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走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

大空への誘い

私のブログを継続して読んでいただいている方は薄々気が付いていらっしゃるかと思いますが(笑)、実はクルマと同じ位と言って良いほど飛行機も大好きです。子供の頃はホンキでパイロットか航空整備士になるのが夢でした。中学受験をし、大学まで一貫教育であった関西学院中学部に合格したために文系の学部に進学したのですが、もし入試に落ちて公立校に進学していたならば、航空大学を目指したかも知れません。
ですので、学生時代にもアルバイトで飛行機に乗るチャンスがあれば、イチもニもなく飛びついてヘリコプターやら軽飛行機やらに乗せてもらっていましたし、以前勤務していた外資系の会社でアメリカ出張があると、通常ならば直行便で飛ぶルートを、わざとニューヨークやワシントンDCに一度降りて、コミューターと呼ばれる小さな飛行機に乗り換えるフライトで旅程を組むほど、様々な機種に乗ることを楽しみにしていたのです。
そんな私にセスナに乗ってみない?というお誘いがあったのですから、断るワケがありません。喜び勇んで調布飛行場に出かけたのですが、実はなかなかチャンスがなく調布飛行場を訪れたのは初めてでした。

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ユーミンの歌で調布基地と歌われている調布飛行場ですが、その歴史は古く昭和16年(1941年)にまで遡ります。当時は軍民共用の飛行場として建設されたそうですが、太平洋戦争の開戦に伴い、陸軍航空隊占有の飛行場として使用が始まりました。現在の滑走路は南北に800mのものが一本だけですが、当時は南西方向に横風用滑走路がもう1本あったようです。当初は飛行訓練や試験飛行用に使われたのんびりした飛行場でしたが、それもそのはずで、開戦当時の破竹の勢いで勝ち続けた日本では東京を防空する必要性は全く意識されておらず、戦場ははるか彼方のものだったのです

ところが翌年の1942年4月18日にその東京が初めて空襲を受けることになります。日本本土の警戒圏外の空母ホーネットから航続距離の長い双発のB-25爆撃機をムリヤリ発進させ、当然、着艦はできないために、そのままヒットエンドランで中国へ飛ぶという、捨て身の戦法で実施された日本本土初空襲です。そのようなわずか16機の空襲はもちろん損害軽微であったのですが、効果的な迎撃が全くできなかったため、陸海軍軍部の受けたショックは実際の損害以上で、急遽東京を始めとする大都市防空のために航空戦力の再編成を余儀なくされることとなります。
本来ならば最前線に送られるはずであった新鋭戦闘機とパイロットが本土防空に振り向けられたのですから、そういう意味ではこの空襲は効果絶大であったとも言えるでしょう。
その東京防空の重大拠点として陸軍は、調布飛行場に当時の最新鋭戦闘機三式戦(キ61)飛燕を装備する飛行第244戦隊を配備します。一方海軍は厚木基地に同じく局地戦闘機雷電を装備する第302航空隊を配備するのですが、そのハナシは別の機会にできればと思います。

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現在の調布飛行場にも戦争の傷跡は残っており、早速見に行ったのが援体壕と呼ばれる空襲から飛行機を防御するコンクリート製の格納庫です。空港のコントロールタワー前を通り過ぎて、滑走路北側の公園内にその援体壕はありました。こういった建造物はどんどん取り壊されてしまうのですが、ここの援体壕はちゃんと保存されており、壕の開口部に取り付けられたカバーに三式戦の絵を描いて、どのような形で戦闘機が収納されていたかが偲ばれるようになっています。

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壕全体は戦闘機1機がやっと収納できるだけの大きさで、入り口と主翼を収納する部分は広く、尾翼の部分は狭くなっています。これでは上空から見ると飛行機が入ってますと教えているようなもので、本当に隠せていたのか?と思いますが、調布飛行場はもちろん米軍に知られていたのですから、隠すというより護るというのが目的だったのでしょう。

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また、脇に設置されている説明板にはミニチュアが展示されており、分かりやすく見せる工夫には好感が持てました。
近づいて壕を見てみると、そのコンクリートの厚さも必要最低限で、爆弾の直撃を受けたらひとたまりもなかったでしょうが、至近弾や機銃掃射からの防御ならば充分だったろうと思います。

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早く着いた私たちはそんな散策をした後にランチを取ることにしたのですが、格納庫の中にあるプロペラカフェというレストランに行くことにしました。ここは格納庫内の飛行機と滑走路を離着陸する飛行機を見ながら食事をすることができるのですが、休日ということもあり順番待ちができるほど結構混んでいました。聞けば平日ならば本当にのんびりと食事をしたり、レストラン内に設置された本格的なフライトシュミレーターに乗ったりすることができるそうなので、ここに来るためだけに調布飛行場を訪れても良いかも知れません。

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そして、ここでもう一人の同乗者であるアルファ164オーナーズクラブの仲間であるkobuさんと待ち合わせて、いよいセスナに搭乗となったのですが、そう簡単に乗ることはできなかったのです。

いやぁ・・・恐るべし調布飛行場です・・・。

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