走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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LANCIA Storatos HF 製作記11

ディスプレイベースが出来上がったら引き続き完成に向けて最終仕上げを行います。途中でディスプレイベースを造るのは時間の節約のためだけでなく、モチベーションの維持のためで、ディスプレイベースを造ってしまえばそれに載せるクルマを最後まで仕上げなければならなくなるためです(苦笑)。

何とかラッカークリアーで表面を仕上げたら、続いて「研ぎ出し」と呼ばれる表面を均す作業を行います。この目的は多少は発生するクリアー塗装面の柚子肌と、デカールの段差をなくしてボディ表面を鏡面のように磨き上げるために行います。通常は1500番から2000番のペーパーで表面を均し、その後にコンパウンドで磨くのですが、どうしてもデカールの段差を消したいのであればともかく、個人的にはクリアー塗装がうまく出来たら必要のない工程だと思っています。今回はデカールに少しトラブルが発生したこともあり、この研ぎ出しを行うとデカールの上部のクリアーが削れてしまいデカールが剥き出しになり、さらにブツブツになった部分を剥がしてしまう恐れがありますので、ボディ全部に研ぎ出しを行うのはやめて上面だけにすることにしました。しかし、部分的に気になる箇所を磨いてたら一部クリアーを突き抜けて下地まで削ってしまいました。これもよくある失敗で、だからこそ最後の研ぎ出し工程は避けたいのですが、やってしまったものは仕方ありません。

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またまた相当ヘコむ状況ですが、これもちゃんとリカバリーの方法があります。

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まずは削ってしまった部分より一回りほど大きく穴をあけたマスキングテープを貼りつけて、それ以外の部分をマスキングします。

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削れて下地の出た部分に筆で塗料を塗って乾燥させます。これはその後のスプレー塗装を最小限にするためのもので、塗るというより盛ってやる感じで塗っておきます。その後に下地色をスプレーでもう一度塗装し、さらにクリアー塗装を行います。そして注意して削れてしまった部分をまた削ってしまわないように周辺をペーパーで均して、コンパウンドで磨けば完全ではないにせよ目立たなくすることができます。

ボディサイドの下面は黒のデカールが用意されています。サッコプレートのような外装パーツではありませんが、ボディと同じ艶ではないと思ったのでわざとデカールを貼らずにボディを仕上げ、最後に貼ることにしましたのでここで貼ってしまいます。多少デカールが切れたりしても色はブラックですので、簡単にエナメルのセミグロスブラックでレタッチすれば見栄え良く仕上がります。

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さらにウインドウフレームをフラットブラックで塗装するのですが、ここも何通りか方法があります。マスキングをしてスプレーで塗装する方もいれば、以前にご紹介したメタルックのフラットブラックを貼りこむ方もいますが、私の場合は筆で塗ってしまいます。ベースがラッカー系ですのでエナメル塗料を使えば失敗しても下地を痛めずに拭き取ることができ、何度でもやり直すことができます。ハイテクマスキングテープでマスクして筆塗りで塗った後に、どうしても難しい曲線部分を極細の面相筆でレタッチしたり、はみ出た部分を爪楊枝で削ったりしてラインを整えます。この爪楊枝での修正は意外に簡単で、ラッカークリアーで表面を仕上げてありますので、エナメル塗料は比較的簡単に爪楊枝で擦ると取り除いてやることができます。

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これはディテールアップですがワイパーブレードはキットのパーツはプラスチックで成型されています。このキットのモールドはシャープに出来てはいるのですが、それでもこのまま使うとなると実感に乏しいので、ワイパーアームはキットのプラスチックのものを使い、ブレードの部分のみを市販のエッチングパーツに置き換えることにしました。

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テールランプのレンズは裏側をシルバーで塗装して、表面を着色クリアー塗料で塗って仕上げると見栄えが良くなります。

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このキットは親切なことにサイドミラーのミラー面が別パーツとなっています。もちろん普通のプラパーツなのですが、一方で別パーツになっていると鏡の再現がしやすくなります。メーカーもちゃんと分かっていて別パーツにしたとしか思えず、なかなか心憎い配慮です。その心遣い?を無駄にしないようにこのパーツにメタルテープを貼り付けてデザインナイフで余分な部分を切り取ってミラーハウジングに嵌め込むとちゃんとミラーがついているように見えます。

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ボディ各所にあるキャッチピンはエッチングパーツで再現します。あらかじめ開けておいた穴に0.4mmの真鋳線を差し込んで接着し、適当な長さにカットしエッチングでできたキャッチピンを接着します。
小さな部品ですので瞬間接着剤などで接着すると周囲が白濁してしまいます。最近使い始めて具合が良いのが写真の速乾アクリア接着剤で金属にも使えて乾燥後は透明になるために、クリアパーツの接着などにも使えます。この接着剤の良いところは水性であるところで、テールレンズなどで接着面をシルバーで塗装している場合は、通常の接着剤を使うと塗料を溶かしてしまうのですが、この接着剤は水性ですので塗料を侵さないのです。

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ウインドウのクリアパーツは通常プラスチックでできているのですが、小さなパーツであればまだしも、ウインドウなどの大きな部分ではその透明度が重要で、そのまま使うとオモチャっぽくなってしまいます。そこで接着する前に以前の記事でご紹介したセラミックコンパウンドで磨くことによりガラスのような透明感の再現を行います。

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セラミックコンパウンドには専用のクロスが用意されています。これは超極細繊維でできたクロスで磨く際に余計な傷をつけないもので、使ってみたのですがなかなか具合が良かったです。

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このキットの最大の問題はシャーシーとボディの合体で、ボディの下部のテーパー部をムリヤリ広げてシャーシーをはめこむようになっています。しかも前後に取り付け用の雄雌のダボがあるのですが、それをうまくはめ込んでボディをムリヤリ広げてシャーシーをはめ込むのは不可能に近い作業です。どうしてこんな設計をしたのか理解に苦しみますが、私の場合は早々にアキラメて前後のダボを切り飛ばしてしまい、ボディを広げてはめ込むだけにしましたが、それでも折角仕上げたパーツが壊れたりクリアー塗装がヒビ割れないかヒヤヒヤものの工作でした。

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最後にボディ表面のパーツを取り付けて完成ですが、サイドミラー、ルーフスポイラー、アンテナの三点は最後の最後に取り付けます。それは工作のためにボディを触っているときに壊してしまわないためで、その前にモデリングワックスという艶出し剤でボディを磨いておきます。これ以降の作業はボディ表面を指紋で汚さないように木綿の手袋をつけて作業を行います。

小物パーツを取り付けて完成です。やはりボディを取り付ける際に一部クリアー塗装が割れてしまった箇所がありますが目立たないのでアキラメることにしました。これからこのキットを造る方はこの最終のフレームとボディの合体は鬼門ですので、充分に注意されることをオススメします。

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ディスプレイベースに載せてバランスを見て見ましたが車高も問題ないのではと思います。今回はボディを美しく仕上げたかったのでパネルラインのスミ入れは行いませんでしたが、この辺りは好みの問題で、もしスミ入れを行うのであればクリアー塗装前に行っておきます。クリアー塗装後だとスジ掘りが結構埋まってしまいますのでうまくスミが入ってくれません。

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久しぶりの模型製作であったのですが、イロイロな最新兵器?に助けられて何とか仕上げることができました。
次回作は全く趣向を変えてチャレンジしてみたいと思います。
模型に興味のない方にとってはつまらない記事だったかも知れませんが、趣味で造るのであればどんなに時間がかかっても誰からも文句は言われませんので(苦笑)、もしこの記事をご覧になって自分も造ってみようと思っていただけたなら幸いです。

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さて、これを自宅に置いても誰も見ることができませんので、当面はクイック・トレーディングのショールームに展示してあります。機会があれば是非ご覧ください。

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LANCIA Storatos HF 製作記10

ボディのクリアー塗装を乾燥させている間に、ディスプレイベースを作ります。今回はジオラマ未満、ディスプレイベース以上をコンセプトに少し遊んでみようと思います。

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それはいつものアガチス材のディスプレイベースの上にサンレモの路面を再現するというもので、その工作方法をご紹介したいと思います。
イメージはサンレモのターマック(舗装)路面で、当時の映像や写真を見て選んだのは、路肩が黄色の実線で中央線は白線の二車線の道路としました。サンレモの田舎道を見ると、道路は簡易舗装っぽく簡単に盛り土をして舗装されたもので、路肩は石だらけで所々に雑草が生えているようですのでそれを再現することにしました。

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まずはいつもの通りアガチス材にニスを塗ってやるのですが、今回は表面は路面を再現しますので、サイドの部分のみにステインニスを塗り、上から水性ウレタンクリアーを塗り重ねます。

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道路はベースに対して平行にすると動きがなくなってしまいますので、少し斜めに再現します。斜めにすることによりディスプレイベースは続いている道の一部を切り取ったように見せることができるのです。
イタリアの道路規格が良く分からなかったのですが、ラリーコースは狭い曲がりくねった道ですので日本の規格で調べて見ると県道などで古い道路の走行車線の幅は2.75mとの記述がありました。これを1/24スケールに縮小すると約11.5cmとなります。これをベースに道幅を決めることにします。

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ウレタンクリヤーが乾燥したらこれからの作業の保護のためにサイドの部分にマスキングテープを貼っておきます。

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ベース面を路面にすると、路肩を下げなければなりませんので彫刻刀で削ってやります。小学生の時に作った版画の要領で適当に削るのですが、路肩は荒地ですので規則的に美しく削るのではなく、むしろ凸凹があったほうが実感が出ますので、これまでのモデル製作に求められた繊細な作業とは逆にわざと大雑把に削ります。

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路肩を削り終わったら路面の再現に移りましょう。
路面の表現にはタミヤの情景テクスチャーペイントを使用します。以前は写真の情景スプレーという特殊合成樹脂の粉末スプレーがあったのですが、現在は製造終了となりその代わりに右の情景テクスチャーペイントという塗料が販売されています。こちらはセラミックの粒子が塗料に配合されており、筆で塗ってやることにより情景スプレーと同様に立体的な表現ができるものです。何せ新製品ですので使うのは初めてなのですがどんなものか使ってみることにしました。

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塗ってすぐはドロドロの塗料をブチ撒けたような感じです。乾燥には時間がかかりますが、最初の段階で路面の起伏を再現するために塗る厚みを変えて一旦乾燥させます。乾燥したら今度はテクスチャーペイントを水で薄めて表面に薄く塗って完成です。表面のザラザラ感もなかなか良く、スタイロフォームなどのベースを使えば大きな起伏や壁などの再現にも使えるのではと思います。色も泥や砂漠など各色用意されていますので、ジオラマを作る方には便利な製品ではないでしょうか。

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それでは引き続き車線の再現に移りましょう。路肩の黄線の幅は同じく日本の道路規格によると1/24スケールで幅は4mmで、中央線の白線は6mmとなりますが、マスキングテープを使うと塗り分け部分がはっきりとしすぎてしまいます。こういったマスキングを行う場合はトレーシングペーパーを用いて塗りたい部分を切り取ります。今回の場合は路面の線ですのでそれほど厳密な塗り分けを行う必要はなく、むしろ境目がちょっとボケている程度のほうが実感が高まりますので、ぴったりと貼り付けずに数箇所を両面テープで貼る程度にしてスプレー塗装を行います。

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黄色の線は写真を見ると少しオレンジっぽい黄色ですので、Mr.Colorの58番の黄燈色を用います。この塗料は半光沢で少し艶がありますので、フラットベースを混ぜて艶を消してからエアブラシでスプレー塗装します。同じく中央線の白線も同様にマスキングを行いホワイトで塗装するのですが、こちらはホワイトサーフェイサーを用いてスプレーすれば艶消しの白線を再現することができます。さらに乾燥後に砂消しゴムで表面を削ることにより部分的に白線がかすれた感じを表現することができます。

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続いて路肩の地面の表現に移りましょう。用意するのは鉄道模型などで使われている材料で、ジオラマ用クラッシャブルストーンと呼ばれるもので地面の表現をします。名前の通り砕いて様々な大きさにすることができますので、スケールに合わせて石の大きさを調整することができます。さらにコースターフと言う細かい着色スポンジを使って雑草の表現をするのですが、一色だと単調になってしまうので今回は大きさと色調の異なる二種類を用意しました。

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クラッシャブルストーンは文字通り好きな大きさに砕くことができます。ビニール袋に入れてハンマーで叩いて砕くことにより、細かくしたものとそのままの大きさのものを混ぜて大きさをバラつかせておきます。

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接着は木工用のボンドを使います。これは固まるまでに時間があるので工作がしやすいことに加えて、固まると透明になるので貼り付けたこれらの材料を邪魔しないためジオラマ製作によく用いられている接着剤です。
指やヘラなどで必要な部分に木工用ボンドを塗ったら予め砕いておいた上記のクラッシャブルストーンを上からばら撒きます。今回はさらにコースターフも接着しますので少しまばらにばら撒いておきます。続けて同様にコースターフを撒き、部分的にピンセットで植えるように押し込んでやれば完成です。

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木工用ボンドが乾燥したらサイドの保護のためのマスキングテープを剥がして完成です。
路肩の荒地とわずかに生えた雑草がうまく表現できたのではないかと思います。
ちょっと路面が舗装したてのようで綺麗過ぎるかなとも思ったのですが、今回はあくまでディスプレイベースとしての製作ですので、タイヤのスリップ痕やオイル染みなどを加えるのは止めにしました。

これを一つのジオラマとして作品にするのであれば、クルマを汚したりフィギュアを配置したりと、何らかのストーリーを考えながらその一瞬を切り取ったイメージを元に、最初から計画して造らなければなりません。
ジオラマとディスプレイベースの違いはそこで、あくまでクルマを主役にしてそれを見せるためのものと、クルマを一つの道具としてジオラマ全体でストーリーを見せるものは製作に際して根本的にアプローチが異なるものだと思っています。
それでは引き続きクルマの製作に戻りましょう。

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LANCIA Storatos HF 製作記9

このクルマ特有の見せ場はラリーカー独特のカラーリングに加えて、フロントに装備されたライトポッドです。
これはクルマの顔とも言える部分ですので、細心の注意を払って仕上げたいものです。また、このライトの組み立てはプラモデル製作の基本作業が詰まっている部分でもあります。それは細かい部品を傷つけずにランナーから切り離し、切り口を整形すること。そしてレンズ部分であるクリアパーツの接着に加えて、その仕上げ方で他人の作品と差別化を図ることができる部分です。ポイントはこれらの基本工作に加えて、実物でメッキされたライトリムをどう表現するかで、このキットのパーツはメッキパーツではないために工夫が必要です。
私自身はプラモデルのメッキパーツはあまり好きではなく、ゲートやパーティングラインを整形する際にメッキは剥れてしまいますし、どんなに綺麗にメッキされていてもそれは実物のメッキの光沢とは異なり、その仕上がりがオモチャっぽくなってしまうので、メッキパーツであっても敢えてメッキを剥がしてしまいます。

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メッキ表現の代わりとして使える材料がメタルックで、これはアルミ箔でできた片面に糊のついた薄膜フィルムなのですが、これを貼ることにより金属表現をすることができます。メタルックには着色されたものもありますので、メッキの表現だけでなくウィンドウのゴムモールやカーボンなどの表現もできるのですが、これをライトパーツに貼って見ました。

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クリアパーツの接着は最も気を使う部分です。通常の接着剤だとはみ出したりしてクリアパーツを汚してしまいますし、瞬間接着剤は化学変化で白濁してしまいます。そこでまた秘密兵器の登場です(笑)。それはメタルプライマーという薬品で、本来は金属の上に塗装をする際に塗装を剥れにくくするために塗る薬品なのですが、これを接着剤代わりに利用することができます。もともと接着強度はそれほど必要としないパーツですし、本来は接着剤ではないので硬化に時間はかかりますが、固まっても白濁せず、粘度がないために筆で流し込んでやれば最小限の接着面で綺麗に接着してやることができます。

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4連のライトポッドはカバーを装着してしまえば見えなくなってしまいますので、単にシルバー塗装のみで終わりとしました。見えないところに手を抜かないのもコダワリですが、潔く手を抜くことも必要です(苦笑)。

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もう一箇所の手抜きはフロントに搭載されたスペアタイヤパーツです。キットは上げ底でタイヤとホイールに加えて冷却水ホースがモールドされているのですが、ルーバーの隙間から殆ど見えません。また、フロントにスペアタイヤを搭載するとラジエーターの冷却効率が悪くなるために、ストラダーレでもオーナーはスペアタイヤを下ろしてしまうというハナシを聞くと、ラリーカーでスペアタイヤを搭載していたとも思えません。一応目隠し?としてパーツは使うことにしましたが、一生懸命塗り分けをするのは止めてしまいました。

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塗装は終わったホイールにタイヤを装着しました。ホイールにはハイライトのためにスミ入れをしようと思ったのですが、出来上がりが綺麗なのであえてホイールナットの部分のみのスミ入れに止めました。

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デカールが乾いたらいよいよボデイの仕上げを行います。まずはボデイ表面に残ったデカールの糊を拭き取ります。デカールを傷つけないようにぬるま湯でキムワイプや綿棒を濡らしてボディ表面を拭いて綺麗にします。
そしていよいよクリアー塗装なのですが、ここが悩みどころです。クリアー塗装の目的はボディ表面の艶を出すためだけでなく、デカールの段差をなくすのが目的なのですが、問題はそのクリアー塗料の材質です。現在一般的なクリアー塗料は三種類あります。
まずは水性クリアーで、水性クリアーは水性であることから乾燥が遅いことに加えて艶が他のものに比べて劣るという欠点があります。乾燥が遅いことそのものは待てば良いだけで、時間に縛られずに趣味で模型を造っている場合は大した問題ではないのですが、乾燥している間に表面にホコリがついてしまうと折角の艶出しのためのクリアー塗装が仇となってしまうことが問題です。一方で最大の利点はデカールを侵さないことで、このモデルのようにデカールを多く貼ったモデルには安全なクリアー塗料です。

そして一番一般的なのがラッカークリアーで、乾燥が速く艶も良く・・・と良いことずくめなのですが、問題はデカールを痛める可能性があることです。以前の記事でも書きましたが、ラッカー塗料は溶剤が揮発することにより顔料が定着する塗料です。ラッカークリアーはその色をつけるための顔料は入っていないのですが、溶剤が揮発する際に表面が収縮するためにデカールに皺ができてしまうことがあるのです。特に大面積のデカールや浮いてしまったデカールがあったりするとその傾向が強く、折角最終仕上げまで造り上げたモデルを台なしにしてしまう可能性があるのですが、塗り方次第ではその危険性を回避することができますし、塗り重ねることによりデカールの段差も消すことができるために一般的に使用されているものです。

上記の問題を解決できるのがウレタンクリアーで、実車のクリアー塗装に用いられているクリアーです。前の二種類の塗料が水性であれ油性であれ溶剤が揮発することにより固まる塗料であることに対して、ウレタンクリアーは化学変化により固まるもので、揮発する際に収縮しないためにデカールも傷つけることのないクリアーなのですが、安定して化学変化を起こさせるためにはその配合が厳密であることに加えて、一度配合すると全て固まってしまうために作りおきができないという欠点があります。クルマの補修剤として売られている缶入りのものはスプレーする直前に缶の中の隔壁を破って配合するようになっており、配合比の難しさからは解放されるものの一度に使い切ってしまわなければムダとなってしまいます。最近は自分で都度配合できる模型用のものも販売されるようになりましたが、入手難であることと上記の配合の問題からまだ一般的ではないようです。

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このように全ての種類には利点があると同時に何らかの問題があるのですが、イロイロと考えた末に今回はラッカークリアーを塗ることにしました。理由はもともとはデカールであったグリーンの塗り分け部分をスプレー塗装で行ったことによりリスクが減ったためで、ラッカークリアーの注意書きにはデカールを貼った上からスプレーしてはいけないと書いてありますが、それはメーカー側がクレームリスクを回避するためのもので、前記のように塗り方でその危険を回避できるのです。

スプレー塗装の基本として、最初は遠くから砂吹きをすると書きましたが、デカールの上に塗るラッカークリアーの場合はさらに注意して最初はさらに遠くから砂吹きを行います。これはデカールの表面を守るためで、少量のクリアー塗料をまず表面で乾燥させることにより、収縮を最小限に抑えてラッカークリアー塗装の影響を最小限とすることができます。
最初の砂吹きでデカール収縮が起こらなければ、その後に充分に乾燥させた後は通常の塗装と同様にクリアー塗装を続けることができます。とにかく最初は厚塗りは禁物で、サッと一回吹き付けるだけで表面がザラザラしたまま乾燥させます。

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まずはこの状態でデカールが皺になったり侵されていないかチェックし、引き続きラッカークリアーを使うかどうかを決めるのですが、今回は何とかそのままラッカークリアーを使えそうです。もし、砂吹きの段階でデカールが皺になったり破れたりした場合は塗料でレタッチして続きは水性クリアーかウレタンクリアーに変更した方が良いでしょう。
続けての2~3回はサッと吹いては10分程乾燥を繰り返します。そして表面全体にクリアー塗料が載ったらゆっくり目にスプレーして表面に艶が出るまで吹き付けます。そして更に今度は30分程乾燥させたら同様にゆっくりクリアーを吹き付けて終了です。

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クリアーを乾燥させて細部を良く見るとやはりデカールの一部が侵されていました。写真では分かりにくいのですが具体的にはブツブツが出来ている程度で、破れたりというダメージはなかったのですが、この原因はデカールの密着に問題があったようで、全てのデカールを貼る際にマークセッターを塗って密着させてやれば起こらなかったトラブルであろうと思いますので、今後の教訓としたいと思います。

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一部のブログ記事をみるとカルトグラフ製のデカールはラッカークリアーに弱いという記述がありますが、どうやらそれはカルトグラフ製デカールの糊が弱いことが問題であると思います。小さいデカールであっても労を惜しまずにマークセッターを使って密着させ、前記のクリアースプレーの手順を守れば、充分ラッカークリアーを使えることが分かりました。

ラッカークリアーは乾燥が速いのが特徴ではありますが、それでも2、3日は乾燥させて完全に溶剤を揮発させます。

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LANCIA Storatos HF 製作記8

それではボディのマスキングを剥がしましょう。何回やってもこの瞬間はドキドキするもので、過去には悲惨な目にも逢ったことがありますので、緊張する作業です。塗り分け部分のマスキングテープを剥がすときには注意が必要で、下の写真のように後から塗った側に少し傾けるように剥がして行かないと、色の境目が浮いて剥れてしまう可能性があります。

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マスキングは概ね成功ですが、やはり一部に吹き漏れがありました。

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また、フロントはマスキングの失敗で塗り分けに段差ができてしまいました。まずはこれらをリカバリーします。
吹き漏れはこの程度であれば1500番のペーパーで削り取ることができます。

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塗り分けの段差は再度マスキングして筆塗りでレタッチします。

塗り分けの処理が終わったら、さらにボディ表面を2000番のペーパーで磨いておきます。これは表面に残るマスキングテープの糊と塗装の柚子肌を綺麗にするためで、これからデカールを貼ってさらにクリア塗装をするための下準備となります。ペーパーで磨く際は細心の注意を払い、磨き過ぎて下地を出さないようにしなければばりません。最後にコンパウンドで表面を軽く磨いてから中性洗剤でコンパウンドのカスを洗い流します。

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コンパウンドとはペースト状の研磨剤で、これまでご紹介したペーパー状の研磨シートと同じく、表面を研磨するためのものですが、通常はより細かい研磨に使用します。コンパウンドの中にも粗目、中目、細目、極細とあるのですが、私の場合は粗目、中目に相当する工程は作業性の良いペーパーで代用し、細目の部分からコンパウンドを使用しています。もう一つの理由はコンパウンドに含まれる油分で、塗装工程の途中で使用すると塗装面に残るその油分をもう一度洗浄しなければならないのですが、最終仕上げで用いると最後にワックスを塗りますので、その油分を気にしなくても済むからです。しかも最後の仕上げに使用する、セラミックコンパウンドは油性ではないためにワックスを弾いたりすることがありません。

それではデカールを貼って行きましょう。このモデルのデカールは以前の記事でご紹介したカルトグラフ製のデカールで、その発色の素晴らしさもさることながら、最大の特徴は通常のデカールにある透明部分の余白が殆どないことです。デカールの余白は印刷する際のアラインメントズレを吸収するためのものなのですが、アラインメントが正確であるとこの余白は不用となります。それだけカルトグラフの技術と品質管理が素晴らしいことの証明がこの余白部分だと思います。

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デカールは水転写式ですので水に漬けるのですが、この時期の冷たい水だとフィルムが破れてしまう可能性がありますので、ぬるま湯を使用します。必要な部分のみハサミで切り取って順番に貼り付けて行きます。

カルトグラフの唯一と言って良い欠点はフィルムが硬いことで、曲面に馴染ませるには工夫が必要です。それにはマークセッターとマークソフターという薬品を利用します。マークセッターはデカールを貼りやすくするための糊剤で、貼りたい場所にあらかじめ塗っておくことによりデカールの密着性を良くすることができます。マークソフターはデカールのフィルムを柔らかくするためのもので、デカールを貼ってから塗って(貼る前に下地に塗っておいても構いません)、綿棒などで押さえてやることにより曲面に馴染むようになります。いずれもデカールを貼ってから綿棒でデカールの表面を廻すように転がして余分な水分や薬品を取ってやります。決して擦ってはいけません。擦るとデカールが破れてしまいます。
またこのキットではデカールの重ね貼りををするよう指示されています。具体的にはゼッケンサークルのデカールの上からゼッケンナンバーを貼るといったものです。こういった場合は一番下のデカールが充分に乾いて定着してから上のデカールを貼るようにします。デカールは僅かですが乾燥する際に収縮しますので、乾かないうちに上から濡れたデカールを貼ると破れてしまう恐れがあります。

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このキットでの最大の難関はフロントのルーバー上のデカールです。ルーバーは隙間が開いているのに対してデカールは一面ですので、そのまま貼るとルーバーの隙間を塞いでしまうことになります。こうした場所にデカールを貼る場合には上記の薬品や技術を総動員する必要があります。
最初はデカールを使う予定でいたのですが、やはり失敗してしまいました(泣)。マークセッターを塗りすぎてデカールを溶かしてしまったのです。何とか筆でレタッチを試みましたが、あまりに見栄えが良くないので急遽、塗装することにしました。負け惜しみではなく、こうした失敗の経験も重要で、どうすれば失敗するかとどうすればリカバリーできるかの両方を会得することができます。

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アリタリアのAロゴですのでマスキングも簡単です。デカールで実測するとグリーンの幅は4mmで、真ん中の赤の部分との間隔は2mmですので、それに従ってマスキングテープを使ってマスクします。
ここでまたまた失敗してしまったのですが、ルーバーの隙間からスプレーした塗料が毛細管現象でハミ出してしまいました(泣)。

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幸いなことにベースが白ですので、ハミ出した部分をデザインナイフでハミ出したグリーンの塗膜を削って、筆でホワイトをレタッチして何とかリカバリーできました。しかしレッドの部分は同じ轍を踏まないように筆で塗ることにしました。同じようにマスキングテープでマスクしますが、マスクにかかる部分は毛細管現象が起こらないように濃い目の塗料で先に塗ってまずはエッジの部分を固めます。その後に少し薄めの塗料で中央部を塗りつぶすと綺麗に塗装できます。
スプレー塗装の塗り重ねはラッカー系のものでも良いのですが、ベースがラッカー系塗装でその上に筆塗りをする場合はベースを侵さないようにエナメル系の塗料を使用します。

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こうした細かいマスキングにはまたまた秘密兵器があります。それはハイテクマスキングテープというもので、通常のマスキングテープが紙製のものに対して、このマスキングテープは塩化ビニール製でできているのです。つまりエッジにケバが立たないことに加えて、伸縮性があり曲面によく馴染むという特性があるスグレ物です。お値段が高いのと最近入手難なのが難点でもあるのですが、スジ掘りのガイドとしても有効ですので、一番細いこの2mm幅のものは持っていても損はないマスキングテープです。

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ようやくデカールも貼り終わりました。

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デカールを充分乾かしている間にホイールなどの塗装を行います。
ホイールはゴールドで塗装するのですが、塗装の中で一番やっかいなのがこのゴールドではないかと思います。
塗料は樹脂に添加剤と溶剤を混ぜたベースに顔料が混ざっており、溶剤が揮発乾燥することにより顔料が定着するのですが、通常の色と異なりメタリック系の顔料は金属粉の光の反射によりその輝きを再現しています。ですので、筆塗りだとその粒子が表面に均等に定着しないために、所謂塗りムラの影響が大きく、そのために輝きが鈍くなってしまいます。美しくメタリック塗装をするためにはスプレー塗装をするしかないのですが、それでも表面に均等に粒子を定着させるためにはより一層の下地処理が必要となるのです。

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今回はホイールですので平面がないために実験的に三層塗装を行って見ました。それは一番隠ぺい力が高く、かつ表面が平準になるグロスブラックをベースに塗り、

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さらにゴールドを輝かせるためにスーパーシャインシルバーをスプレーし、

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最後にゴールドを薄めにスプレーして見ました。

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この塗装方法は正解で、下地となるシルバーのお陰でちゃんとメタリック感のあるゴールド塗装ができました。

次はいよいよ最終工程に移ります。

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LANCIA Storatos HF 製作記7

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このキットはエンジンレスですので外から見えるエンジン部分が一部のみモールドされており、シルバーに塗るよう指示されています。エアブラシで塗り分ける方法もありますがマスキングが面倒ですし、それほど目立つ場所でもありませんので私の場合はフリーハンドで筆で塗ってしまいます。これもセオリーですがベースがラッカー系塗料で塗装されている場合は、その上に色を塗り重ねる場合はエナメル系の塗料を使用します。エナメル系の塗料はラッカー系の塗料を侵さず乾燥が遅い代わりに塗料の伸びが良く、ムラになりにくいという特徴があります。特にタミヤのエナメルクロームシルバーは本来、筆塗りには向かないとされているメタリック系塗料の中でも筆で塗った時の発色が素晴らしいもので、ちょっとしたメッキパーツのタッチアップなどに使用できて重宝する色です。

「弘法筆を選ばず」と言いますが、模型の塗装の場合筆はとても重要です。高価な筆が良いとは限りませんが、模型用に造られた筆は値段が高いほど確実に優れていますので、できる限り良い筆を使ったほうが結果としてトラブルも少なく製作がスムーズに進むと思います。

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マスキングなしのフリーハンドの塗装でもこの程度の塗装は可能です。(老眼との闘いはありますが・・・)

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過去の記事でパーツの切り離しについて書きましたが、クリアパーツの切り離しにはさらに神経を使う必要があります。クリアパーツはその材質が硬く、捻性がないために切り離しの際に欠けてしまったりクリア部分が白くなったりしてしまうのです。目立たない場所であれば良いのですが、写真のようなリアスクリーンの切り離しには秘密兵器があります。それはエッチングソーと呼ばれているもので、金属のエッチングでできた薄いノコギリです。
これを使ってゲートを切り離してやれば傷をつけずに切り離すことができます。

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塗装が乾いたら組み上げたユニットに塗装済みのパーツを合体させます。

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排気管はミニチュアモデルのアクセントとなるパーツだと思います。このキットのモールドは平均点だと思いますが、念入りにパーティングラインを整形し、さらにエンドの開口部を薄く削って塗装すると見栄えがするようになります。

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まずはサーフェイサーを吹いてからMr.メタルカラーのステンレスをスプレーします。Mr.メタルカラーは塗装してから磨くことにより金属色の表現ができるものです。

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塗装してすぐはこのような色調なのですが、

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乾燥後に柔らかい布で磨いてみました。上が磨く前で下が磨いた後です。正直それほどの違いは感じられませんでしたが、もっと面積の大きいパーツだとそれなりの違いが分かるのかも知れません(苦笑)
ただ磨かないよりも磨いた方が実感が出るのは確かですので、引き続き2本とも磨いてやることにします。

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さらにマフラーの焼き色を表現してみます。焼き色の表現はパステルを使うのですが、それはタミヤのウェザリングマスターで、これは化粧用のファンデーションと同じもので付属のスポンジ筆で擦り付けてやるのも化粧品と同様です。

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ベースに青焼けを表現するパステルをスポンジ筆で塗りつけて、その上から赤焼けを表現するパステルを塗るとステンレスが熱で焼かれた表現をすることができます。マフラーエンドの内側を黒く塗って完了です。
実際に取り付けると殆ど目立たないパーツですが、模型制作は自己満足の世界ですので(苦笑)こうした遊びもモチベーション維持に必要です(笑)

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引き続きフロントとリアの足回りを製作します。キットではショックとスプリングが一体でモールドされており、コイルスプリングを赤で塗るように指示されています。しかしそれだけでは実感が出ませんので、隙間に黒でスミ入れをしてみました。

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次にコクピット内で目立つのが消火器です。キットのモールドはそこそこシャープですので、そのまま使用することにしますが、取り付けバンドはモールドがゴツいので削り取って0.1mm厚のアルミ板を細切りにして巻いてやります。さらに演出で消火器に貼られている注意書きを再現します。このデカールはガンダムなどのモビルスーツモデル用に別売りされているディテールアップ用のデカールなのですが、書いてある文字が見えるワケではありませんので、それっぽいものを選んで貼ってやれば完成です。このガンダム用のディテールUPデカールは様々な種類があり、ボンネットの裏のCAUTIONラベルなどにも結構使えるのではないかと思います。

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ミニチュアモデルのもう一つのアクセントがコクピットです。このモデルはドアも閉まったままのクローズドで作成しますので出来上がってしまえば殆ど見えなくなってしまうのですが、それでも視界の良いフロントガラス越しに見えるコクピットはやはり「見せ場」の一つだと思います。

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まず最初に手を入れるのはシートベルトです。キットのシートベルトはデカールで再現するようになっていますが、シートベルトはフロントガラス越しに良く見えるために手持ちのエッチングパーツを使ってディテールアップすることにします。シートベルトアンカーを取り付ける場所はあらかじめ穴を開けておき、シートを接着する前にアンカーを取り付けておきます。エッチングパーツの切り離しには、エッチング用のハサミを使用します。小さなエッチングパーツはニッパーよりこうしたハサミの方が使いやすくて便利です。

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シートベルトは赤だと見栄えがするのですが、実車のBritax製シートベルトは黒ですので、あまり目立たないかもしれませんが、エッチング製のバックルとキット付属のBritaxのシールを貼ると随分と見栄えが良くなりました。ハセガワもモデラーがシートベルトを自作することを念頭においているようで、ちゃんとBritaxのロゴのみのデカールを用意してくれていました。

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キットのヘッドレストステーはプラスチックのモールドで表現されていますが、いかにも無骨ですので同じく金属線で置き換えてやります。切り離しに使用するニッパーは通常のプラスチック用のニッパーではなく、金属用のニッパーを用意してください。今回は切断面が表に出ませんが、金属の切断面はその後の整形が面倒ですので、切り口が美しくないとヤスリで削ったり面倒な作業が増えてしまいます。用意するのは0.8mm径のアルミ線で、ステーを削り取り、ピンバイスで穴を開けて差し込んでやれば完成です。

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キットのシフトノブはプラスチック製ながらシャープなモールドでシフトノブの形も的確なのですが、やはりメタル製のアフターパーツには敵いません。ここは一つ奮発して置き換えることにします。

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このキットの場合はあまり見えなくなってしまうのが残念なのですが、インパネ周りもストラダーレと異なり、ラリーカーらしく賑やかにメーターやスイッチが付いています。メーターはデカールで再現されていますので、丁寧に貼り付けてやります。また各種のスイッチも塗り分けてやれば完成です。一部のウォーニングランプはクリアー色で塗るように指定されていますが、クリアー色はそのまま塗っても色栄えがしませんので、ベースにシルバーを塗ってからクリアー色を塗り重ねるようにします。

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次はいよいよボディへのデカール貼りに続いて外装の仕上げを行います。

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