてくれる皆さんがいるからこそ走り続けることができることを痛感しました。

それにしてもなんで気がつかなかったんだろう(悔)

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

Make A Wish

昨今の経済情勢から?開催が危ぶまれていたMake A Wish of Japanのチャリティーライドが今年も11月14日に開催されることとなりました。

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詳しくは告知をご覧いただきたいと思いますが、難病と戦う子供たちに希望を与えたいというこのイベントの主旨は、世の中が好況であろうが不況であろうが関係なく、毎日病気と闘っている子供たちには必要で、開催に尽力されたTAROCの外舘さんを始め、この厳しい状況の中で協力を申し出てくれた各協賛企業の皆さんには本当にアタマが下がります。

今年の会場は御殿場の元フェラーリミュージアムであった建物で、現在はTOMSの施設として使われている場所です。

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限られた準備期間と予算の中から様々な出し物が企画されているようですが、今回のイベントの最大の主役は訪れる私たちのクルマであることで、来場する私たちのクルマも会場内に展示車として駐車できるとのことです。昨今の不況の中にあって、今までは会場に足を運ぶことがチャリティーだったのですが、今年はそれだけでは不充分で、私たちのクルマで会場を盛り上げなければならないことを思うと、これは参加しないわけには行きません。

MAWJに限らず、個人や企業の寄付により運営されているこうした非営利団体の運営は本当に厳しい局面を迎えています。それは直接的な運営費の減少だけでなく、ボランティアで運営をお手伝いするスタッフにも及び、自分の生活で精一杯な状態になるとボランティアどころではなくなってしまうため、資金難に加えて人手不足にも見舞われているのです。

一度は今年の開催をあきらめたこのチャリティーライドも、楽しみにしている子供たちのために、再度開催を模索し、ここまで漕ぎ着けるには並大抵の苦労ではなかったろうと思います。
思えば、最初のこのイベントの開催に精力的に動いて下さったのがCar Graphc編集部の故牧野さんで、最後にお会いしたのが会場であった富士スピードウェイであったことを思うと感慨無量で、牧野さんの遺志を大切にすることも、お世話になった私の務めではないかと思っています。

このブログをご覧の皆さんで、お時間のある方は是非会場にお越しください。当日は私も会場で皆さんとオハナシできることを楽しみにしていますので、どうかお気軽に声をかけていただければと思います。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

自動車文化の見識

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あのメーカーのことだから予想していたこととは言え、ついにトヨタがF-1から撤退することとなりました。
昨年のホンダに続いての撤退ですから、これで来期は日本のコンストラクターはF-1界から全くいなくなることとなります。加えて唯一のタイヤサプライヤーであったブリヂストンも来期限りでタイヤ供給を中止するとのことですので、これで日本の企業はスポンサーを除いて完全にF-1界から消え去ることとなります。

企業は営利目的で活動していますから、F-1への参戦が企業利益を圧迫し経営的にマイナスであると考えるのはある意味仕方ないと思いますし、ましてや、先に撤退したホンダがそのリソースをハイブリッド車などの環境対策技術に投入し、一足早く業績を回復しているのですから、トヨタの焦りもいかばかりかと思います。その経営判断としてのF-1撤退は各企業が独自に行うべきで、企業活動としてF-1に参戦したのであれば、株主でもない限り、その決定をとやかく言うことはできないでしょう。

しかし、誤解を恐れずに言うなら・・・、

「その程度の見識ならば二度とF-1には戻って来るな!」

と思います。

F-1に限らず、モータースポーツは欧米では立派な伝統ある文化として認知されています。乱暴な例えですが日本のプロ野球リーグに外国チームが儲かるからと参入し、さらに自分たちの都合で、それどころじゃなくなったからと出て行ったら日本人はどう思うでしょうか。

FIAのかつてのアイルトン・セナに対する人種差別的な言動といい、ターボ時代のあからさまなホンダバッシングなど、正直な話、本来のF-1はヨーロッパのチーム以外の参戦なぞ望んではいなかったでしょうし、それが遠い極東の日本からともなると、お客様状態で下位を低迷してくれるならまだしも、フェラーリとタメを張ったり、上位争いをするような実力を持つなどもっての他なのです。加えて言うなら、それでもヨーロッパ人のドライバーを乗せるのであればまだしも、日本人ドライバーなぞ危なくて同じコースを走れたもんじゃないとすら思っているのではないでしょうか。

日本人は鈍感ですが、ヨーロッパは未だに排他的な階級社会であり、人種差別も根強く残る社会なのです。

F-1に限らずヨーロッパのモータースポーツが長い歴史の中で、経済情勢はおろか戦争によってさえその運営を左右されながら連綿と続けられて来たのは、それが偏にヨーロッパの精神文化の一部であるからで、国家自身がそれどころじゃない戦争に比べれば、経済不況などという逆風は取るに足らない問題だと思っているのです。

そんな文化的背景を持つヨーロッパのモータースポーツにホンダもトヨタも参戦したのですから、会社が倒産するほどの危機的状況ならともかく、内部留保の資産がたんまりある日本を代表する世界的な企業が、「ちょっと利益が減った」程度でF-1から撤退するという決定は、F-1界で日本企業に対する信頼を失墜させるだけでなく、ひいてはヨーロッパにおいて日本という国家の信頼をも損ないかねない行為ではないでしょうか。

もちろん過去にはヨーロッパの自動車メーカーもF-1に参戦と撤退を繰り返して来ました。唯一どんな状況でも参戦し続けているのはフェラーリくらいのもので、それ以外のコンストラクターは一度は撤退したことがあるのも事実です。かつてのメルセデス・ベンツは観客を巻き込む大事故を起こした責任からでしたし、アルファ・ロメオやルノーは会社倒産の危機からでした。
それでもヨーロッパのメーカーはF-1に限らず、モータースポーツという文化に対する責任を回避したわけではなく、自分たちで出来る限りの形でそれを支え続けました。それはいつかはF-1に復帰したいという希望のためだけではなく、F-1という文化的スポーツを存続させるための責任を、自動車メーカーは負っているという責任感からの行為だからこそ、これらのメーカーが復帰する際には歓迎されるので、儲からないから・・・という理由のみで撤退した日本のメーカーが、今後もしF-1に戻ろうとするときに再び歓迎されるかどうか甚だ疑問です。

日本の自動車がかつては海外で子供のオモチャと揶揄され、それでも地道な改良を加えながら、撤退せずに現地で販売を続けることにより、ようやく信頼され現在に至っていることからも、真摯な努力と愚直なまでに継続する哲学こそが、異文化の中で評価され認められる方法であることは世界的な企業であれば知っているハズです。
かつてル・マン24時間レースでマツダが優勝したときに、ライバルであった殆どのチームが祝福のためにマツダのピットを訪れたのは、自分たちが早々に開発をアキラメたヴァンケルロータリー方式のエンジンをマツダが唯一実現し、そのロータリーエンジンという唯一無二の技術にコダワリ続け、長年に亘りル・マンに参戦し苦闘した末の結果であることを皆が認め、その哲学を評価したからであることをもう一度思い出す必要があると思います。
去るときに、「また来いよ」と言われるか、「二度と来るな」と言われるかの差は、この哲学があるかないかではないでしょうか。

F-1サーカスと呼ばれるとおり、ライバルチームであっても一つの文化を形成している集団に外様として加わった以上、例えヨーロッパのチームが早々と撤退をしたとしても、日本のチームが残ってF-1を支えてこそ初めて、その姿勢が評価され、お客様ではなく仲間として認めてもらえるのではと思います。

とことん付き合う覚悟なく、無闇によそ様の世界に足を踏み入れてはいけないのは、どんなことでも同じだと思います。

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Spider's Day Gallary

先日お伝えした916Spiderのイベント当日に部品を持って岐阜からわざわざやって来てくれた極悪仕様のアルファ166のオーナーは、アルファ164オーナーズクラブのメンバーで、セミプロのカメラマンでもあります。
いつも彼にはイベントのときには撮影をお願いしているのですが、今回は撮影機材を持ってきておらず、手持ちのコンパクトカメラで軽~く撮影をしてくれたのですが、それでも流石の出来栄えなので皆さんにご紹介したいと思います。
敢えて何もクレジットは入れませんのでその躍動感溢れる写真をお楽しみいただければと思います。

でも、同じようなコンパクトカメラなのにどーして私にはこんな写真が撮れないんだろう・・・(泣)

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2009 Spider's Day

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PCクラッシュのため記事を書くのが遅くなってしまいましたが、所属するClub The Spiderの全国ミーティング "2009 Spider's Day" に参加してきました。
いつもは同じくアルファ164オーナーズクラブの全国ミーティングである "秋のクラブラン" の準備と当日の段取りで忙しく、こちらにはなかなか参加できなかったのですが、今年は仕事の都合で他のメンバーにお任せしてしまったため、久しぶりの参加となりました。

場所は愛知県豊田市にあるリゾート施設"フォレスタヒルズ"という場所で、東京からは結構な距離があります。
頑張って早起きし、首都高に乗るときはまだ夜明け前でした。

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それでも流石にこの時間だと高速の渋滞はなく、快調に富士川のSAまで走ったところでようやく夜が明けて来ました。

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天気は快晴で、洗車をすると必ず雨が降る・・・と言われる私ですが、今日ばかりはハズレたようです(苦笑)

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富士山が見えるとついシャッターを押してしまうのは悲しい性ですが、この日の富士山はとても美しくやはりシャッターを押してしまいました(笑)

PCがクラッシュしたために地図を印刷することができずに、高速の出口まで来ると誰かいるだろうと思って走り続けたのですが、ちゃんとお仲間に出会うことができ何とか会場まで到着することができました。

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このフォレスタヒルズはトヨタ自動車の経営するリゾート施設だそうですが、よくアルファ・ロメオのイベントに貸してくれたものです。もちろん敷地内のクルマはトヨタ車とダイハツ車だらけで、アルファ・ロメオは従業員はおろか、訪れる一般客にも好奇の目で見られてしまいました。

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会場は芝生の上で、日常はクルマでは入ることのできない場所です。このフォレスタヒルズといい、芝生の会場といい、幹事さんの陰の努力はいかばかりだったかと思いアタマが下がります。

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事前に予備駐車場にクルマを停め、ボディカラー毎に入場するという凝った演出のため、時間がかかってしまいましたが、その甲斐もあってただ駐車しただけでない素晴らしい会場が出来上がりました。

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例年はパレードランなど走行を主体としたイベントだそうですが、今年は所謂「置き型」と呼ばれるクルマを駐車してオーナー同士が交流を図るという主旨のためのんびりと晴天の下に過ごすことができました。
しかし決して放置されていたワケではなく、記念品に先日ブログ記事にさせていただいたアニメ”クワドリフォリオ”の作者である岡本健志氏のラベルデザインによる特製ワインが配られたり、あちこちから集めてきた景品を争奪するビンゴ大会やらが催され、決して時間をもて余すことはありません。
その後に、実際に岡本氏が会場に来られ直筆サイン会までもが催されたのですから幹事さんの手配は流石です。

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さて、参加車はあまりイジりようのない916Spiderなのですが、それでも各々が様々なモディファイをしており、それらを見て回るだけでも楽しいものです。

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もう2年前になりますが、エンリコ・フミアさんをお連れしてミーティングに行った際にボディにサインをしてもらったメンバーのクルマにもちゃんとそれは残されていました。聞けば剥がれないように表面にクリアーを塗って保護しているとのことで、フミアさんもきっと感慨無量でしょう。

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ランチは会場内のホテルで行われました。幹事さんは宴会場を手配しており、他の一般客とは隔離?された環境で自分たちだけでこれまたのんびりと食事を楽しむことができました。
こうしたイベントでは参加人数が多いと嬉しい反面、会場や食事の手配が大変です。

今回のイベントにはお世話になっているALFA・DEPOTの坂野さんも一メンバーとして参加されていました。坂野さんが乗ってきた916Spiderは徹夜して仕上げた・・・というホワイトのボディカラーの個体でしたが、商売を度外視して仕上げたという個体は隅々にまで手が入れられており素晴らしいものでした。

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前期型のボディは本来ならばボディ下部は黒色なのですが、サイドミラーまでホワイトに塗装されています。

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ゴールドのホイールはなかなかボディカラーにマッチしています。この組み合わせはなかなか良いと思いました。

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室内には大幅に手が入れられています。シートは後期型を移植してあるのですが、聞けばGTV用のもので、シートベルトガイドがないタイプに後付でガイドを付けて対応したとのことです。
また、悪名高いセンターコンソールのベタベタもちゃんと塗装し直し、アルミシルバーに塗装されていました。

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マフラーは2本出しのアフターパーツに変更されていました。どこのものかは分からないとのことでしたが、爆音仕様ではなくおとなしい音量で好感が持てました。
もし販売するとしたら有り得ない金額になってしまうのでしょうが、部分的にはモディファイの参考になると思います。デモカーとして手を加えながら末永く乗って頂けるとその進化の過程も含めて楽しめると思うのですが・・・(笑)

当日はムリを言ってアルファ164オーナーズクラブのメンバーを呼び出してしまいました。実は私と同様に両方のクラブに所属しているメンバーのアルファ164がクラッシュしてしまい、その補修部品を届けてくれたのですが、彼もこの場所の素晴らしさにビックリしていました。また、彼の極悪仕様のアルファ166はこのブログで取り上げさせていただいたこともあり結構有名?で、即興の見学会になってしまいました。

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さすがにずっと駐めているだけでは・・・ということで会場の周回路を使ってミニパレードランが行われました。参加車両を半分づつ交互に走らせることにより、常に対向車がSpiderという状態となり、これまた素晴らしいアイディアだと思いました。

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クラブの運営には様々なパターンがあると思いますが、このClub The Spiderもネットでの交流だけでなく、こうして直接会うことに重きを置いているクラブだと思います。その分だけ運営には苦労も伴い、クラブを立ち上げた初代会長さんの心労も多く、長期的にクラブを運営し続けていくことは並大抵ではありません。大半のクラブがこの会長さんの疲弊に伴い、それまで会長さんに「おんぶに抱っこ」であったメンバーが自主的に運営を引き継ごうとしない限り消えてしまう中にあって、Club The Spiderは初代会長から二代目会長に交代することにより新しいフェーズに向かうこととなりました。

今回のミーティングに参加して、メンバーがお客様状態ではなく、積極的に運営を手伝おうとする姿を見て、きっとこのクラブもこれからもますます発展して行くであろうと思いました。
当日は充分なご挨拶ができませんでしたので、この場を借りてご挨拶をさせていただきます。

>i-maccoさん
長い間お疲れ様でした。単にクラブを立ち上げるだけなら簡単ですが、新しいメンバーを受け入れ、こうしてイベントを企画し、様々なメンバーニーズに対応して行くのは並大抵ではなかったろうと思います。
しかし、それを理解してくれるメンバーがおり、そしてその苦労を引き継いでくれることこそが初代会長の最大の功績ではないでしょうか。
本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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自動車の歴史絵巻~その四~

歴史絵巻もどんどん現代に近づいて来ました。すこしづつ馴染みのあるモデルが登場するのですが、その程度は半端ではなく、走らせるのが勿体無いほどです。

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1956年 AUSTIN HEALEY 100/4です。

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この個体のカラーリングは素晴らしく、AUSTIN HEALEYの魅力が最も映えるカラーリングだと思います。

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1956年 MERCEDEZ BENZ 300SLです。

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これも自動車史に残る歴史的名車です。最大の特徴はガルウイングドアですが、これはチューブラーフレームを採用したことによる構造的な必然で、決して格好良さを追及したためではありません。
機能美の極致と言ったところでしょうか。

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1954年 JAGUAR XK120 Roadstarです。

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とにかくこの個体は格好良くモデイファイされていました。小さなレーシングスクリーンはグラマラスなXK120に良く似合っています。

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1958年 LANCIA Aurelia B24 Convertibleです。

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アウレリアシリーズの中で、こちらはコンバーチブルと呼ばれるオープンボディです。コンバーチブルは名前のとおり屋根が取り外せる・・・という意味で、本来は屋根を付けた状態がスタイリングの基本なのですが、このアウレリアはSpiderと呼んで良いほどオープンの状態が美しいクルマです。

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1959年 FIAT ABARTH Record Monzaです。

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アバルトの魅力は尻だ・・・と言われているとおり、確かにリアビューが素敵なクルマですが、それは意図したものではなく、このRecord Monzaもリアのエンジンルームに空気を流し込むために考えられたデザインです。

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1962年 FERRARI 250GT Pininfarinaです。

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フェラーリの250シリーズは250GTOがあまりに有名ですが、そんなコンペティションモデルばかりではなく、このようにピニンファリーナは豪華なツアラーも仕立てています。

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コクピットも豪華です。フェラーリはそのお値段に対して内装がチャチだという人がいますが、決してそんなことはなく、お金を出せばちゃんと内装を豪華に仕立てることも可能です。すなわちフェラーリの内装は単にオーダーメイドであっただけで、何も指定しなければ「それなり」の内装であったに過ぎないのでしょう。

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垂涎のボラーニ製ワイヤースポークホイールです。現在250GTOのモデル製作をしていますが、実車でもこのホイールはやはりチャームポイントとなっていました。

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こんなツアラーなら快適に京都までドライブできるでしょう。

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1964年 VOLVO 122Sです。

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Amazonと名づけられたこの堅牢なセダンは質実剛健というボルボのイメージを定着させたモデルですが、意外にスポーティで実際にラリーシーンでも活躍しました。

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1964年 FORD Cortina Lotusです。

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普通のセダンであったフォード コルチナにロータス製DOHCエンジンを搭載し、チューンしたのがこのコルチナロータスですが、当時のツーリングカー選手権ではアルファ・ロメオのジュリアと壮絶なバトルを繰り広げたためにアルフィスタにはあまり好まれないクルマです(苦笑)

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1965年 FIAT Abarth 850TC Corsaです。

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アバルトはそのチューンが過激になるにつれ、リアのフードが上がっていくのが特徴です。

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通常はサーキットユースでしか走ることができない車高ですが、これからの道中は大丈夫だったのでしょうか・・・。

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1966年 JAGUAR E-type Sr.1です。

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これも自動車史に残る名車です。

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E-typeはフェラーリの半値で買えることから"Poormans Ferrari"と呼ばれましたが、決してフェラーリの半分の性能ではないところがミソだったため、この種のクルマとしては画期的な販売実績を残したモデルです。

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様々なクルマに影響を受け、その素晴らしいデザインを受け継いだE-typeは、また後の様々なクルマのスタイリングに影響を与えました。

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1967年 DATSUN Fairlady SR311です。

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後のFairlady Zの洗練されたスタイリングと異なり、「トラックのような」と評されたSR311ですが、その豪快な乗り味のファンも多く、今尚愛されているモデルです。

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1969年 FERRARI 365GT 2+2です。

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250シリーズの後継モデルで美しいボディラインを持つクルマです。

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最大の特徴は2+2という名前の通り後席を持つことで、さすがにロングツーリングでは無理ですが、「ワンマイルシート」と呼ばれるとおり、少しの間であれば乗ることのできる後席は貴重です。

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もう一台、365GT2+2は参加していました。

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1974年 FERRARI Dino 246GTSです。

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今尚、ベストハンドリングミッドシップと言われているのがこのDinoで、その価格は高騰し続けているのですが、やはりオーナーの許で元気に走っているDinoは素晴らしいコンディションでした。

これらのクルマがクルマ趣味のない一般の方にどのように受け入れられるのかは正直良く分かりません。金持ちの道楽と受け取られるのか、地球温暖化を省みない反社会的人種ととられるのか・・・。
それでも、私たち人類が英知を集めて作り出したこれらの歴史的遺産を、走っている状態で鑑賞できる機会はそうあるものではないと思います。
博物館のクルマも確かにクルマですが、エグゾーストノートを響かせて走ってこそのクルマで、それは動物園の生きた動物と剥製の違いと言っても良いほど大きな違いがあると思います。
少なくとも自動車は100年に亘り私たちの生活を支えてきたのですから、その功績を真摯に評価するためにはこうしたイベントは必要なのではないでしょうか。

これらのクルマ達がこれからも元気に走り続けることのできる社会にしていかなければならないと思います。

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