走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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久しぶりのカレンダー

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最近はカレンダーを頂くことがめっきり少なくなってしまいました。
以前は仕事上の取引先やらショップやらがカレンダーや手帳を毎年競うように持ってきていただいたものですが、不景気になると真っ先に縮小されるのがこうした販促物で、これもご時世ですからやむをえないことと思います。
かと言って頂けるものであると何でも良いかというと全くそんなことはなく、お気に入りのカレンダーや手帳があり、その会社から頂けなくなると寂しいだけでなく、困ってしまうのも事実です。

アルファ・ロメオもユーザー向けに素晴らしいカレンダーを製作していました。特にMuseo AlfaRomeoの所蔵車を紹介したシリーズは本当に素晴らしく、毎年楽しみにしていたのですがいつしかそれもやめてしまい、近年はアルファ・ロメオのカレンダーを部屋に飾ることはなくなっていたのですが、今年は久しぶりにカレンダーを頂きました。
それはいつもパーツを輸入しているAlfissimo InternationalのJason Minos氏からのプレゼントで、ドイツで制作されたプライベートフォトによる美しいカレンダーでした。

制作しているこのHEEL社は出版社のようですが、カレンダーの他のラインアップを見てみると相当マニアックで、他にも欲しくなってしまいました(苦笑)。
このアルファ・ロメオのカレンダーに関しては、どうやらオーナーカーを撮影したものらしく、ヴィンテージモデル以外は何かしらモディファイされているのがご愛嬌ですが、12枚組の美しい写真は充分楽しませてくれそうです。
日本ではあまり馴染みのないカレンダーですので、皆さんにもご紹介したいと思います。

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1月は1939年 6C2500 Sport Cabrioletです。トゥーリング社のアルミによるボディが架装され最高速度155km/hを誇った美しいモデルです。

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2月は1987年 75 Turbo Evoluzineです。500台が限定で製作されたホモロゲーションモデルで、今なお75オーナーがモディファイのお手本としているルックスです。写真で見る限り、ホイールとシートはノンオリジナルですが素晴らしいコンディションです。

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3月は1989年 115Spider Sr.4です。身近なモデルですのでどうしても辛口になってしまいますが、ホイールはノンオリジナルでこのインチアップはちょっと??です(笑)

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4月は1月と同様の1937年 6C2500ですが、こちらはアルファ・ロメオオリジナルのB Pescaraというモデルです。

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5月は1977年 Montrealです。Tipo33のV8エンジンをフロントに搭載し、アルファ・ロメオが戦前のように高級GTカーとして企画したモデルですが、残念ながら失敗に終わり思ったほど販売されなかったモデルですが、ベルトーネデザインのそのスタイリングは独特で、今なお希少車として珍重されているモデルです。見たところこれはオリジナルのようです。

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6月は1967年 Giulia Sprint GT1300 Juniorです。GTAではないところが中々シブイ選択ですが、ホイールはオリジナルではなくクロモドラ製にモディファイされています。

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7月は1978年 Alfetta GTV2.0です。大好きなモデルなのですが、これまた残念ながらホイールはロナール製に変更されています。ロナール製のホイールへのコンバートは全然OKなのですが、ボディと同色に塗装してしまうのはどうでしょうか…(苦笑)

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8月は以前と同じ6C2500ですが、こちらは戦後の1947年に製造されたSS Cabrioletというモデルです。ボディデザインはピニンファリーナで、戦後すぐにこのようなモデルが製造されたのですから恐れ入ります。

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9月は1962年 Giulia 1600 Spider Veloceです。Giulietta Spiderとして発表され後にベースとなるSprintボディがGiuliaに発展したことに伴い、マイナーチェンジされたモデルです。

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10月は1961年 2600 Spiderです。直列6気筒エンジンを搭載したハイエンドモデルで、トゥーリング社によるボディが他のピニンファリーナデザインと一線を画すモデルです。

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11月はもはや何も言うことのない2008年 8C Competizioneです。ようやく街中でも見かけるようになりましたが、それでも希少なのは間違いなく、出会ったら一日幸せを感じることができます(笑)

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12月は6C2500のシリーズでも珍しい1947年 Sport Berlinaです。これも戦前から戦後にかけて製造された6C2500シリーズの一台で、ボディはトゥーリング社が担当しました。

このカレンダーも素晴らしいのですが、できればアルファ・ロメオに以前のようなカレンダーを企画してもらいたいものです。

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アルファ・ロメオのカレンダー(2001年版)

これまでご紹介してきたように、以前のアルファ・ロメオのカレンダーは、コンセプトがしっかりしており、また使われる題材も素晴らしいものだったのですが、今回ご紹介する2001年版を最後に特に無理して手に入れるのを止めてしまいました。
個人的には部屋に飾った最後のカレンダーです。

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この年のテーマは「ロッソ(赤)」で、当時の現行車種を赤いボディカラーで統一し、無機質なコンクリートを背景に際立たせるデザインでした。

アルファ156(1月、2月)

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アルファ166(3月、4月)

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スポーツ・ワゴン(5月、6月)

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アルファ スパイダー(7月、8月)

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アルファ GTV(9月、10月)

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アルファ147(11月、12月)

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このカレンダーを改めて見て気づいたのですが、アルファ・ロメオは年々、赤が似合わなくなって来ているような気がします。
以前ブログにも書きましたが、アルファ・ロメオのボディカラーの内で異様に赤が多いのは日本だけの特徴らしく、本国イタリアでは最近はダーク系の色が圧倒的に多いそうです。

クルマのデザインにはイメージカラーというものがあり、デザインするときに最初にテーマとなる色を決めるのだそうです。
ピニンファリーナのデザイナーだったエンリコ・フミア氏によると、アルファ Spider(916)もアルファ164も最初のイメージカラーはシルバーだったそうです。
そう言われてみれば確かに、この両車にはシルバーの「ノリが良い」ように思えます。
アルファ・ロメオの本国のサイトを覗いてみると…、見事なまでにシルバー系で固められています。これを見て「ドイツ車みたい…」と思うのはナショナルカラーのイメージに縛られた年寄りの証明なのでしょう。

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最近のアルファ・ロメオでもストロンボリ・グレーと呼ばれている少し黒っぽいシルバーメタリックの設定がありましたが、個人的にはなかなか良いな~と思います。

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アルファ・ロメオのカレンダー(1999年版)

最近ようやくアルファ166が少し好きになってきました。というかそのデザインが少し理解できるようになって来たというべきでしょうか。
エンリコ・フミアさんのデザインもそうですが、イタリアのデザインはその主張が強く、新鮮であればあるほど、私のような凡人には最初は拒否反応か、若しくは理解不能になってしまうのですが、10年ほど経つとようやく少し理解できるようになって来ます。
国産車のデザインで理解するのに10年かかっていては製造そのものが終了してしまいますから、発表時に万人に受け入れられるデザインにするのでしょう。しかし、それは発表と同時に陳腐化し始め、10年も経てば古臭いデザインとしか見られなくなってしまうのです。もっともそうでなければ新車はどんどん売れませんから、商売としては至極当然なのですが…。

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1999年のカレンダーのテーマとなったアルファ166も発表当時は、そのフロントマスクとアルファ156に似たボディ全体の造形とのアンバランスが理解できず、正直ちっとも好きになれませんでした。周囲の仲間も「あの顔さえなかったらな・・・」という印象が多かったように記憶しています。
ところがいざマイナーチェンジされ普通のフロントマスクに変わったアルファ166は…ちっとも魅力的ではないのです。やはりデザインにはデザイナーが最初に意図した「必然」があるのでしょう。
そう思いながらこのカレンダーを改めて見返してみると、交互に登場する(紹介する写真は並べ替えました)ディテールとクルマ全体の美しいモノクロ写真との繰り返しが、アルファ・ロメオがアルファ166で表現したかかったモダニズムとエレガンスのバランスを印象付けようとしていることが分かります。

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ところが、ご承知のようにアルファ166はセールスとしては失敗に終わってしまいます。その先代であるアルファ164の成功とのあまりの違いにアルファ・ロメオはこのクラスの開発を断念してしまったようです。現在発売中のアルファ159はアルファ156の後継車種ではありますが、サイズを大きくしアルファ166のマーケットともオーバーラップさせようとする戦略なのでしょう。
今後、このアッパーミドルサルーンのマーケットにアルファ・ロメオが戻ってくるかどうかはまだ確定ではありませんが、いつの時代もアルファ・ロメオはそのスポーツマインドを忘れないセレブリティドライバーに向けて魅力的なモデルを送り続けて来たのですから、アルファ159がある現在は、もっと的を絞ったスポーツ(ラグジュアリー)サルーンを開発して欲しいものです。
マゼラーティ・クワトロポルテより一回り小さく、アルファ159より大きく、ずっと洗練されたデザインでラグジュアリーなスポーツサルーンのマーケットは必ずあると思うのですが…。

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アルファ・ロメオのカレンダー(1997年版)

この3日間、知恵熱が出るかと思うくらい普段使わなくなってしまったアタマを使ってしまいました。
本日はリバビリをかねて1997年のカレンダーをご紹介しようと思います。

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先日ご紹介した1996年版では、新しく発表されたSpiderが過去のどのアルファ・ロメオとも異なり、未来を見据えたデザインであることを強調しながら、それが決して過去と決別したものではなく、むしろアルファ・ロメオの伝統の延長線の遥か先を見通すものであることを表現したものでしたが、その翌年の1997年は同様に、GTVを同じように表現しようとしています。
従って、アルファ・ロメオの歴代のスポーツモデルが取り上げられているのですが、そのCGで合成された写真は、確かに美しいものではあるのですが、正直私にはあまり好きにはなれませんでした。
もちろんこれは好みの問題ですので、「おっ!いいじゃん…」と思われた方がいても全然構わないのですが(苦笑)
それでは例によって順番にカレンダーをめくって行きましょう。

1月、2月:8C2900B LeMan

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3月、4月:Giulia Sprint

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5月、6月:Giulietta Sprint

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7月、8月:Giulia TZ2

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9月、10月:Tipo33/2 Stradale

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11月、12月:GTV

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こうやって並べて見ると、アルファ・ロメオが意図したメッセージは確かに伝わって来ますが、問題なのは最後のGTVの構図です。前年のSpiderのカレンダーほどインパクトが感じられないのです。
GTVそのものは、Spiderと同様にいまだに美しく、Evergreenなデザインだと思うのですが、その実車のインパクトが充分に伝わってこないのは本当に残念です。

やはりアルファ・ロメオのカレンダーには、その歴史に培われた強烈なメッセージがなければ・・・と思うのは私だけででしょうか。

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アルファ・ロメオのカレンダー(1996年版)

1995年までのカレンダーがどれほど素晴らしかったかは散々ご説明してきましたが、本日ご紹介するのは1996年版のカレンダーです。
正直、このカレンダーを最初に見たときは「がっかりした」ことを鮮明に覚えています。
しかし、先日ご紹介したアルファ156のカレンダーと同様に、この年に発表された新しいSpiderを紹介したこのカレンダーは、アルファ・ロメオのSpiderの系譜を見事に表現しているカレンダーだと思います。

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1996年のアルファ・ロメオにとって、この新しいSpiderが受け入れられるかどうかは相当心配であったろうと思います。1966年に発表された115系のSpiderは、最終的なSr.4に至るまで30年近く愛され続けて来たモデルです。
そして、115系のSpiderからシャーシーもエンジンも完全に決別し、それまでのFRからFFへと全く新しくなったSpiderは、それまでのどのアルファ・ロメオとも異なる、というかどのクルマとも異なるスタイリングだったのです。
デザインを担当したピニンファリーナは、当時のチーフスタイリストであったエンリコ・フミア氏にその大役を任せ、彼はこの斬新なスタイリングでそれに応えたのですが、発表から10年が経過した今でこそ、このSpiderはその非凡で未だ色あせないスタイリングを賞賛されているのですが、発表当時はそれまでのピニンファリーナに期待されていたオーソドックスで流麗なスタイリングからかけ離れていたため、賛否両論渦巻くという状態だったのです。
しかし、アルファ・ロメオにとって歴代のSpiderは、単にオープンモデルというだけでなく、そのスタイリングがそれまでのモデルとは全く異なる、「未来への提案」であったことをこのカレンダーでアピールしようとしていることが分かります。

1900C52 Disco Volante Spiderで1996年はスタートします。このモデルが1952年の発表当時、どれほど意表をついたものであったかを思い起こさせることにより、まずは新発表のSpiderを説明しようとしたのではないでしょうか。

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そして、次に登場するのが1955年発表のGiulietta Spiderです。ピニンファリーナによる可憐で流麗なこのデザインは、以降のアルファ・ロメオのSpiderに期待されるイメージを定着させたモデルと言えます。

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ところが、アルファ・ロメオは同時に全く異なるデザインのSpiderも発表しているのです。1954年の1900 Sport Spiderは生産台数こそ少なかったものの、アルファ・ロメオはSpiderに対して単に美しければ良いとは思っていないことを表しています。

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そのもうひとつの例として1955年の750 Competizioneを取り上げていますが、これも珍しいモデルでこれほどまで取り上げられたことはなかったのではないでしょうか。

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そして登場するのが1966年に発表された1600 Spider Duettoです。ボートテールと呼ばれた独特なリアの部分を紹介することにより、アルファ・ロメオはいつの時代も革新的であったことを強調しています。

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という流れでこの916系Spiderを最後に見ると、アルファ・ロメオのSpiderに込めた意図が理解できるから不思議です。

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実は私、このSpiderを初めて見たときは正直あまり好きになれませんでした。しかし、このカレンダーと1年過ごしてみて、アルファ・ロメオのSpiderに込めた何か確信犯的な意図を感じることができました。
そして…
10年が経った今、自分がそのSpiderに乗っているのだから不思議なものです。

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