走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

100周年目のALFAROMEO DAY ~その伍~

毎回、ALFAROMEO DAYでは独断と偏見で(笑)、気になった参加車両をご紹介して来たのですが、今回は100周年記念ということで特別展示車両のご紹介にエネルギーを消費してしまいました。
それでも、「これはお知らせせねば…」というクルマがありますので、厳選して?ご紹介しておきたいと思います。

車種別に並べられた景色はなかなか圧巻でした。

2010ARD077JPG.jpg

私にとっては現行モデルと言っても良い(苦笑)アルファ155もそろそろ部品供給が厳しくなって来たようです。オーナーはこれからが正念場でしょう。

2010ARD078.jpg

さらに荒れているのがアルファ145で、やはりボトムレンジのモデルであったこともあり、程度の良い個体は中古車市場からは消えてしまいました。今後は大切にしているオーナー車しか見かけなくなるモデルでしょう。

2010ARD079.jpg

中古車市場はおろか、街中でも見かけることのないアルファ164です。しかもQVやQ4といったスペシャルモデルはまだ残っているものの、ノーマルのLやSuperなどはどんどん淘汰されてしまっています。オーナーは気合と根性で維持していますので、街中で見かけたら是非帽子を取って最敬礼してください(爆)

2010ARD065.jpg

一方で殆ど減ることのないのが115Spiderです。中古車価格も916Spiderと逆転しており、高値安定といった傾向ですが、維持する(初期化)するにはそれなりの根性が必要なのも確かで、見かけで簡単に手を出すと結構痛い目にあったりするモデルです。

2010ARD068.jpg

SZ/RZがこれだけ揃うのはこのALFAROMEO DAYだけではないでしょうか。ベースとなったアルファ75がどんどん朽ち果てて行くのに対して、やはりスペシャルモデルだけあってそのコンディションは素晴らしいものがあります。

2010ARD066.jpg
2010ARD067.jpg

特別展示車以外にも素晴らしいコンディションのGiuliettaが来ていました。SpiderもSprintもどちらも惚れ惚れするコンディションでした。

2010ARD069.jpg
2010ARD070.jpg
2010ARD071.jpg

仕方がないのかも知れませんが、Alfettaは年々減っているような気がします。しかし一方で参加している個体はオーナーの意地と愛情が注がれた素晴らしいコンディションであるのですが…。

2010ARD072.jpg
2010ARD073.jpg
2010ARD074.jpg
2010ARD090.jpg

今まで気がつかなかっただけかも知れませんが、今回のALFAROMEO DAYで初めて見つけたような気がします。それはかつて見たことがないほど素晴らしいSUD SPRINTなのですが、乗り逃げしそうになりました(苦笑)

2010ARD084.jpg

いつか誰かがやるんじゃないかと思ってました(笑)。「イタ車」=「痛車」という意味ではうってつけなんでしょうね。

2010ARD082.jpg
2010ARD083.jpg

今年の展示車は8C Competizione Spiderでした。昨年はオーナーカーに加えて試乗車まで用意されていた8C Competizioneですが、さすがに希少なSpiderともなると触ることすらできませんでした。

2010ARD080.jpg
2010ARD081.jpg

こちらはBrera Independentでアルファ・ロメオとファッションブランドのIndependent社とのコラボレーション企画車です。全世界900台限定とのことですが、マット(つや消し)のボディはこのBreraのスタイリングにはなかなか似合っていると思います。

2010ARD088.jpg

一方こちらは同じBreraでもASSO Internationalが持ち込んだデモカーです。正直言ってこの辺りのモディファイのセンスは私には良く分かりませんでした。

2010ARD076.jpg

同じくASSO Internationalさんが持ち込んだデモカーです。ボディカラーに関しては好感が持てたのですが…(苦笑)

昔は、アルファ・ロメオをイジるなんて…と言われたものですが、最近のモデルに関して言えば思い思いのドレスアップを楽しんでいるように見受けられます。これもクルマ趣味の一つですから全然構わないとは思うのですが、願わくばセンス良く乗りこなして欲しいものです(苦笑)

さて、ALFAROMEO DAYもお開きとなり参加者は三々五々帰路につくのですが、その際にスタッフの皆さんが総出で見送ってくれるのが恒例となっています。
自分がスタッフになってみると良く分かるのですが、この「お見送り」のときが一番充実した時間で、参加された方の満足そうな笑顔を見るとほっとするものなのですが、私たちはタダでは帰りません(爆)
多くの参加者の方がブログで書かれていますので私は省かせていただきますが、アルファ164オーナーズクラブの面々は勝手に人文字を作ったり、開いた駐車場で即席の撮影会を催したりしてなかなか帰ろうとしません。

2010ARD085.jpg

それでもようやく解散し、中央道を順調に走っていると案の定、小仏トンネルの手前から大渋滞となってしまいました。
私たちは先行して出発したのですが、後発組に中央道で追いつかれ、結局渋滞の中で仲良く並ぶことになってしまいました。こうなるとどんなに速いクルマでも皆同じで、ただただ睡魔が襲ってくるだけとなります。

2010ARD086.jpg
2010ARD087.jpg

私たちは渋滞を回避すべく上ノ原ICで中央道を降りてしまったのですが、後から聞けばその後渋滞は解消したそうですから、そのまま走っていたほうが良かったのかも知れません。
「いやぁ。帰りは酷い目にあった」とボヤきながらも、それでも毎年出かけるのがこのALFAROMEO DAYなのです。
さて、連載でお送りしたALFAROMEO DAYのレポートですが、少しは楽しさを感じていただけたでしょうか。
まだ参加されたことのない方は是非一度参加してみてはいかがでしょう?
きっと自分なりの楽しみ方が見つかると思いますよ。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

100周年目のALFAROMEO DAY ~その四~

前回に引き続き特別展示車のご紹介です。

2010ARD047.jpg

良くも悪くも自動車史に残るアルファ・ロメオがこのアルファスッドではないでしょうか。FF形式による合理的なパッケージングにジゥジアーロによる素晴らしいデザイン。さらにアルファ・ロメオによる小気味良いハンドリングを与えられたアルファ・スッドは後に大流行する「ホット・ハッチ」というジャンルの魁となりました。
一方で劣悪な製造品質と粗悪な鉄板により不具合とボディの錆が頻発し、アルファ・ロメオの品質に関する評価を地に落としたのもこのアルファスッドだったのです。

2010ARD048.jpg

それでもこのアルファスッドが魅力的なのはその絶妙なサイズとハンドリングです。後に加えられたSprintはAlfetta GTと同じコンセプトのスタイリングですが、さらにシャープに纏められています。

2010ARD049.jpg

そのFFモデルであったアルファスッドの後継モデルがアルファ33でした。実用車としては実に優れたパッケージングと必要充分な性能からスマッシュヒットとなったモデルですが、あまりに華のない外観から、このジャルディネッタと呼ばれたワゴンに至っては、日本ではアルファ・ロメオのニセモノとまで言われたそうです(苦笑)

2010ARD050.jpg

どういうワケか今回の展示車はアルファ75が充実していました(苦笑)。日本に正規輸入が再開された際にはこのアルファ75とSpiderからスタートしたために日本でアルファ75は馴染みのあったモデルなのですが、やはり一番厳しい時代のモデルであることもあり、その品質は劣悪でした。これは日本に輸入され一番販売されたモデルである2.0TSです。

2010ARD051.jpg

一方こちらは日本には正規輸入されなかったV6の5MTモデルです。縦置きのV6エンジンはとろけるようなフィーリングでした。

2010ARD052.jpg

日本でのアルファ75の最上級グレードがこのV6 Milanoと呼ばれたATモデルでした。確かにATのイージードライブはアルファ75にはマッチしていたのですが、スポーツセダンとして振り回すにはMTの方が好まれました。

2010ARD053.jpg

アルファ75の最高峰がこのTurbo Evoluzioneでした。そのスタイリングは獰猛でアルファ75のオーナーはこの外観をお手本にモディファイをしたものです。

2010ARD054.jpg

そのアルファ75のシャージーとエンジンを流用して限定で製造されたのがZAGATO SZでした。初代のSZと区別するためにその型式名からES30と呼ばれるのですが、別名はIL MOSTRO(怪物)でこの名前のほうが外観に似合っていたかも知れません。

2010ARD055-1.jpg

さらにそのSZをオープンにしたのがRZでこちらの方が生産台数も少なく希少です。

2010ARD056.jpg

アルファ164はFIAT傘下となったアルファ・ロメオの経営を上向かせる原動力となったモデルです。後のアルファ156にその記録を破られるまでは、アルファ・ロメオの歴史の中で最も多く生産されたモデルでした。
その中でも限定で製造されたQuadrifoglioはそのエンジンフィールを絶賛され、かの小林彰太郎氏に「これ一台で充分」とまで言わしめたモデルです。

2010ARD057.jpg

アルファ164の最高峰と言えるモデルがこのQ4でオーストリアのシュタイヤー・プフ社と共同で開発した4WDシステムはこのアルファ164Q4のみに搭載されたメカニズムでした。このボディカラーはプロテオレッドと呼ばれ、その名前はこのQ4のコンセプトモデルであったプロテオに塗装された特別なカラーに由来しています。

2010ARD058.jpg

FIAT傘下で初めて最初から開発されたのがこのアルファ155でした。FF形式となりシャーシーをTipoベースにすることには異論もありましたが、それでも最初のモデルはアルファ75譲りのアルファ・ロメオ伝統の4気筒DOHCエンジンを搭載していました。このモデルはその貴重な初期のアルファ155で、後期のブリスターフェンダーではないためナロー8Vと呼ばれているモデルです。

2010ARD059.jpg

こちらは日本で企画されたアルファ155をベースにZAGATOがスタイリングを担当したTI-Zというモデルです。ノーマルのアルファ155に比べると発売当時の価格は高価で、「欲しくとも手が出なかった」方も多かったのではないでしょうか。

2010ARD060.jpg

Tipoベースのシャーシーはアルファ155だけでなく、アルファ・ロメオの伝統でもあるSprintとSpiderにも用いられました。そのSprintに相当するのがこのGTVで、ピニンファリーナ時代のエンリコ・フミアさんのデザインでした。日本にはアルファ・ロメオ純血の2.0L V6エンジンにターボチャージャーを組み合わせたモデルが輸入されました。

2010ARD061.jpg

そのGTVの屋根を切ったのがSpiderと思われていますが実は逆で、エンリコ・フミアさんによるとSpiderのデザインが先で、後にクローズドとしてGTVはデザインされたものだそうです。そのSpiderはそれまでの115Spiderからスタイリング上は全く決別し、発表当初は物議を呼んだ前衛的なスタイリングでしたが、最近になってようやく見慣れて来たのか、一般の方にも褒められることが増えたような気がします(笑)

2010ARD062.jpg

Tipoシャーシーはさらに使用されることになります。ボトムレンジを担うアルファ145はアルファ33の後継モデルとして開発されましたが、シャーシーはアルファ155と同様にTipoをベースにしていました。日本に正規輸入されたのは2.0Lの4気筒DOHCエンジンを搭載したトップグレードでしたが、本国では1.7Lの水平対抗エンジンなど、アルファ33譲りのラインアップで発売されていました。

2010ARD063.jpg

一方でこちらは正規輸入されなかったモデルです。アルファ146はアルファ145のノッチバック版でリアにトランクスペースを持つのが特徴です。スタイリングを見るとどちらかというとアルファ33の正常進化版はこのアルファ146かも知れません。どうして当時、輸入されなかったのか定かではありませんが、今見ても実用的で魅力的なパッケージングだと思います。

2010ARD064.jpg

アルファ166はアルファ164の後継モデルとして開発されました。デザインはワルター・デシルバによるもので、成功したアルファ156のスタイリングと共通したコンセプトですが、特徴あるフロントマスクが好き嫌いを含め、話題になったモデルです。しかし後にマイナーチェンジされ、ジゥジアーロデザインにより通常のフェイスに変更されると、一転して初期型のフェイスの方が良かったと言われ、アルファ・ロメオにおけるデザインの難しさを象徴するエピソードとなりました。

戦後のアルファ・ロメオ量産車の歴史絵巻を見るような展示車両で、もちろんアルファ156や147と言った大ヒットとなったモデルや115Spiderなどは展示車として見るよりも、会場で参加車両として多く見ることができましたので、結果としてこのALFAROMEO DAYでその殆ど全てのモデルを見ることができたと言って良いでしょう。

長編連載となってしまいましたが、次回はそんな会場で気になった車両をご紹介したいと思います。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

100周年目のALFAROMEO DAY ~その参~

笹本氏のブログで詳細な解説をしろという指示でしたが、既に私のブログでは折に触れて書き尽くした感がありますので(苦笑)、「簡単に」展示車を順番にご紹介していきましょう。
スタートはGiulietta Spiderです。

2010ARD022-1.jpg
2010ARD023.jpg
2010ARD021.jpg

アルファ・ロメオが戦後にそれまでの少量生産の高級車メーカーから量産車メーカーへの転進を成功させたモデルがこのGiuliettaシリーズだと言えます。もちろん最初の量産車は1900シリーズでしたが、販売台数からするとこのGiuliettaシリーズの比ではありませんでした。最近は映画NINEで登場し、アルファ・ロメオを知らない方からも「あのクルマは何?」と聞かれるようになりました。

2010ARD024.jpg
2010ARD025.jpg

隣は同じくGiuliettaシリーズのSprintと呼ばれるクーペモデルです。Spiderのボディデザインがピニンファリーナであったことに対して、こちらのSprintはベルトーネによるデザインでした。しかもこのモデルはVeloceと呼ばれた高性能モデルで、キャブレターがツインとなっています。

2010ARD026.jpg

少し遅れてやってきたのは同じくGiulietta Sprintです。こちらはVeloceモデルではなく標準モデルです。

2010ARD027.jpg

Giulietta SZはGiuliettaをベースにZAGATOがアルミでボディをデザインし軽量化したスペシャルモデルです。

2010ARD028.jpg

生産台数は圧倒的に多いのですが、残存するという意味では希少モデルがこのGiulietta Berlinaです。

2010ARD029.jpg

こちらもスペシャルモデルです。6気筒エンジンを搭載した2600SprintをベースにZAGATOが仕立てたのがこの2600SZです。先ほどのGiulietta SZが軽量化したレーシングモデルであったことに対してこちらはグランド・ツアラーで、どちらかと言うと豪華な仕立てでした。

2010ARD030.jpg

アルファ・ロメオはGiuliettaをベースにしたスペシャルモデルの構想を持っており、それがこのベルトーネのSS(Super Sprint)でした。当初はレーシングモデルとして企画されたのですが、先ほどご紹介したSZのほうが性能が優れていたため、急遽グランド・ツアラーとして企画し直したモデルです。こちらはその後期型のGiulia SSです。

2010ARD031.jpg

Giulia Sprint GTCは、Giulietta Spiderの製造中止と新しいSpider Duetto発表の狭間を埋めるために1年間だけ生産された希少なモデルです。同時にアルファ・ロメオの歴史の中でも珍しいコンバーチブルモデルでもあります。

2010ARD032.jpg

Giulietta Sprintは前期型と後期型が存在します。細かい変更点はともかくとして、オリジナルデザインが当時のベルトーネのチーフデザイナーであったフランコ・スカリオーネによるものであることに対して、後期になるとベルトーネのチーフデザイナーが交代することになります。それが若き日のジョルジェット・ジゥジアーロで、後期型はスカリオーネとジゥジアーロの共同デザインというナンとも贅沢なモデルです。

2010ARD033.jpg

あまりに有名なGiulia Sprint GTA 1300Juniorです。もとがスリークなGiulia Sprintのボディをワイドフェンダーで獰猛な印象に変えています。

2010ARD034.jpg

こちらも同じくGiulia Sprint GTA 1300Juniorですが、大阪のボンバ・ロッサのメンバーの皆さんは自走して来られるのが信条?で、今回も貴重なモデルをキャリアカーではなく自走で持ち込んでいただきました。クルマが貴重であることもともかく、長距離のドライブがさぞ疲れることでしょう。

2010ARD035.jpg

こちらはノーマル?のGiulia Sprint GTA 1600です。ご存知のようにGiulia Sprintのボディをアルミで軽量化し、ツインプラグヘッドなどでエンジンをチューンしたレーシングホモロゲーションモデルがこのGTAで、アルファ・ロメオのレースシーンでの黄金時代を築いたのがこのGTAです。

2010ARD036.jpg

GiuliaをベースにしたJunior-ZはZAGATOが手がけた量産モデルです。もともとZAGATOはアルミボディを得意としたカロツェリアだったのですが、このJunior-Zは軽量化というよりZAGATOの先進的なデザインが素晴らしいモデルです。こちらは1300ccのエンジンを搭載した初期モデルです。

2010ARD037.jpg

一方こちらは後期型の1600ccモデルです。実は生産台数からするとこの後期型のほうが遥かに少なく希少なモデルです。

2010ARD038.jpg

Guilia Sprintの殆どのモデルが揃うのはカフェ・ド・ジュリアとALFAROEMO DAYくらいのものでしょう。元気な姿を見せてくれたのは以前ブログでご紹介したGiulia Sprint GT 1300 Juniorです。

2010ARD039.jpg

こちらは「段付き」でなくなった後期型のJuniorです。1300ccと1600ccのモデルがあるのですが、こちらは1600ccエンジンを搭載した最後期のモデルです。

2010ARD040.jpg

Giulia Sprintの歴史も排気量アップと装備の増加による車重アップの歴史と言えます。だからこそ、軽量版のJuniorの存在が光るのですが、馬力アップと重量アップのバランスが最も取れているモデルがこの1750GTVではないかと思います。

2010ARD041.jpg

これも「御馴染みの」2000GTVです。身近にある某君の2000GTVの外観と比べるのは酷なほど素晴らしいコンディションです。是非某君には目指してもらいたいものです。

2010ARD042.jpg

Giulia系のモデルはSprintモデルがあまりに有名ですが、モデルとしての本流はBerlinaで販売台数も多かったのですが残存台数となると逆転し、Berlinaモデルは希少となっています。
Giuliaシリーズは先代のGiuliettaと異なり、このBerlinaを最初に発表しました。Giulia 1300T.I.(Touring Internazionale)と呼ばれた新しいBerlinaはその独特のスタイリングから「醜いジュリア」と呼ばれました。

2010ARD043.jpg

Giulia Sprintと同様に排気量が徐々にアップされて行きました。Giulia Super 1600は排気量を1300ccから1600ccにアップし、それまでのシングルキャブからツインキャブに変更したSuperなGiuliaでしkた。

2010ARD045.jpg

こちらはGiuliaの兄貴分である2000Berlinaです。Giuliaより一回り大きく内装も豪華なモデルで6気筒の2600シリーズとの間を埋めるモデルでした。アルファ・ロメオの業績が安定して連続したラインアップを企画できるようになったのです。

2010ARD046.jpg

一方でGiuliaは長寿モデルとなりました。2000Berlinaの後継としてAlfettaがデビューした際も、その下のレンジを埋めるモデルは次期Nuova Giuliettaの登場まで待たなければならなかったのです。最後のマイナーチェンジを受けたGiuliaはGiulia Nuova Superと呼ばれ1978年まで生産されることになります。

特別展示車は参加車のなかから選ばれているため、Museo Alfaromeoの展示車のように歴史的なモデルやレーシングヒストリーのある個体ではありませんが、その分オーナーの愛情がたっぷり詰まった展示車ばかりで楽しませてくれます。
次回も引き続き特別展示車をご紹介して行きたいと思っています。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

100周年目のALFAROMEO DAY ~その弐~

2010ARD017.jpg

会場は昨年からの富士見パノラマリゾートという場所で、冬はスキー場、夏はMTBコースという山の斜面の駐車場です。確かにそれまでのグランドとは異なりちゃんと舗装された駐車場ですので天候の心配がありません。
しかし、昨年とは入場の方法が大きく異なっていました。それは車種別に駐車することで、同時に仲間で入場したのですが、115Spider、164、166、Giuliaと各々のグループに誘導されてしまいました。仲間と同じ場所でないのは少し残念ではありましたが、一方で同じ車種で纏まるのはなかなか圧巻で、今後も続けて欲しい駐車方法だったと思います。

2010ARD011.jpg

クルマを駐めたら次は昼食場所の確保で、居心地の良い場所を探したのですが会場の周辺の木陰は既に占拠されており、なかなか20名の大所帯が食事をする場所は空いていませんでした。それでは…と会場を見渡せる一段上の駐車場に場所を確保することにしたのですが、問題は木陰がないことで、昨年も炎天下で苦労したのでどうしたものかと思っていたら、ちゃんと自立式のテントを持ってきたメンバーがいました。このテントは本当に有難く、早速皆で設営し、ラウンジの準備を始めることにしました。

2010ARD007.jpg

食事の準備は女性陣にお任せし…と言うか、とても手を出せる雰囲気ではなく、皆でワイワイと楽しそうに準備をしています。このクラブの素敵なところの一つがこの女性陣同士の仲が良いことで、初対面でも自然に打ち解けているのは本当に有難いことだと思います。

2010ARD006.jpg

受付を済ませ、恒例の記念品を受け取ったのですが毎年恒例の記念ワインが今年はありませんでした。毎年趣向を凝らして用意された記念品もさることながら、ずっと変わらずに頂けるステッカーと同様にこのワインは楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。きっと残念に思っているのは私だけではないと思いますので、是非また復活させて欲しい記念品です。

2010ARD018.jpg

ラウンジに戻ると早くも準備が整いつつありました。今年の食事のテーマはアルファ・ロメオ100周年にかけて「輪」から「和」で(苦笑)、和食を用意することにしました。実は、このラウンジの歴史?の中で今までなかったのがこの和食で、米飯を現地でどう用意するかという難問の前に、考えはしてもなかなか実行できなかったのです。
しかし今年はお祝い寿司ということで、ニ台の飯台にちらし寿司をあらかじめ用意して持って行き、現地で皆で100周年にちなんで飾りつけをしてもらおうという企画にしました。

2010ARD013.jpg

ちらし寿司の飾りつけという企画は大成功で、女性陣は二手に分かれて楽しそうに相手の飾りつけを批評しながら(笑)完成させていました。

2010ARD014.jpg

どちらが勝ちか?という判定は決める間もなく、あっという間に食べてしまいましたので結局はつかずじまいでした。でも、そのほうが平和で良かったのではないでしょうか(苦笑)

さらにサイドメニューはトリコロールをテーマに、和牛のたたきをメインにサラダとかぶで三色とした一品とトマト、アスパラ、帆立貝の三色の一品、そして最後はイカとサラダと赤パプリカで三色を揃えてみました。

2010ARD008.jpg
2010ARD010.jpg
2010ARD009.jpg

デザートは笹本氏にお願いしておいたのですが、彼も今回のテーマが「和」ということで、ちゃんと「和」を用意してくれました。それはナンとお手製のわらび餅で、ちゃんと看板まで用意して来るあたり、段々とこのデザート係りが気に入って来たのではないかと思います。

2010ARD015.jpg
2010ARD019.jpg

さらに新茶のシーズンということで本格的に日本茶を煎れてくれました。実は今回参加したメンバーの一人であるJOEさんの家業はお茶屋さんであり、また笹本氏ももともとは大手のお茶の専売店に勤務していたこともあり、日本茶には一家言ある両氏による心憎いサービスでした。

2010ARD016.jpg

ようやく一息ついたのでゆっくりとクルマを見て回ることにしましょう。
今年は100周年記念で参加したクルマの中から代表的なモデルを選んで歴代順に特別展示をするという企画でした。
流石に諏訪まで自走して来なければならないことから戦前のモデルは参加していませんでしたが、一方でGiulietta以降のモデルはほぼ揃っていました。アルファ164もオーナーズクラブのメンバーから2台が選ばれ、QVとQ4というスペシャルモデルの組み合わせで展示していただき、オーナーにとっては素晴らしい思い出になったことと思います。

2010ARD020.jpg

それでは展示車両となった各モデルを順番に見ていきましょう。詳細な解説を…というリクエストもあるのですが、これまでのブログで何度も書いていることもありますので、詳しくはそちらを見ていただければと思います。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

100周年目のALFAROMEO DAY ~その壱~

恐らく今年は世界中でアルファ・ロメオ設立100周年を祝うイベントが開催されていることと思います。
そんな中で少し残念なのは、本国のイタリアで開催されるイベントが今一つ盛り上がりに欠けていることで、ヨーロッパの不景気に加えてアルファ・ロメオそのものの業績が同様に伸び悩んでいるのですから、会社としてはこれからの生き残りに必死で長寿のお祝いどころではないのかも知れません。
ですので、世界規模で見ても公式イベントというよりも、各地のオーナーズクラブが独自に100周年をお祝いしているというのが実態で、どこまで資金的に援助があるのか分かりませんが(恐らくないでしょう)、勝手にユーザーがお祝いしてくれるこんなメーカーも珍しいのではと思います(苦笑)

2010ARD005.jpg

そしてこの傾向は日本でも同様で、一番大きなアルファ・ロメオのイベントがこのALFAROMEO DAYということは、ここでの100周年記念イベントが日本で最大のお祝いと言って良いかと思います。そしてご存知のようにALFAROMEO DAYは外部からの資金援助を受けないのが信条のイベントですので、今回の100周年に関しても特別に何か援助あったワケではないでしょう(苦笑)
しかし考えてみれば生きているうちに100周年をお祝いできるというのは有難いことで、恐らく200周年があったとしても私は見ることができないでしょうから、不景気であろうが何だろうが精一杯楽しむことにして今年も参加させていただくことにしました。

ALFAROMEO DAYでは仲間のために昼食を用意するのが恒例となっています。毎年繰り返し書いていますが、そもそもはクルマの前に椅子とテーブルを置いたのが始まりでした。そこに座っているとイロイロな方がやってきて話をするようになり、それでは…とお茶を入れるようになり…、さらに茶菓子を出すようになり…、気がつけば食事を用意するようになってしまったのですが、そのメニューもエスカレートの一途を辿り、昨年はケータリングサービスと間違えられるほどになってしまいました。しかし、毎年楽しみにしてくれている仲間のことを考えると止めてしまうワケにもいかず、元来の凝り性から今年は100周年ということもあり、さらに趣向を凝らしたメニューを考えることにしました。

誰が名付けたのがこの「ラウンジ510」の準備があるために、2日間あるALFAROMEO DAYには毎年最終日のみの参加なのですが、それでもおそらくアジア随一の規模のアルファ・ロメオのイベントを堪能するには充分で、毎年ワクワクしてしまいます。
今年も、例年のとおり土曜日は「仕込日」で、食材を買出しに出かけたりその下ごしらえや洗車などで一日が過ぎるのですが、今年はさらに緊急メンテナンスまですることになってしまいました。
これまた例年はその積載量の多さから916Spiderではなく115Spiderで参加しているのですが、その115Spiderが突然調子を崩してしまったのです。

過去のブログにも書いたのですが、突然エンジンが息継ぎを起こしストールしてしまうという症状がまた出てしまいました。
実は以前からこの症状は出ており、それがたまたま雨が降った日だったので、エアフローに水が浸入したのでは?という仮説でチェックしてみたりもしたのですが、残念ながら主治医の工場ではその症状が出ないために、例のごとく「様子見」となっていました。私自身も直接この症状に遭遇したことはなかったのですが、今回たまたま「幸運」にも私が乗っているときにこの症状が出たのです。しかも今回はその症状が重く、最初はアイドリングで回転がバラつく程度であったのが、何度かアクセルを煽ったりしているうちに完全にストールしてしまいました。しかも、その場所は何と!民主党本部前で、警備の警察官達にじっと注視されたのですが、仕方なく坂を利用して路肩にクルマを移動させ点検のためにボンネットを開けても、誰一人、声もかけなければ寄ってもこないのは、彼らの仕事が交通整理ではなく警備だからなのでしょうが、もしこれがクルマの故障を装った爆弾テロだったらどうするつもりなんでしょうか?
それとも彼らがアルファ・ロメオというクルマのことを良く知っており、路上で立ち往生することは決して不自然なことではないと考えていたとすれば、それはそれで恐ろしいことではありますが…(爆)

とにかく、路肩に停めて再度エンジンを始動してみると、かろうじてアイドリングはするものの、暫くするとやはりバラつき始めます。しかもどうやらうまく点火していないようなバラつき方です。良く見ているとイグニッションコイルからカチカチと音がして火花が散っています。

115Distri001.jpg

どうやら原因はこれのようです。すなわち、ディストリビュータの接点が不良でプラグにうまく電気が流れていなかったのです。当初雨の日にこの症状が頻発したのもどうやら湿気が影響していたのかも知れません。
実は以前の点検の際に、この可能性も疑ったために念のためにと部品を海外から手配しておいたのです。その後に症状が出なかったのでその交換をサボっていたのですが、どうやら部品の出番のようです。
しかし、部品はクルマには積んでいなかったので、とりあえずは何とか家まで帰らなければなりません。さもなければクルマを置いてタクシーで部品を取りに行くという選択肢もありますが、この無表情な警官たちの前にクルマを放置する気にはなれませんので、何とかだましだまし家まで持って帰ることにしました。アイドリングではだんだん失火が酷くなるので、信号待ちで停車している間はATセレクターをNに入れて「空ぶかし」をしながらのドライブでしたが、何とか家までたどり着くことができました。

115Distri002.jpg

早速、デストリビューターキャップを外して見ると、見事に接点が磨耗しています。デストリビューターの構造は極めてシンプルで、ローターと呼ばれる羽コマが中心を回転してキャップ内部の各気筒の通電ポイント(4気筒エンジンの場合は4ヶ所)に接触すると各々のプラグへ電気が流れるという構造です。この接点が磨耗して通電しなくなると今回のような症状が出るのです。

115Distri003.jpg

キャップを交換し、プラグコードを間違えないように繋ぎなおし、改めてエンジンを始動してみると何の問題もなくアイドリングするようになりました。心なしか回転上がりも軽やかになったような気がします。

さて、クルマも調子を取り戻したことですし、安心して食材を積み込んで集合場所である談合坂SAへ向かいます。

2010ARD001.jpg

今年のゴールデンウィークは全て晴れという珍しい天気だったようですが、そのゴールデンウィーク明けの週末にもかかかわらず、談合坂SAはまだ結構な行楽客でごった返していました。
そんな中にいつもの通り、アルファ164を中心とした様々なアルファ・ロメオが集まっています。それにしても、もはや街中では仲間のアルファ164以外を見かけることはなくなってしまいましたから、こうして日常の風景の中で見るアルファ164の集団は私にとって新鮮に見えます。
恐らく残存台数で見れば115Spiderよりも遥かに希少でしょう(苦笑)

2010ARD002.jpg

適当に揃ったところで会場に向けて出発です。同じアルファ・ロメオと言えども年式も排気量も異なるモデルが混走するのですから、お互いの巡航速度を探りながらの走行です。こうしたイベントは会場での楽しみはもちろんのこと、往復の走行もイベントで、仲間と一緒に走る楽しみと見知らぬアルファ・ロメオと遭遇する楽しみがあるのですが、皆、このときとばかりに快音を響かせて走って行きます。最初は全体の隊列をリードしていた115Spiderですが、あっという間に仲間のアルファ164に抜かれてしまいました。多分にドライバーの性格もあるかと思いますが、彼らの巡航速度は意外なほど速く(笑)、第二集合場所である諏訪南のコンビニまでついぞ追いつくことはありませんでした。

2010ARD003.jpg

実は今回、意外なほど道中で他のアルファ・ロメオを見かけることがありませんでした。100周年とか言って盛り上がっているのは私たちだけで、世間のアルファ・ロメオオーナーは意外に醒めているのかと思いかけていたのですが、諏訪南ICを降りて第二の待ち合わせ場所であるコンビニに最後に到着すると、そこには例年と同様にちゃんとアルファ・ロメオだらけという光景が広がっていました。
このコンビニで西からのメンバーとも無事に合流し、いよいよ会場へと向かいます。

2010ARD004.jpg

さて、今年はどんなアルファ・ロメオに出会えるのでしょうか。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

次のページ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。