走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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カフェ・ド・ジュリアに向けて・・・

昨年に引き続き今年も、カフェ・ド・ジュリアにお邪魔させていただく予定でおります。

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このイベントはアルファ・ロメオの中でも105系と呼ばれるGiuliaを中心として開催されるイベントで、しかも保安基準に適合し、ナンバーがちゃんとつけられたモデルのみが参加できるというイベントで、参加希望者にとってはハードルが高そうに思えるのですが、毎年の参加希望車は増える一方だそうです。

私の周囲の仲間達もアルファ164を降りた後は新車のアルファ・ロメオではなくどうしても旧いアルファ・ロメオに目が行くようで、青ガエルさんはJunior-Z 1600を愛車にしていますし、ヤル気がないので有名な?R君は115Spider Sr.4に加えて日本に一台のGiulia 2000 GTVを所有するようになりました。

かく言う私自身も、例えアルファ・ロメオであったとしても、どうも新しいクルマには食指が動かず、自分と同じ年のGiuliettaとかを日常のアシに…などと荒唐無稽なことを妄想しています(苦笑)

そんな私たちにとってこのカフェ・ド・ジュリアはこうした旧いクルマを普段使いされているオーナーの方々とその愛車に近づく絶好の機会で、このイベントをきっかけに思い切ってこの「禁断の世界」に飛び込む方も多いのではと思います。
そんな罪作りな(笑)カフェ・ド・ジュリアの開催を記念して?本日は貴重なGiulia 1750GTVのカタログをご紹介しましょう。
このカタログは1971年の北米版ですが、その内容は充実しており、当時の北米マーケットでのアルファ・ロメオのホンキ度?が窺い知れます。
日本におけるアルファ・ロメオの販売戦略はどちらかと言うと感覚的で、「ラテンの熱い血…」だの「モータースポーツの歴史に云々…」といったエキセントリックな表現が先行しがちなのですが、このカタログは実に理詰めで、メカニズムについての詳細な解説や走行性能に関する解説に重点が置かれたものとなっています。
当時の北米のマーケットにおいてGiulia Sprintは小粋なスポーティクーペというより、精緻なメカニズムを持つ高性能なスポーティカーという位置づけだったのでしょう。

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デザインの検証

とても書斎と呼べるような場所ではありませんが、幸いなことに私には趣味のために使える部屋があります。そこにはこうしてブログを書いているPCデスクや模型を作るスペースに加えて、ミニチュアカーを収納する棚や本棚があり、その本棚の殆どのスペースがクルマ関係の雑誌や書籍で占められています。
元来が物を捨てられない性格のため、昔は自動車雑誌の量が増える一方であったのですが、何度かの引越しの際に私の趣味関係の荷物だけが毎回増えて行き、ついにトラック一台分になってしまったのを機に、大減量作戦を決行し雑誌を随分と減らしたのですが、それでも最近はまた溜まる一方になってしまいました。
しかもこうした本はすでに本棚に収納できなくなっており、その本棚の前に縦に平積みしているために本棚の雑誌を見ることができず、平積みの底の本も何があるか分からないという状態で、確かあったはず…と本を捜すのがとてもタイヘンなことになっています。
それでも何かの調べ物をしようとその本のジャングルに分け入ると、目指す本以外にも思わぬものが見つかるのでそれはそれで楽しいのですが、そろそろまた整理をしなければと思っています(苦笑)

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そんな調べ物の最中に見つけたちょっと珍しい雑誌をご紹介しましょう。
それはAuto & Designという雑誌で、その題名の通り自動車のデザインを中心に編集された専門雑誌です。日本ではCar Styling誌が同じコンセプトの雑誌で有名なのですが、決して定期購読していたワケではなく、手許にあるのはこの1990年9月のものだけなのです。
確かどこかの古本市で見かけて買ったような記憶があるだけで、今となってはどういう経緯でこの雑誌を入手したのかは定かではありませんが、なぜこの20年近く前の雑誌が捨てられずに一冊だけ手許に残されたのかはこの雑誌を開いて見るとすぐに分かりました。

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それはアルファ164の記事で、この雑誌の発売された1990年からするとアルファ164の発表から3年が経っていますが、どうやらQuadrifoglioの発表を機に企画された記事のようです。
幸いなことにイタリア語に加えて英語併記の記事ですので写真だけでなくその内容もかろうじて読むことができます。

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最大のポイントは当時のアルファ・ロメオのCentro Stilleチーフデザイナーであったワルター・デ・シルバ氏(アルファ164のデザイン段階ではその前任者であるエルマーノ・クレッソーニ氏が担当)とエンリコ・フミア氏の対談で、1990年当時すでにアルファ164の成功(この記事によるとすでに110,000台が生産されたと記載されています)を確認していた両氏が語るその成功の要因とこれからのデザイン論は面白く、大変興味深い記事です。

デ・シルバ氏はこの記事の中で、「アルファ164はデザインにおけるアルファ・ロメオのカルチャーイメージを再生させてくれた」と絶賛し、そのシャープやイメージはCentro Stileにおけるアルファ・ロメオのデザインにも多大な影響を与えることになったと述べています。

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事実、アルファ33のリスタイリングにはアルファ164の影響が大きく反映され、それは「164効果」と呼ばれ以降のアルファ・ロメオのデザインに多くの影響を与えるであろうと予測し、その中にはアルファ75の後継モデル(アルファ155)も含まれるであろうと述べています。
またエンリコ・フミア氏も、「アルファ164のフロントエンドの処理は今後のアルファ・ロメオのスタイリングに大きく影響するであろう」と述べています。それは恐らくボンネットエンドの鉄板を刳り貫いてアルファ・ロメオのスクデット(盾)を表現する処理のことで、それはこれまでは技術的に不可能な処理でした。

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一方でエンリコ・フミア氏は将来のことに関しても、

「アルファ・ロメオとピニンファリーナは私たちが過去にお互いに与え合ってきたものと同様に、これから将来に何を与え合うことができるかを考えなければならない」
「言い換えればアルファ164のコンセプトはもっと発展され、メルセデスやBMWのような強いユニフォームレンジを形成すべきである」


と述べています。このことは彼がかねてから提唱していた「ファミリーフェイス」と呼ぶ強いブランドアイデンティティを形成することと共通しています。
そして彼はアルファ・ロメオの新しいファミリーフェイスをアルファ164で成功させたこのグリルデザインを用いて、メルセデス・ベンツやBMWのような全モデルに共通するデザイン・アイコンに発展させることを主張しています。

この記事の内容は本当に面白く、図らずも読み入ってしまったのですが、こうしたデザイン論は後になって改めて読み返してみると、その提言どおりになったこと、全く異なった結果となったことなどその結末は様々ではあるものの、中にはドキっとする展望もあり本当に面白いものがあります。
この記事の中で両氏が盛り上がっていたアルファ・ロメオのデザイン・アイコン論は確かにアルファ155以降のモデルに影響を与え、それまで各モデルでまちまちであったアルファ・ロメオのスクデット(盾)の存在がより強くなって行ったように思います。

新しいQuadrifoglioについてもカラーページで紹介されていますが、一般の自動車雑誌の紹介とは異なり、デザインの側面からの記事はなかなか面白く読むことができます。

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こうしたデザインに関する雑誌は最新号もさることながら、過去のバックナンバーを読むのが意外に面白いことを発見しました。例えば、このアルファ164が掲載されている1990年9月号の巻頭特集は、BMWの8シリーズのデザインヒストリーですし、それ以外でもVOLVOの4シリーズやRENAULT CLIOなどその時代に発表された時代を象徴するクルマのデザイン論が掲載されているのですが、その後のデザインの変遷を知った上で改めて読み返すことにより、デザインの面白さを再発見することができます。

皆さんも古本屋でこうした雑誌を発掘して見てはいかがでしょうか?

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916 Spiderのカタログ

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先日、916Spiderの誕生について大胆な?私説を展開したのですが、一方で当時のカタログを見るとアルファ・ロメオがこの新型Spiderをどう売りたかったのかが良く分かります。
特にこの日本版のカタログはそのコピーが独特で、本来のカタログに求められるクルマの機能や性能、装備といったハード面についての説明をベースにするものではなく、情緒的というか感覚に訴えようとする実にエモーショナルなコピーが採用されています。

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個人的にはあまり好きではない切り口なのですが、この新しいSpiderを「買う理由」をどこに求めるのかを一生懸命考えた末のコピーが最初のページに置かれています。

躊躇いはあった。
それは不謹慎なほどに美しく、孤独だった。
似合うだろうか。
忍び込むようにシートに座る。

1000年も昔の話じゃない。
スパイダーに乗る自分。隣に座る見知らぬ誰か。
そんな想像に陶然としたことがある。
現実は肥大する欲望をあざ笑いながら、幾つもの歳を加えた。
映画のようにはいかない。
意気地のない主役。噛み合わないワキ役…。
だが、あの想像は勝手に住み着いたままだった。

ALFAROMEO Spider。
いま、ここに至る。
深呼吸ひとつ。キーを回した。


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それは若い昔にSpiderに憧れたながら歳を重ねたオーナーが、ようやくSpiderを買えるだけの経済力を持つに至ったにも関わらず、一方でSpiderが似合わないと考える自分とどう向き合ってその決断をするのか?
というアルファ・ロメオが想定するオーナー像に対するメッセージが込められています。
そして、その若かった昔に憧れたSpiderとは115Spiderであり、その憧れを新しい916Spiderがどう受け止めることができるかを問いかけてもいるのがこのカタログのコンセプトなのです。

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115Spiderを意識したコピーは各ページのそこここに見て取れます。

懐かしさと驚きがサンドイッチになって顔を出す。

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評論はいやおうなく置き去りにされる。

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通訳も解説もいらないSpiderの美。

それにしてもカタログの前半分もの紙面を使いながら、クルマそのものの説明を何もしないカタログも凄いものだと思いますが、Spiderをこれから買おうとする顧客にとって重要なのはその性能や機能ではなく、Spiderとの生活をどう思い描くことができるか…であることを思うと、能書きより先に伝えたかったのがこれらのコピーに表されているのかも知れません。

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後半部はこの時代のアルファ・ロメオのカタログに共通したレイアウトなのですが、その各項目では先代の115Spiderから何が変わって何が変わらないのかに重点をおいて説明しています。

発表当時に新車でこのSpiderを買ったオーナーの皆さんは、このカタログを穴は開くほどご覧になったのではないでしょうか。
アルファ・ロメオの歴史の中で改めてこの916Spiderの意義を考えたときに、これからもアルファ・ロメオであり続けるために、何を変えて何を残さなければならないかを考え抜いて開発されたモデルがこのSpiderであったと思います。

1987年にデザインを見た当時のFiat社長ヴィットリオ・ギデッラは、

「この美しいクルマを他の誰にも渡さないように」

と賛辞を送ったと言われていますが、エンリコ・フミアさんはこのSpiderの完成を指揮することなく、1991年にはピニンファリーナを去ることとなります。
フミアさんがピニンファリーナを去った年である1991年にアルファ・ロメオのスタイリングセンター(Centro Stille)はそのコンセプトカー "Proteo”を発表し、翌年にはトリノ-ピエモンテ・カーデザイン賞を獲得するのですが、この”Proteo”こそ、フミアさんが1987年にデザインしたSpider/GTVにインスピレーションを受けたデザインスタディであったのです。そしてそれは、後に発売予定のSpider/GTVの成功を予測させるものだったのですが、一方でこのProteoの存在がSpiderのデザインの出自を曖昧なものにしてしまい、当初はピニンファリーナとCentro Stilleの共同作業によるものと言われることとなってしまいました。
それは誰もがこのSpiderがまさか1987年にデザインされていたとは思いもしなかったからなのですが、また発表当初ピニンファリーナもそのオリジナルデザインがエンリコ・フミアさんのものであることを明確にしませんでした。
ピニンファリーナが意図的にエンリコ・フミアさんの名前を出さなかったのか、単なるミスであったのかを今となっては知る由はありませんが、彼のオリジナルデザインのまま8年後に発表されたSpiderは、アルファ・ロメオが残したかったものがちゃんと残されながら、決して後ろ向きのノスタルジアではなく、新しい時代に向かって前を向いたデザインとなっています。
だからこそ、そのデザインから20年以上が過ぎた現在でも決して色褪せることなく、見る人に新鮮な感動を与え続けることができるのでしょう。

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海外雑誌のススメ

日々、雑誌の編集に携わっている皆さんには本当に申し訳ないのですが、最近の自動車雑誌がどうもつまらないと思っているのは私だけではないようです。
事実、自動車雑誌の発行部数は減り続け、あの老舗雑誌も休刊を余儀なくされることになるに至っては単に出版不況だけがその要因ではないような気がします。

もちろん自動車趣味の人口が減っているのが最大の要因であることはその通りだと思うのですが、不況だからこそ、また実車の趣味がままならないからこそ、雑誌でその気持ちを紛らわすのもアリで、どうもそうした現実に編集方針がついて行けていないような気がします。
残念ながら発売される新車の殆どがエコだハイブリッドだの大合唱である現在、新車を乗り比べたりその性能や装備を云々する記事は五十歩百歩で魅力が薄いのは仕方ないとは思いますが、一方でそれに引きずられるように趣味車の記事も何だか迫力がなくなっているように思います。
確かに雑誌の生命線である広告収入の減少により、制作費の削減は相当厳しいものがあると思いますが、景気低迷→広告収入の減少→発行部数の減少→制作費用の削減という負のスパイラルを抜け出すことができなければ、今後もこの低迷は続くであろうことを思うと、愛読している各雑誌の制作に関わる皆さんには何とか頑張っていただきたいと願うばかりです。

では一方で海外のこうした自動車雑誌はどのような状況かと言うと、これが意外と頑張っているように思います。日本で多く愛読されている海外の趣味車雑誌の代表格と言えばイギリスのClassic and Sportscar誌で、以前は定期購読するほど頻繁に購入して読んでいました。
この雑誌の最大の特徴はクラッシックカー、ヴィンテージカーから現代のスポーツカーまでが豊富に掲載されていることで、その写真の美しさと記事の興味深さは毎号読んでいて飽きませんでした。

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一方でイタリア車に絞った雑誌で有名なのがAuto Italia誌でこれまたイギリスで出版されている雑誌です。その名前の通りこの雑誌の最大の特徴は、イタリア車のみを取り上げているところで、よくもまあ続くものだと思いますが(苦笑)、毎号毎号が魅力的な記事が満載されています。
少し古いのですが手許にあるAuto Italia誌の表紙をご紹介するだけで、この雑誌がいかにマニアックなものであるかがお分かりいただけるのではないかと思います。
簡単に内容をご紹介しますと…、

Fiat Punto Abarth

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Abarth Simca 1300 OT

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Lamborghini Gallardo twin test

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Lancia Dilambda

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Ferrari 195 Inter

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Alfa Romeo 155 2.5V6TI

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Alfa Romeo GTV Buyer's Guide

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といった内容で、こんな記事が月刊で続くのですから恐れ入ります。しかも特筆すべきはその写真の美しさで、オリジナル写真を使用しているだけでなく、実に手間のかかる撮影を行っていることが分かります。主な洋書取り扱い店で見ることが可能だと思いますので、機会があれば是非手にとって見ていただきたい内容です。
確かに英語で書かれた記事には抵抗があるかも知れませんが、イタリア語やフランス語と異なり英語であれば何とか読むことができると思いますし、大好きなクルマの記事ですと斜め読みでも何となくその内容が分かるものです(苦笑)

こうした海外の雑誌も昔に比べると随分と入手しやすくなりましたし、書籍独特の為替レートも昔に比べるとリーズナブルになって来ました。日本の雑誌がつまらないから…という消極的な理由からでなく、もっと気軽に読んでみてはいかがでしょうか。

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アルファ166の真実

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身近な仲間がアルファ166に乗り換えたこともあり、アルファ166というクルマに俄然興味が湧いてきました。
しかし、それは決して私だけではないようで、アルファ164を愛車にしている方にとっての悩みは、自分の愛車のこれからのメンテナンスについてが一番で、二番目は次に乗るクルマが見当たらない・・・というものですから、実際に仲間がこうして乗り換えると、その選択の理由も含めて興味深々となるのも無理からぬことだと思います。

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かくして「極悪」だの「ちょい悪」だのと喧しいハナシになってしまっているのですが、そもそもアルファ166は、アルファ164のオーナーにとってはともかく、アルファ・ロメオにとっては立派な?アルファ164の後継モデルであったのですから、アルファ・ロメオにとってのフラッグシップ・サルーンとはどうあるべきか・・・というコンセプトで企画されたクルマだと思います。

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私の手許にはアルファ166が発表されたときのプレスキットがあります。プレスキットとはメーカーが新車を発表する際にマスコミ向けに配布する、そのクルマの開発コンセプトや性能、仕様などを細かく説明した資料で殆どのジャーナリストはこの資料を基に紹介記事を書き、その後に実際に試乗をしたりして更に突っ込んだ記事を書くというのが一般的です。
昔のプレスキットは雑誌の原稿用に広報写真が付属しており、しかもそれは印刷されたものではなく、ちゃんと焼付された本物の写真だったのですが、最近はデジタル化が進み、味気のないCDデータなどになってしまいました。しかし、その内容は昔も今も、ディーラーで配布されるカタログなどより遥かに情報量の多い、そのクルマを説明する最も詳しい資料として価値のあるものです。
ところが、ジャーナリストにして見れば、一旦記事を書いてしまうとこれらの資料は必要なくなってしまい、ある程度は保管しているものの、溜まっていく一方のプレスキットは最終的には捨てられてしまうのが運命です。また、メーカーも必要最小限しか用意しないことに加えて、新車のプレスリリースが終わってしまえば、これまた邪魔になり廃棄されてしまうために、後日にこのプレスキットを入手するのは至難の業となっています。

さて、私が持っているアルファ166のプレスキットですが、アルファ164オーナーズクラブのミーティングにアルファ166の広報車を試乗展示した際にメンバーに配布されたもので、その時に参加していた赤スパのオーナーであるR君より譲り受けたものです。
早速内容をご紹介しましょう。
アルファ・ロメオのプレスキットは伝統的にそのパッケージが秀逸で、優れたグラフィックデザインとアイディアに満ち溢れています。一見するとただのボックスなのですが・・・

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パッケージ上のAlfa166のリアドアを開けることによりボックスを開けることになります。

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ドアの形に切られたフラップを開くと、真ん中にはプレス資料とカタログが収められています。

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さらに右のポケットには広報写真として今回はマウントされたリバーサルフィルムが収められていました。この記事で使っているアルファ166の写真はこの広報写真で、発表当時に多くの雑誌で使われたものと同じです。

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実際の資料の内容ですが、カタログに加えて、このプレス向けに書かれた説明資料にアルファ166の内容が集約されています。

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特にイラストや写真等は使用されていないのですが、その説明は詳細に亙っており、エクステリア/インテリアデザインに加えて、エンジン、スポルトロニックミッション、足回り、クライメイト、セキュリティ/セーフティとアルファ166の特徴を網羅しています。

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本国版のプレスキットとは異なり、日本に導入されるモデルに限っての説明なのが残念ですが、日本語に翻訳されているためにスラスラと読むことができます。

アルファ・ロメオに限らず、このプレスキットは熱烈なコレクターがおり、たまにオークションに出品されたりすると結構なお値段で落札されています。
更にレアなのがセールスマニュアルで、国産車のものを見せてもらったことがあるのですが、ライバル車との比較や、セールス上での想定問答などが載っており大変興味深いものがありました。

機会があればアルファ・ロメオのセールスマニュアルも見たいものだと思いますが、そもそもそんなものがあるのでしょうか・・・(笑)

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