アルファ・ロメオの天国と地獄

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」にまつわる天国と地獄をご紹介します。

2009 Spider's Day

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PCクラッシュのため記事を書くのが遅くなってしまいましたが、所属するClub The Spiderの全国ミーティング "2009 Spider's Day" に参加してきました。
いつもは同じくアルファ164オーナーズクラブの全国ミーティングである "秋のクラブラン" の準備と当日の段取りで忙しく、こちらにはなかなか参加できなかったのですが、今年は仕事の都合で他のメンバーにお任せしてしまったため、久しぶりの参加となりました。

場所は愛知県豊田市にあるリゾート施設"フォレスタヒルズ"という場所で、東京からは結構な距離があります。
頑張って早起きし、首都高に乗るときはまだ夜明け前でした。

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それでも流石にこの時間だと高速の渋滞はなく、快調に富士川のSAまで走ったところでようやく夜が明けて来ました。

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天気は快晴で、洗車をすると必ず雨が降る・・・と言われる私ですが、今日ばかりはハズレたようです(苦笑)

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富士山が見えるとついシャッターを押してしまうのは悲しい性ですが、この日の富士山はとても美しくやはりシャッターを押してしまいました(笑)

PCがクラッシュしたために地図を印刷することができずに、高速の出口まで来ると誰かいるだろうと思って走り続けたのですが、ちゃんとお仲間に出会うことができ何とか会場まで到着することができました。

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このフォレスタヒルズはトヨタ自動車の経営するリゾート施設だそうですが、よくアルファ・ロメオのイベントに貸してくれたものです。もちろん敷地内のクルマはトヨタ車とダイハツ車だらけで、アルファ・ロメオは従業員はおろか、訪れる一般客にも好奇の目で見られてしまいました。

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会場は芝生の上で、日常はクルマでは入ることのできない場所です。このフォレスタヒルズといい、芝生の会場といい、幹事さんの陰の努力はいかばかりだったかと思いアタマが下がります。

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事前に予備駐車場にクルマを停め、ボディカラー毎に入場するという凝った演出のため、時間がかかってしまいましたが、その甲斐もあってただ駐車しただけでない素晴らしい会場が出来上がりました。

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例年はパレードランなど走行を主体としたイベントだそうですが、今年は所謂「置き型」と呼ばれるクルマを駐車してオーナー同士が交流を図るという主旨のためのんびりと晴天の下に過ごすことができました。
しかし決して放置されていたワケではなく、記念品に先日ブログ記事にさせていただいたアニメ”クワドリフォリオ”の作者である岡本健志氏のラベルデザインによる特製ワインが配られたり、あちこちから集めてきた景品を争奪するビンゴ大会やらが催され、決して時間をもて余すことはありません。
その後に、実際に岡本氏が会場に来られ直筆サイン会までもが催されたのですから幹事さんの手配は流石です。

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さて、参加車はあまりイジりようのない916Spiderなのですが、それでも各々が様々なモディファイをしており、それらを見て回るだけでも楽しいものです。

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もう2年前になりますが、エンリコ・フミアさんをお連れしてミーティングに行った際にボディにサインをしてもらったメンバーのクルマにもちゃんとそれは残されていました。聞けば剥がれないように表面にクリアーを塗って保護しているとのことで、フミアさんもきっと感慨無量でしょう。

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ランチは会場内のホテルで行われました。幹事さんは宴会場を手配しており、他の一般客とは隔離?された環境で自分たちだけでこれまたのんびりと食事を楽しむことができました。
こうしたイベントでは参加人数が多いと嬉しい反面、会場や食事の手配が大変です。

今回のイベントにはお世話になっているALFA・DEPOTの坂野さんも一メンバーとして参加されていました。坂野さんが乗ってきた916Spiderは徹夜して仕上げた・・・というホワイトのボディカラーの個体でしたが、商売を度外視して仕上げたという個体は隅々にまで手が入れられており素晴らしいものでした。

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前期型のボディは本来ならばボディ下部は黒色なのですが、サイドミラーまでホワイトに塗装されています。

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ゴールドのホイールはなかなかボディカラーにマッチしています。この組み合わせはなかなか良いと思いました。

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室内には大幅に手が入れられています。シートは後期型を移植してあるのですが、聞けばGTV用のもので、シートベルトガイドがないタイプに後付でガイドを付けて対応したとのことです。
また、悪名高いセンターコンソールのベタベタもちゃんと塗装し直し、アルミシルバーに塗装されていました。

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マフラーは2本出しのアフターパーツに変更されていました。どこのものかは分からないとのことでしたが、爆音仕様ではなくおとなしい音量で好感が持てました。
もし販売するとしたら有り得ない金額になってしまうのでしょうが、部分的にはモディファイの参考になると思います。デモカーとして手を加えながら末永く乗って頂けるとその進化の過程も含めて楽しめると思うのですが・・・(笑)

当日はムリを言ってアルファ164オーナーズクラブのメンバーを呼び出してしまいました。実は私と同様に両方のクラブに所属しているメンバーのアルファ164がクラッシュしてしまい、その補修部品を届けてくれたのですが、彼もこの場所の素晴らしさにビックリしていました。また、彼の極悪仕様のアルファ166はこのブログで取り上げさせていただいたこともあり結構有名?で、即興の見学会になってしまいました。

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さすがにずっと駐めているだけでは・・・ということで会場の周回路を使ってミニパレードランが行われました。参加車両を半分づつ交互に走らせることにより、常に対向車がSpiderという状態となり、これまた素晴らしいアイディアだと思いました。

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クラブの運営には様々なパターンがあると思いますが、このClub The Spiderもネットでの交流だけでなく、こうして直接会うことに重きを置いているクラブだと思います。その分だけ運営には苦労も伴い、クラブを立ち上げた初代会長さんの心労も多く、長期的にクラブを運営し続けていくことは並大抵ではありません。大半のクラブがこの会長さんの疲弊に伴い、それまで会長さんに「おんぶに抱っこ」であったメンバーが自主的に運営を引き継ごうとしない限り消えてしまう中にあって、Club The Spiderは初代会長から二代目会長に交代することにより新しいフェーズに向かうこととなりました。

今回のミーティングに参加して、メンバーがお客様状態ではなく、積極的に運営を手伝おうとする姿を見て、きっとこのクラブもこれからもますます発展して行くであろうと思いました。
当日は充分なご挨拶ができませんでしたので、この場を借りてご挨拶をさせていただきます。

>i-maccoさん
長い間お疲れ様でした。単にクラブを立ち上げるだけなら簡単ですが、新しいメンバーを受け入れ、こうしてイベントを企画し、様々なメンバーニーズに対応して行くのは並大抵ではなかったろうと思います。
しかし、それを理解してくれるメンバーがおり、そしてその苦労を引き継いでくれることこそが初代会長の最大の功績ではないでしょうか。
本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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自動車の歴史絵巻〜その四〜

歴史絵巻もどんどん現代に近づいて来ました。すこしづつ馴染みのあるモデルが登場するのですが、その程度は半端ではなく、走らせるのが勿体無いほどです。

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1956年 AUSTIN HEALEY 100/4です。

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この個体のカラーリングは素晴らしく、AUSTIN HEALEYの魅力が最も映えるカラーリングだと思います。

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1956年 MERCEDEZ BENZ 300SLです。

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これも自動車史に残る歴史的名車です。最大の特徴はガルウイングドアですが、これはチューブラーフレームを採用したことによる構造的な必然で、決して格好良さを追及したためではありません。
機能美の極致と言ったところでしょうか。

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1954年 JAGUAR XK120 Roadstarです。

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とにかくこの個体は格好良くモデイファイされていました。小さなレーシングスクリーンはグラマラスなXK120に良く似合っています。

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1958年 LANCIA Aurelia B24 Convertibleです。

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アウレリアシリーズの中で、こちらはコンバーチブルと呼ばれるオープンボディです。コンバーチブルは名前のとおり屋根が取り外せる・・・という意味で、本来は屋根を付けた状態がスタイリングの基本なのですが、このアウレリアはSpiderと呼んで良いほどオープンの状態が美しいクルマです。

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1959年 FIAT ABARTH Record Monzaです。

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アバルトの魅力は尻だ・・・と言われているとおり、確かにリアビューが素敵なクルマですが、それは意図したものではなく、このRecord Monzaもリアのエンジンルームに空気を流し込むために考えられたデザインです。

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1962年 FERRARI 250GT Pininfarinaです。

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フェラーリの250シリーズは250GTOがあまりに有名ですが、そんなコンペティションモデルばかりではなく、このようにピニンファリーナは豪華なツアラーも仕立てています。

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コクピットも豪華です。フェラーリはそのお値段に対して内装がチャチだという人がいますが、決してそんなことはなく、お金を出せばちゃんと内装を豪華に仕立てることも可能です。すなわちフェラーリの内装は単にオーダーメイドであっただけで、何も指定しなければ「それなり」の内装であったに過ぎないのでしょう。

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垂涎のボラーニ製ワイヤースポークホイールです。現在250GTOのモデル製作をしていますが、実車でもこのホイールはやはりチャームポイントとなっていました。

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こんなツアラーなら快適に京都までドライブできるでしょう。

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1964年 VOLVO 122Sです。

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Amazonと名づけられたこの堅牢なセダンは質実剛健というボルボのイメージを定着させたモデルですが、意外にスポーティで実際にラリーシーンでも活躍しました。

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1964年 FORD Cortina Lotusです。

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普通のセダンであったフォード コルチナにロータス製DOHCエンジンを搭載し、チューンしたのがこのコルチナロータスですが、当時のツーリングカー選手権ではアルファ・ロメオのジュリアと壮絶なバトルを繰り広げたためにアルフィスタにはあまり好まれないクルマです(苦笑)

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1965年 FIAT Abarth 850TC Corsaです。

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アバルトはそのチューンが過激になるにつれ、リアのフードが上がっていくのが特徴です。

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通常はサーキットユースでしか走ることができない車高ですが、これからの道中は大丈夫だったのでしょうか・・・。

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1966年 JAGUAR E-type Sr.1です。

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これも自動車史に残る名車です。

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E-typeはフェラーリの半値で買えることから"Poormans Ferrari"と呼ばれましたが、決してフェラーリの半分の性能ではないところがミソだったため、この種のクルマとしては画期的な販売実績を残したモデルです。

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様々なクルマに影響を受け、その素晴らしいデザインを受け継いだE-typeは、また後の様々なクルマのスタイリングに影響を与えました。

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1967年 DATSUN Fairlady SR311です。

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後のFairlady Zの洗練されたスタイリングと異なり、「トラックのような」と評されたSR311ですが、その豪快な乗り味のファンも多く、今尚愛されているモデルです。

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1969年 FERRARI 365GT 2+2です。

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250シリーズの後継モデルで美しいボディラインを持つクルマです。

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最大の特徴は2+2という名前の通り後席を持つことで、さすがにロングツーリングでは無理ですが、「ワンマイルシート」と呼ばれるとおり、少しの間であれば乗ることのできる後席は貴重です。

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もう一台、365GT2+2は参加していました。

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1974年 FERRARI Dino 246GTSです。

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今尚、ベストハンドリングミッドシップと言われているのがこのDinoで、その価格は高騰し続けているのですが、やはりオーナーの許で元気に走っているDinoは素晴らしいコンディションでした。

これらのクルマがクルマ趣味のない一般の方にどのように受け入れられるのかは正直良く分かりません。金持ちの道楽と受け取られるのか、地球温暖化を省みない反社会的人種ととられるのか・・・。
それでも、私たち人類が英知を集めて作り出したこれらの歴史的遺産を、走っている状態で鑑賞できる機会はそうあるものではないと思います。
博物館のクルマも確かにクルマですが、エグゾーストノートを響かせて走ってこそのクルマで、それは動物園の生きた動物と剥製の違いと言っても良いほど大きな違いがあると思います。
少なくとも自動車は100年に亘り私たちの生活を支えてきたのですから、その功績を真摯に評価するためにはこうしたイベントは必要なのではないでしょうか。

これらのクルマ達がこれからも元気に走り続けることのできる社会にしていかなければならないと思います。

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自動車の歴史絵巻〜その参〜

多少の年代の前後はあるものの、ほぼ年代順にスタートする各参加車両を見ていると、さながら歴史絵巻を見ているような気分になってきます。

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1948年 ASTON MARTIN 2L Sportsです。

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戦後のASTON NARTINはそれまでのスパルタンな路線から豪華なツーリングカーのメーカーへ転換します。このモデルもそれまでのASTON MARTINとは全く異なり、流麗なスタイリングを持つ美しいクーペです。

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1948年 ROSSELI 1100 Sportです。

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この可愛いクルマもイタリアの至宝と言えるものです。

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レストアされたのでしょうが、内装のレザートリムの仕上がりは素晴らしいものでした。

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最近はこうしたイタリアの歴史的遺産とも言えるクルマ達が多く日本にやってくるようになりましたが、こうしたクルマのオーナーは自分のクルマというより、歴史の流れの中での「預かり物」という気持ちが必要でしょう。

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1949年 BENTLEY Roystone Specialです。

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スタイリングはオーソドックスですが、戦後のBENTLEYです。この辺が英国車の面白いところで、新旧のスタイリングが共存しているところは、「何でも新しいものが良いとは限らない・・・」と主張しています。

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1952年 ASTON MARTIN DB2 DHCです。

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David Brownが企画したためにDBの名前が冠されたモデルです。DHCとはDrop Head Coupeの略で屋根が外れることを意味しています。一方でFHCはFixed Head Coupeの略でこちらは屋根が固定されていることを示しています。

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1953年 MG TDです。

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MGというメーカーもこのTシリーズを戦前から連綿と作り続けました。さすがに1950年代にこのスタイリングは古臭いのですが、それがかえって味となっているのがMorganと並んで魅力となっています。
それにしても美しく仕上げられたTDでした。

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1952年 SIATA 750 Spider Crosleyです。

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これも美しいイタリア車です。イタリアではオープン2シーターをSpiderと呼びます。またそれが小さなクルマである場合にはBarcetta(小舟)と呼ぶ場合もあります。英国車に比べると随分とロマンチックなネーミングです。

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1953年 LANCIA Aurelia B20です。

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ランチアマルーンに塗られたこのアウレリアは先進の技術を詰め込んだ高級車でした。

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1953年 PORSCHE 356 PreAです。

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非常に貴重な初期型の356クーペです。このクルマも素晴らしいコンディションで、すぐにでもミュージアムアイテムとなる個体でした。

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1954年 AC Aceです。

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ドライバーは雅楽奏者の東儀さんで、このクルマも彼の愛車として有名な個体です。

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1970年 TOYOTA 2000GTです。

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あまりに有名なモデルですが、この個体はフード上にサブライトを取り付けていました。美しいボディラインをスポイルしているのでちょっと勿体無いような気もしましたが、当時のライトの光量を考えると現実的な装備なのでしょう。

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1954年 JAGUAR XK120 FHCです。

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先ほどご説明しましたのでFHCの意味はお分かりかと思います。XK120はDHCしか見たことがなかったのですが、このルーフラインはとても可愛くボディデザインにマッチしていました。

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1954年 OSCA MT4です。

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OSCA MT4にも様々なボディが架装されましたが、そのどれもが美しく惚れ惚れしてしまいます。

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目の前を走り去るOSCAにしばらく見とれてしまいました。

唯一参加していたアルファ・ロメオでしたが、それが何と1955年1900SSZですから恐れ入ります。

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これは以前に堺 正章さんのドライブで女神湖のミーティングに来ていた個体です。

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間近に見る1900SSZは意外にボリュームがあります。

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1956年 FIATT 600 Derivagione Abarth 750です。

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言わずと知れたFIATのAbarthチューンモデルです。

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最大の特徴は冷却のためにハネ上げられたリアのエンジンフードで、この苦し紛れの処理が最大のチャームポイントとなっているのですから皮肉なものです。

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走っている姿を見て、思わず笑みがこぼれるクルマはそうあるものではありません。その少ない例がこのFIATで、そのスタイリングと「精一杯頑張ってます・・・」というリアのアンバランスさが最大の魅力ではないでしょうか。

まだまだ続きますが今日はこの辺で・・・。

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自動車の歴史絵巻〜その弐〜

前回に引き続き参加した車両を見て行きましょう。

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1934年 RILEY 12/4 Sports Specialです。

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Sports Specialと名乗るだけあってラゲッジスペースが全くなく、エントラントは車外に荷物を括り付けるしかありません。雨でも降ろうものなら人間も荷物もびしょ濡れで、クルマが馬の発展形であることを実感させてくれます。

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今回の出場車の中で一番気に入ったクルマです。エントリーリストを見ればいいや・・・と思って車名をきちんと確認しなかったのですが、リストによると1935年 FIAT 508Sとなっており、明らかに間違いです。

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どなたか車名を教えていただけないでしょうか(苦笑)

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とにかくコンパクトながらボディラインの美しいクルマです。

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リアのコーダトロンカスタイルから1950年後半から1960年代のクルマであることが分かります。

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コクピットもミニマムで当時の大径ステアリングのせいもあり、2名が乗車するのはかなり厳しいのではないでしょうか。

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この年代は各カロッツェリアが様々なボディを架装しており、このクルマもおそらくワンオフではないかと思われます。

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1937年 BENTLEY 4 1/4Litreです。

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当時のフランスのBUGATTI やTARBOTと比べるとBENTLEYは無骨で、まさに「男の証明」という感じです。

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1937年 FLAZER NASH BMW 328です。

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FLAZER NASHがBMWのシャーシーに架装した美しいクーペです。スタイリングは当時の最先端で、特にフロントライト周りの処理が洗練されています。

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1937年 JAGUAR SS100です。

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その性能はともかく、スタイリングに関しては上のBMWと比較するとJAGUARはコンサバですが、当時のクルマのスタイリングはこれが普通で、そういう意味でもBMWがいかに洗練されていたかが分かります。

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1937年 MERCEDEZ BENZ 170V Cabriolet Aです。

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奇しくも連続して4台が1937年製のクルマだったのですが、このMERSEDEZ BENZも素晴らしいスタイリングです。

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1938年 RILEY 12/4です。

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このRILEYもラゲッジスペースがなく、外に荷物を括りつけていました。当時のスポーツモデルはソフトトップはおろか、ラゲッジスペースなぞないのが当たり前で、今回のような小旅行にはツアラーを使うものなのでしょう。

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1939年 FIAT 508C Ala d'Oroです。

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非常に前衛的なスタイリングのクルマです。これが戦前に作られたモデルだと思うと、当時の人々の目にはどのように映ったのでしょうか。

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1939年 JAGUAR SS100 Roadsterです。

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さきほどの1937年モデルと何が違うのか良く分かりませんが、コツコツと手を入れるイギリス人の性格からすると細かい改良が加えられているのでしょう(笑)

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1939年 ROLLS ROYSE Wirath Vanvoorenです。

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ROLLS ROYSEも様々なコーチビルダーがそのボディを架装しています。Wirath Vanvoorenもその一社なのですが、軽快なイメージのあるクルマでした。

一台一台がスタート台に上がり、そのクルマの紹介が終わってからスタートするという形式は一般的なのですが、ギャラリーが多いとクルマが見えず、早くスタートしてくれないか・・・と思ってしまいます。しかし、こうして間近に見ることができる場合は見ていて厭きません。

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自動車の歴史絵巻〜その壱〜

PCは未だ復旧半ばといったところです。このブログを楽しみにお読みいただいている皆様には本当に申し訳ございません。
私のPCはDELLのDimension 2400Cという7年前のモデルです。PCは新しいものが良いのに決まっているのですが、必要にして充分な機能を持っていたことと壊れなかったこともあり、買い換えるきっかけを失ってしまい何となく使い続けていました。
さすがにメモリーの容量は足りなくなってしまい外付けのHDDを繋いで、本体のHDがクラッシュした際の保険として重要なデータはそちらに保存するようにしていたのですが、今回ついに恐れていた故障が起こってしまいました。結果としてOSをリセットしなければならなくなり、PCに保存していたデータは全て無くなってしまったのですが、それは様々なソフトウェアも消えてしまうこととなり、PCは治ったものの、使っていた状態に戻すのに手間がかかって仕方ありません(苦笑)
しばらくは更新が遅れがちになるかも知れませんがご容赦いただきたいと思います。

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さて、La Festa Mille Migliaの模様をお伝えしましたが、その週末にはRally Nipponという同じくクラシック/ヒストリックカーのイベントがありました。
このRally Nipponはユネスコが協賛して開かれたもので、東京から世界遺産でもある白川郷を周り、奈良を経て京都にゴールするという壮大なラリーレイドで、人間が作り出したこれらの文化遺産を自動車という文化遺産で繋いで行こうという趣旨で行われるものです。
春と秋はこうしたクルマのツーリングイベントが各地で開催されるのですが、これまでは特定の地域のみで開催されていた同様のイベントがだんだん大掛かりとなり、今では500km以上を走行するこうしたラリーレイド方式のイベントも珍しくなくなりました。
考えてみれば、自動車が生活の道具として普及途上にある国では自動車を文化遺産として認知されることはなく、日本でようやくこうしたイベントが定着してきたということは、自動車文化がようやく成熟してきたと言えるのかも知れません。

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土曜日の早朝に国立劇場をスタートするということで見学に行ったのですが、La Festa Mille Migliaと異なり、クレデンシャルパスなしで中に入りクルマを間近に見ることができました。
これからはその中でも気になったクルマ達をご紹介して見たいと思います。

Rally Nipponは様々な企業が協賛しているのですが、オフィシャルカーを提供していたBMWが霞んでしまうほど凄かったのが、スタートを先導するクルマを提供したペニンシュラホテルでした。香港の高級ホテルであるペニンシュラが送迎用として保有しているのがこの1936年のROLLS ROYSE Phantomで、それを先導車として提供していたのです。

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こんなクルマで送迎されて見たいものですが、信頼性の点では現実的ではなく、日常で使用されているのはこちらのPhantomなのだそうです。

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この2台のPhantomには70年の隔たりがあるのですが、そのどちらもがちゃんとROLLS ROYSEのPhantomとして成立しているところが、ROLLS ROYSEのブランド力の偉大なところで、それはたとえBMWが買おうが何をしようが全く揺ぎないものであることが良く分かります。イギリス資本を離れたROLLS ROYSEに関してイロイロと異論を唱える人もいますが、こうして新旧のPhantomを見比べて見るとそのアイデンティティのオーラはちゃんと受け継がれています。

参加車両を見る前にすでに感無量となってしまいました(笑)。気を取り直してゼッケン順に紹介して行きましょう。

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ゼッケン1番は日本が誇る1964年 HONDA S600でした。

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今尚魅力的なこの2シーターオープンスポーツは当時の日本の経済状況からすると全く商品としては成り立っておらず、もし当時に現在のようなマーケティングによる商品企画をしたのであれば絶対に世に出なかったモデルです。

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1929年 BUGATTI T35Cです。

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La Festa Mille Migliaで散々見たので冷静に見ることができましたが、本来なら狂喜乱舞するべきクルマです。間近に見たBUGATTIは自動車と言うより芸術品のような仕上がりでした。当時のBUGATTIが他のクルマと一線を画すモデルであったことが良く分かります。

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こちらは1925年 BUGATTI T22です。

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前車のT35Cよりも薄いブルーに塗られたT22ですが、BUGATTIブルーと呼ばれたフレンチブルーは後年になるほど濃くなっていくのが興味深い点です。

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1932年 ASTON MARTIN LeMans Competitionです。

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La Festa Mille Migliaにも出場していたのですが、このクルマでLe Mans24時間レースを走ったのですから当時のレーシングドライバーの凄さが窺い知れますが、このオーナーもきっと同じコトを考えながらこれからのロングツーリングに出発したのでしょう。

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1933年 TARBOT 90Sです。

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珍しいモデルですが、TARBOTも戦前のフランスの高級車でした。第二次世界大戦でフランスに進駐したドイツの将校が好んでTARBOTを接収したそうですが、それはドイツ車にないエレガンスを持っていたからでしょう。

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1933年 MG Magnakです。

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戦前戦後を通じてMGはライトウエイトのスポーツカーを得意とするメーカーで、戦前のモデルにもその特徴が顕著に現れています。それにしてもドライバーのコスチュームは決まっています。

RALLY NIPPONの出場車はヴィンテージカーからヒストリックカーまで多岐に渡っており、楽しませてくれます。また会場での出場車紹介も的確で、見学者への配慮も行き届いていました。
しばらくはこうして出場車をご紹介して行きたいと思いますのでお付き合いください。

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