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走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

ALFA ROMEO Sport Collection 43

ベルトーネがデザインした名作、Giulia SS(Sprint Speciale)は以前にご紹介したGiulietta SSの後継モデルに相当します。アルファ・ロメオのこのネーミングは面白く、最初にデビューしたのがGiulietta(ジュリアの妹)で、この名前はもちろん、シェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」に由来します。

このネーミングにもエピソードがあり、アルファ・ロメオのエンジニア達が新型車についてカフェで議論していたところに、やってきたさる婦人が…、
「ここにはロミオがこんなに沢山いるのに、ジュリエットは一人もいないのね」
と冗談を言ったことから、名付けられたと言われています。
その後、排気量UPに伴い、Giuliettaのお姉さんということで、Giuliaと名付けられるようになったのですが、このような経緯から「妹」の方が先に誕生したのです。

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さて、本日ご紹介するGiulia SSも、その起源はもちろんGiulietta SSです。Giulietta SSはそのベースとなるGiulietta Sprintがその排気量を1962年に1.6L(1570cc)にUPされたことにより、Giulia Sprintとなったことに伴い、同じくGiulia SSと呼ばれるようになったのですが、排気量UPに伴いエンジンはさらにチューンされ、Giulietta SSの100hpから112hpに高められていました。

一方このベルトーネのデザインにはおそらく影響を受けたであろうデザインが存在します。それは同じイタリアのカロッツェリアであったギア社がドイツのコーチビルダーであったカルマン社と合同でVWをベースに開発したあの、カルマン・ギア1200です。
Giulietta SSの発表は1957年でしたが、一方でこのカルマン・ギアの発表はそのプロトタイプの発表が1953年。そして1955年には発売が開始されていました。
方や、フロントエンジンに対して、カルマン・ギアはVWをベースとしているためリアエンジンですが、そのボディの中心にキャビンを小さくまとめ、フロントとリアに伸びやかなラインを描くデザインは、この両車に共通したデザインコンセプトを感じさせます。

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この両車で大きく異なるのは、そのサイドのキャラクターラインで、カルマン・ギアはリアフェンダーのラインにオリジナルのビートルの名残を感じさせますが、一方のGiulietta SSはボディ中央に一直線にラインを引き、そのラインが切り落とされたリアにバンパーとして引き伸ばされ、スピード感を際立たせています。
同じカロッツェリアのデザインでも、この数年の差は現代の目で見て、確実にそのクルマの古さを感じさせない差となって顕れているのが興味深い、ニ車だと思います。

今回付属するモデルは、そのGiulia SSが1968年にタルガ・フローリオに出場したものをモデル化しています。
Giulietta SSが赤(Rosso)のボディカラーであったことに対して、今回は白(Bianco)で、この2台を並べて見ると結構見栄えがするので、この企画は心憎いチョイスだと思います。

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テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク